宇宙人のヨメ
気がつけばシマ島の五十路男、ザビ男と結婚してから5ヶ月がたとうとしております。
早や5ヶ月、とはとても言えないなあ。まだ半年もたっていないのか、と驚いてしまうくらい、それはそれは長い5ヶ月でございました。離島暮らしで環境がいっぺんに変わってしまい、体調を崩したり情緒不安定になったりといろいろありましたが、それでも「島から逃げ出したい」と一度も考えなかったのは、ひとえにザビ男が(良くも悪くも)デンと構えていたからだと思われます。
終わりのないトンネルの中みたいに感じられた日々に光が見えてきたのは、ここ10日ほどのこと。さいしょの動きは、やはり仕事でした。あわただしい観光シーズンが終わったせいか、求人がぼちぼち出るようになったのです。求人はないかといまかいまかと待ち構えたわたしとしては、このチャンスを逃すまじ!とさっそく就活をスタート。
離島暮らしでよかったと思うのは、東京時代のように「こんな中年が応募してもどうせ相手にされないよね…」と躊躇しなくなったこと。若者がほとんどいない超高齢化社会の離島では、オバフォー世代がなんといっても労働の担い手。同世代が社会の中心でガンガン働いているので、求人の応募資格もたいてい「55歳くらいまで」と年齢層が広く設定してあります。先日届いた村の広報誌には「49歳までの若い世代は…」と書いてありました。
若い世代!
若いと言われちゃ、はりきらないわけにはいまいりません。村営宿泊施設で従業員募集が出たときは、まっさきに応募いたしましたよ。宿泊施設ですからシフト勤務でしょうし、肉体的にはきついと思うけど、観光業界に少しでも関わって今後の足場にしたいと思いましたし、何よりひとりで悶々としているよりはるかにマシ。よほどのことがない限り、採用されれば受けるつもりで面接に向かいました。
「月3回以上は宿直があります。場合によっては早朝から勤務して、日中休んで夕方から勤務に入ってそのまま宿直ということも月に何度かあるかと思います。あとは大型バンを運転して宿泊客を送迎していただく必要があります。フロント業務というよりは、民宿を運営するような感覚ですね。連休もとれなくなるかと思いますが、大丈夫ですか?」
よほどのことだったあああああ(T_T)
あまりのハードさに家族からの反対もあり、結局無念にもお断りすることになってしまったのですが、あとから聞いた話によると従業員募集に応募してきたのはわたしひとりだったらしい。これまで何度となく応募がかかっていたらしいのですが、村民はその仕事がキツいのを知っているので誰も応募しないそうな。そうか、公に募集がかかるっていうのはそういうことなのね…。
それにしても、面接のときのこと。
「旅行が趣味ということですが、出かけるときは1ヶ月くらい行かれますか…?」
「いえいえ、長くても1週間というところですが、1泊2日で十分なこともあります」
「ストレスはわりとためるタイプですか?」
「え? いえーそうでもないと思いますが…」
「旅行に出ないと辛くなるとか」
「…そうでもないと思うんですが…???」
いったい何が言いたいのかと不審に思っていると、
「だってほら、ねえ、ザビ男さんはいつもふらっとどこかにひとりで行っちゃうから。奥さんもそうかと思って」
あーなるほど。狭い村社会ですから面接官の方は当然のようにザビ男のことを知っているわけですが、そうした会話の中でザビ男が「いつもふらふら一人旅している変わった男」と島民に認識されていることを知り、なかなか新鮮な気持ちがいたしました。そういえば、初めてザビ男のお姉さん夫婦にお会いしたときも
「あいつはなんというか…個性的な男だから、失礼ながら、どんな女性を連れてくるのかと心配していたんですよ」
と言われたことがありました。そのときは「はあ…普通ですいません」と返すぐらいでしたが、その後も就活の折や島民とのふれあいの中で「あいつは風来坊」「ぷいっといなくなる」「変わってる」とそんなことばかり耳にしまして、「ザビ男ったらどんだけ風来坊キャラよ?」と苦笑することになったのであります。
そんなある日、ザビ男が仲良くしている仲間の方々に誘われ、島で初めての飲み会に参加することになりました。これまた、わたしにとっては待ちに待った飲み会! 男女10人ほどの宴会でしたが、これまたわたくし最年少。どこに行ってもぺーぺーの48歳でございます。
飲み会はまあー楽しかった。楽しすぎてつい飲み過ぎて翌日廃人になりましたが(島民の飲み方、尋常じゃねえ!)、そのとき「仕事を探しているんですけど、なかなか求人がなくて」という話をぽろっとしたところ「えっ! うちに来ない?」「うちも人探してるよ!」とあちこちからお誘いが。やはり島では縁故採用が中心なんだなあ、と痛感した次第ですが、飲み会の翌朝には早速スーパーのバイトに来てくれないか、と早速面接の打診が。
とりあえず流れに乗って面接に行ってみると(履歴書不要だったし)、それはもう面接というより顔合わせみたいな感じで、「今週いつから入れる?」ってことになって、数日後にはスーパーのエプロン着てがんがん働くことになったのでありました。
あれだけ悩んでいたのが嘘のように、動き出してみればあっという間のこと。今では島民に囲まれて、せわしない毎日を過ごしております。思えばわたしは田舎育ちではありますが、それはあくまで子供の世界のことだったんですよね。大人としてどう地域社会にとけこむか、ということは全く知らなかったわけですから、なじめなくて当然といえば当然だったかもしれないなあと今なら思います。
ちなみに、スーパーの面接時に社長の奥さんと会ったのですが、ザビ男のことは小さいころから知っているようで、
「ザビちゃんはちょっと変わっているわよね。宇宙人みたいだけど、気にしないでやってね」
宇宙人!!
そうかそうか、わたしは宇宙人と結婚したのか。どうりで地球のやり方が通用しないわけだ、と妙に納得。
でも島民のみなさん、安心してください。
宇宙人との暮らし、あんがい悪くないですよー。
というわけで「オバサマー」の夏も、ようやく終わりとなりました。スーパーで出会う不思議な島民など、機会があればまたお話しできればと思いますが、しばらくは島民としてシマ島生活になじめるようにがんばっていく所存です。
じじょうくみこ、48歳。宇宙人のヨメとして、ギャラクシー街道まっしぐらで進んでまいります!
これまでおつきあいいただき、ありがとうございました!
また会う日まで、チャオ~♪
おしまい
Text by じじょうくみこ
Illustrated by カピバラ舎
女もつらいし
パンフレットって売ってるんですね
nao
毎回楽しく読んでいました。
笑いながら、ちょっとハラハラしながら、たまに少し涙ぐみながら。
ザビ男さん、素敵な人ですね!
サマーが終わってしまうのは寂しいけれど
次回またパワーアップして帰って来られるのを心待ちにしています。
お幸せに!!
okosama
じじょくみさん、こんにちは!
ボディボードで乗り出したかいがありましたねぇ(笑)。鍛えた腹筋背筋も、新しいお仕事の役に立ちそう!
ヘロヘロになりながらも、楽しい連載を続けて下さり、本当にありがとうございました&ごちそうさまでした(^.^)
ところで、時間を巻き戻しますが、宇宙人ザビ男さんとは波長が合ってご結婚を決められたのでしたよね。ザビ男さんはどうやってじじょくみさんを探しあてたんでしょう。気になるけど、それはまた別の話?
ひろぴ
毎回楽しみにしていました
終わっちゃうのはさみしいけど
ネタそろえてまた復活を楽しみにしています
はしーば
連載お疲れ様でした。
寂しいけれど、日本の何処かの離島、シマ島でSFG48の活動をしながら、エプロン掛けて駆け抜けるスーパー・じじょくみ・ウーマンを本島から応援しています。
いつか、近いうちにひょっこり帰り咲いて下さることを期待して。
いまねえ
おお。。
前回の記事ではお蝶婦人か、星一徹か、というザビ男氏、実は宇宙少年ソランだったのか。。
なにはともあれ、一点突破全面展開、シマシマ人として歩み始めた、
じじょくみさんのシマシマレビューをお待ちしております!
楽しい夏をありがとうですぅ!
島生活の49歳
慣れるまでは、誰がどこに生息しているのかわからなくて、みんなどこに行った〜と地上の星を歌いたくなるくらい誰にも会わないんですよね。
会う機会がないので家に彼の仲間を男女いっぱい呼んでもらって、宴会を数回(作るのは旦那)したら、あっと言う間に知り合いが増えました。やっぱ飲み会ですよね〜。じじょくみさんにも出会いがあってホント安心しました。
マーキョン
私たちの長い夏も、ついに終わってしまうのですね。いつまでも続いて欲しかったです。
スーパーのお仕事にも慣れて一段落されたら、またのカムバック、お待ちしております。
お身体を大切になさってください。
あずみ
あぁ、終わってしまうんですね。寂しいですわー。落ち着いたら、またシマ島の生活をお知らせくださいませ!
このレポート、私、自分のことのように拝見しておりました。
知り合いナシ、よそ者感ハンパなし、やることナシという状況、ものすごくものすごくわかります。
このレポートを拝見しながら、毎回心配していたんです。私は、結婚してすぐに中国大陸で生活し始めたんですが、そのとき、じじょくみさんとまったく同じ状況になりました。心の状態が崩れてしまうって、自分でもびっくりしましたよ。当時高層マンションに住んでいて、その部屋の窓から大通りの車の混雑振りを観察してはブツブツ言い、一日中N○Kさんを見ながらテレビに突っ込み、「ありゃ飛び降りるな(幽体離脱中の本人談)」というくらい変でした。ですが、日本語を教えるお手伝いを見つけて外に出始めてからは、元気になれました。
ずいぶん大人になってからの新境地って、けっこうアレですよね。
身体と心を上手にメンテしてってくださいね。
ああ、よかった。スーパー! ビバ!スーパー!
本当にシマ島でじじょくみさんと飲み明かせるように、小銭貯めます!
takeume
シマ島民への大きな一歩!おめでとうございます。
きっと、スーパーは地域の情報の宝庫だと思います。
○○さんとこに都会から嫁が来たらしいとか、
□□さんとこの息子さん××大学に行くらしいよとか、
来年には「情報屋くみちゃん」として活躍されてることと思います。
そのネタが貯まったら、ぜひぜひ回覧板を回してくださいませ~~!
それまでジッと我慢の子 してます。
楽しい宇宙人のヨメ生活を送ってください。
花緒
連載楽しく読ませていただいていました!
ご結婚されてから波乱万丈で…、でも楽しそう♪
宇宙人ザビ男さんとこれからも仲良くね(*^^*)
アメちゃん
おはようございます!
しつれいながら、じじょくみさん!
じじょくみさんは、普通の人じゃないとおもいますよー。
それは、
ユニクロの試着室で
グリーンのスキニーパンツをはいて
カエルの足をした状態で
自撮りしたのを見たその時から
「こ、この人は、(私にとっては良い意味で)変わってるぞ!」
と、ひそかな愛着をもったのでした。
そりゃあ、宇宙人をオットにしますよね。
っていうか、私たちも地球人という名の宇宙人ですけど^^。
どうぞお身体を大切に、お仕事頑張ってくださいね。
次のシリーズを楽しみにしています!
Naomi
お疲れサマー(⌒-⌒)
立冬に乗り遅れなくて良かったです。(笑)
またの連載を楽しみにお待ちしておりますー♪
きゃらめる
連載お疲れsummerでシマ島~!
慣れない土地での新婚生活で体も心も疲れているのに、それすらネタにしてしまうじじょくみさん
宇宙人ザビさんの妻に相応しい女性は貴女以外にいらっしゃいません(^^)
どうぞしばらくは島の暮らし専従で、ご夫婦ご家族みなさんお元気で♡
そしてまた溢れるパワーを持て余しはじめたその時には、抱腹絶倒の連載をスタートさせてくださいね(^_^)b
ゆーっくりのーんびりお待ちしています♪
じじょうくみこ Post author
みなさま、お返事遅くなりまして申し訳ありません! 珍しく風邪でぶっ倒れました・・・(ー ー;)
まとめてお返事、ご容赦くださいませm(_ _)m
>>naoさま
最後まで伴走してくださり、本当にありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
不徳の致すところで、ハラハラさせちゃってすみません・・・(不整脈出てませんよね?)
またチャンスがあれば、島の話など披露したいなと思っておりますので
それまでどうぞ、お元気で!
>>okosamaさま
いつもまっさきにコメントくださり、本当にありがとうざいました!
いやほんと、おかげさまでバイト先で筋肉鍛えられております(笑)
バイト始まってからは毎日が締め切りとの戦いで、かなりきつかったですが
(遅刻ばっかで面目ないです。。。)
ぶじ夏を終えることができて、わたしもホッといたしました。
オバフォーメンバーとしては、まだまだがんばりますので、引き続きよろしくです( ´ ▽ ` )ノ
>>ひろぴさま
コメントありがとうございました!
はい、また元気になったらw戻ってくるかもしれません。
ウェブマガジン上ではまだまだ活動しますので、今後とものぞきに来てくださいませm(_ _)m
>>はしーばさま
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
季節はめぐり、時はすぎ、いまは満身創痍のわたしも
また書ける日がやって来るかもしれませんw
その日まで、どうぞお元気で! またお会いしましょう〜。
>>いまねえ
いまねえさま・・・最後までありがとうございました!
しかし宇宙少年ソラン・・・ごめんなさい、検索してやっとわかりました(笑)
かいらしい少年にたとえてもらって、ザビ男も本望でしょう( ̄▽ ̄)
夏、というか秋、というかもはや冬のはしりですが(汗)
世界で一番長い夏!を共にお過ごしいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
次までにネタかき集めときますw
>>島生活の49歳さま
コメントありがとうございます!
お名前と内容からすると、もしかして同じ境遇だった方でしょうか??
そうかそうか、やっぱり飲み会ですか!
ザビ男は飲まない人のせいか、その手の感覚に疎いようです。
飲み会も行きたがらないし、友人とワイワイごはんを食べるタイプではないようですね。
薄々わかってましたが、まさかそこまで!?と驚きました(ー ー;)
わたしもあまり家に人を呼んで何か・・・ってタイプではないので
結局ここまで悶々としながらきちゃいましたが、とりあえず飲めて本当によかったです。
「もしかして本当にこのまま誰とも知り合えないままなのでは??」
と本気で不安になっていたので。みんな気持ちは一緒なんですねえ。
コメントいただけて、わたしも安心しました( ´ ▽ ` )ノ
じじょうくみこ Post author
>>マーキョンさま
いつもまめにコメントくださり、心強かったです。ありがとうございました!
あれ気づいたら秋だし、秋っていうか冬だし!とかなり焦っておりましたので
もっと続いてほしいなんて言われて、わたくし調子に乗ってしまいますわ。
もういっそ1年中サマーにしちゃいます?(爆)
ご心配おかけしましたが、また元気に戻ってきたいと思います〜( ´ ▽ ` )ノ
>>あずみさま
あずみさま!いやーん、そんなに心配してくださっていたのですかあー( ; ; )
外国での暮らしとなると、なおさら孤独感がきつかったのではないですか?
いやーーもうわかる!わかりすぎるくらいわかる!
このネタであずみさまと一晩中酒飲みながら語り明かしたい!!(お茶でも可)
やっぱり自分から外に出て働くか何かしないと、地域にとけこむって本当に難しいですね。
痛感しました。いやはや、もう二度とごめんですw
そのあたりも含めて、あずみさまの台湾レポートもまた読みたいです!
>>takeumeさま
本当にいつも温かいお言葉、心強く思っておりました。感謝感謝です。
諜報活動については、珍獣パラダイスにエリコさま直伝の秘儀をマスターせねばです!
そういえば、スーパーで働きだしたころ、町内で誰それがお亡くなりになったと聞いて
帰って「亡くなったそうですね」と何気なく話したら、まだ誰も知らなかった!
「早速準備しなければ」などと言われ、不謹慎ながら、ちょっと役に立てて嬉しかったです(てへ
>>花緒さま
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
なんですかねえ、最初は穏やかな暮らしになるんだろうなあと思っておりましたが
結局はどこいっても何かしら事件は起こるのだな、と知りました。
それもこれも宇宙人パワーかもしれません(笑)
またどこかでお会いできるのを楽しみにしております!
>>アメちゃんさま
最後までおつきあいありがとうございました!
そんな古いネタを覚えてくださっている方がいたとは!
アメちゃんさま、マニアですね(オイ
そうですね、みんな地球人という名の宇宙人ということで、
おあとがよろしいようで( ´ ▽ ` )ノ またお会いしましょう〜。
>>Naomiさま
いやはや立冬ギリギリでした(爆)
まさかここまで夏をひきずるとは。。。サマーなタイトル作ってくださったのに
妙にシュールな絵ヅラになっちゃってすいませんでしたm(_ _)m
今後ともどうぞよろしくおつきあいくださいませ〜!
>>きゃらめるさま
本当に最後まで、励ましのお言葉心にしみましたですよ・・・( ; ; )
今度キャラメルを見たらきゃらめるさまを思って頭を下げたいと思います(そこ?
次にお会いするときには、もう少しマシになっているといいなあ〜。
まだまだ悩みは尽きませんが、これからも精進いたシマ島!
またお会いできる日まで、キャラメル食べますねー(違)
カピバラ舎
こんにちは。
1回前は少々(けっこう?)心配しましたが、
よきところに落ち着きそうでまずはよかったですね。
ウィンターでもスプリングでも描きますからね!
その後の展開も楽しみにしています。
そこそこ楽しい毎日を〜(^.^)ノ
じじょうくみこ Post author
>>カピバラ舎さま
うほーい、コメントいただき恐縮ですっ!
今回もイラストをありがとうございましたm(_ _)m
後半はタオル一枚で寒かったですが(はいて・・・・ないのか?)
次のシーズンはもこもこJKでよろしくお願いします!
着ぶくれしてます、と言い張ります!
さや
やっぱりじじょくみさんの言葉選びが大好きでニヤニヤして読んでました!
冬も春もじじょくみさんのお話が読みたいです〜〜!!!
まずは変わりやすい気候ですので、お体ご自愛くださいませ!
じじょうくみこ Post author
>>さやさま
うわわ! すっかりお返事遅くなってしまい大変申し訳ありません!Σ(゚д゚lll)
改めまして、コメントをありがとうございました!
これまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
はい、またおいおいオバフォーに飛び出したいと思いますので
引き続き、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
寒くなってまいりましたので、さやさんもご自愛くださいませ!
またお会いしましょう~。