第5週目の番外編・展示のお知らせ
一年に何回かある、第5週めの木曜日。ふだんなら、つまみさんが何か書くか、って感じになることが多いのですが、前回の「やっかみ」でみなさまご存知のとおり、つまみさん、それどこじゃねえ…!
そんなわけで、ここにいるのは8月の「なんかすごい。」を夏休みで一回ズルした(←語弊)はらぷです。
わたしのようなものぐさは、今回のように一回お休みが入ると、「次は何を書こうかしら」という気持ちさえぶっとんでしまう。先月何を書いたかすっかり忘れてしまっていた。
あわてて確かめると、妹のところに猫が来たことについて書いていました。そして、アノニムギャラリーで祖父の展示のさいちゅうだったのですね…。
なんだか遠い過去のように思われるのに、たったひと月まえのできごとか…。
猫はというと、めでたく妹家の一員となり、おそろしいいきおいでごはんを食べ、日々たくましく成長しています。
名前は「はづき」ちゃん。言っておくが男子です。雌猫のほうが自分にやさしくしてくれるのではないか、という幻想にもとづき、猫飼いデビューの義弟が命名。だから雄だよ。
そして、茅野のアノニムギャラリーでの展示は、たくさんのかたに見ていただいて、無事終了しました。
前回の記事でも書きましたが、会場となったアノニムギャラリーの空間がそれはそれはすばらしく、設営のため会期の前日に行って作業をしたのですが、時を経た建物のもつ特別な空気と、祖父の作品が絶妙に調和して、だんだんと空間ができあがっていくことに、胸の高鳴るような喜びがありました。
ふだんから見てくださっている方をはじめ、遠くからきてくださった方(芳名帳には、北海道や岡山の住所まで…!夏休み、またはご用事のついでがあったのだと推測しますが、どうやって知ってくださったのか気になるー!)、そして、どれどれ、こんどのアノニムの展示はどんなかな?と覗きに来てくださったたくさんの地元の方々、このコラムやツイッターなどで気にしてくださっていたみなさま、ほんとうにありがとうございました。この場を借りて、御礼申し上げます!
おーい、じいさん、みてるかい!と何度思ったかわかりません。
そして、もうひとつお知らせです。
来月20日から、東京の西荻窪にある「もりのこと」というギャラリーで、ふたたび展示をさせていただくことになりました。
「もりのこと」さんはいつも他にはないような素敵な企画をされているギャラリーで、お話をいただいたときには仰天しましたが、考えてみたら、じいさんの作品を展示するのにわたしが怯む必要ねえ。どうだ!というきもちで、いざ、鎌倉!(西荻です)
とはいえ、「もりのこと」の空間(あたたかみがあって静謐で、とても居心地のいい場所なのです)にいちばん合う展示はどんなふうか、ここならではの展示にできたらいいな、と思って、いろいろ考えているところです。
で、そのために何をしているかというと、今、冊子を作っている。
祖父の部屋には、日々のことや自分の思いをかきとめた原稿や書き付け、作品作りのアイデアにしていたと思われるスクラップ帖などがたくさん残っています。
この冊子は、そうしたもののなかから、祖父の創作魂にかかわる(と私が感じた)ものを選んで、まとめたものになる予定です。題して『祖父の創作ノート』(仮)。
また、祖父と縁のあった方数人に寄稿をお願いしていて、それだけでもかなり読み応えのあるものになりそうです。楽しみだなあ。
と、ここまで書いてきて、みなさんはお気付きでしょうか、展示の会期は9/20から、それに間に合わせるためにはそろそろ印刷所に入稿しなければならない日もせまっているというのに、この期に及んでまだ「予定」を連発しているということに…。
冊子作りのむずかしさ!
原稿選び、画像処理、フォント指定に画面構成…
仕事がら常に本に触れてはいても、当然ながら、見るとやるとは大違いです。
こんなはじめてづくしで、なぜやろうと思ったんだ私よ…。
前回作った作品集『祖父の人形』は写真が主で、画面構成もほぼフォーマット化していたので、もっぱら「使う画像(作品)とその順番」決めに力を注げばよかったのですが、今回は1ページ1ページすべてが自由!組み合わせや順番によって、かなり文脈が生まれてしまいます。
それは「孫から見た」という趣旨のこの冊子の大事なところでもあるわけだけれど、とてもこわい。
胸に去来することば、それは「身の程知らず」…。
いま絶賛煮詰まっておりまして、もういやだ…やめたい…。
自分で勝手にはじめて、勝手に苦しんでいるこの自作自演感。やらねば…と思いつつ、あかん…もう寝ちゃおう…となっている日々です。
夏休みの宿題をためこんでいる子どもたちよ、気持ちがわかるよ…。
元来、締め切りがギリギリにならないとエンジンがかからない性格なのですが、年々エンジンがかかるのが遅くなり、かつ噴射力が衰えてきていることを感じます。これは体力ですね。もう徹夜とかできないんだからあんた、わかってんのかな…。
締め切りないのに毎日何かつくっている人って、いったいなんなんだ。ほんとうに尊敬しかない。
そんなわけで、冊子作りはこの一週間が勝負です。
それはさておき、もしお時間と距離がゆるせば、ぜひ展示に足をお運びいただけましたらとてもとても嬉しいです!
西荻窪には、古道具屋や雑貨屋、おいしいお菓子屋さんなど、小さなお店がたくさんあって、散歩にもぴったりのところです。
【祖父の人形のこと】
会期:2018年9月20日(木)−9月30日(日)
※25・26はお休みです。
時間:12:00−19:00
会場:もりのこと
東京都杉並区西荻北4-9-3
※会期中、20日(初日)と23(日)、24(月・祝)は、私も在廊します。
祖父が他界して、一昨日でちょうど3ヶ月になります。
3ヶ月、というとついこのあいだのことなのに、じつは、まだ3ヶ月しか経ってないのか…と思ってハッとするということがよくあります。
今年のお正月は無事にむかえて、梅雨直前までいたんだのになあ。
By はらぷ
※「なんかすごい。」は、毎月第3木曜の更新です。はらぷさんのブログはこちら。
※はらぷさんが、お祖父さんの作ったものをアップするTwitterのアカウントはこちら。
つまみ
行く!
待ってろよ、もりのこと!!
いまねえ
ふふふ。。
わたしも、行きますぞぃ。
はらぷ Post author
つまみさん&いまねえさま
わああ!返信遅れてすみません!!
嬉しい!いざ来い!待ってます!!!(ビックリマーク多すぎ)