【File No14】お祭りが嫌いなのです。
みんなが好きで当然なものが嫌いだって
言いにくいものがありませんか?
私は「お祭り」全般が嫌いです。
縁日とかは別にいいんです。結構出かけます。
国をあげてとか、世界中でとかで盛り上がるヤツが苦手なのです。
オリンピック、Wカップ、大統領就任式(関係ないけど)、
クリスマス、正月、バレンタイン…。
最近はハロウィンとかも鬱陶しいです。
みんながそれに参加して
無理やりでも嬉しそうにしなくてはいけないのが怖いっていうか。
今はとにかく、2年後の東京オリンピックが嫌でたまりません。
どうやって対処したらいいのでしょう。
(30代 ヨーク)
つまみ:
私もわりとそっちのタイプです。
だからお悩みを読んで、ちょっとうれしくなりました。
みんなが同じ方を向く的なのが気色悪いんです。
上京して寮に住んでいた頃
その寮でクリスマスパーティをすることになって
みんなアツくなって準備に盛り上がってたんだけど
それがどんどん煩わしくなってしまって
参加するのがいやになって
当日は映画(『フェーム』) を見に行きました。
あとで、寮長や寮生にいろいろ言われたなあ。
嫌いとか、苦手とか、怖いって
ストレスにはなるけど、悪いことばかりじゃないと思います。
ああ、自分はこういうのがダメなんだと自覚するって
近づかないとか、その時期はどっかに逃げるとか
対策が立てられるからラッキー。
それよか、好きか嫌いかわからないまま
なんとなく雰囲気に乗っかって
気持ちも入ってないのに、流れの中央に押し出されて
翻弄される方が怖いです。
さしあたって、3年後は国外逃亡か禅寺修行しましょう。
まゆぽ:
国外か禅寺かあ。結論でちゃったね、早くも。
実はわたしもヨークさんやつまみちゃんと似たタイプ。
祭りが嫌いっていうか、
みんなが騒いでると反対側向きたくなる天邪鬼です。
でもさあ、そういう存在はいざというとき大切だと思う。
みんなが「ハイル・ヒットラー」とか「天皇陛下万歳」とか
言いながら人を傷つけに走っていきそうなときに
「おいおい、ちょっと待てよ」って言える人って
いなくちゃダメじゃん。
自信持って、祭り嫌い、天邪鬼でいましょう!
でね、ヨークさんには
おまじない言葉を贈ります。
終わらない祭りはない!
つまみ:
ホント。
なんか今回は早々と結論が出ちゃったね。
ただ、30代だと我々とは空気が違うと思うから
ことさら、嫌いや苦手を表明しなくていいかもねえ。
上述のクリスマスパーティのときに思った。
協調性がない、とか言われてめんどくさかったんで。
自分の気持ちはきちんと表明したい、というならいいけど
めんどくさかったら、うやむやにして、いざとなったら
気づかれないように逃避する、をオススメします。
内心は自信を持って、外側はヘラヘラして
自分の精神衛生を守ることを最優先する、でどうだべ?
まゆぽ:
いいねえ、外はカリカリ、中はもちもちみたいで美味しそう。
おばちゃんとして言いたいのはね、「嫌だ」という気持ちは
しっかり分析して、記憶にとどめるべきだということです。
自分の「嫌」ときちんと向き合った人は
人の「嫌」を理解できると思うので。
「お祭りってこんなに楽しいのに、嫌いなんて人の気が知れない」
という人にさえならなければ、人はそれでいいのよ。
そうだよね、好きな人もいれば嫌な人もいるよね、と思う心が
おばちゃんライフを豊かにすると信じています。
by まゆぽ&つまみ
ほんとは1月に出したかったのですが、
個人的事情でリリースが遅くなってしまいました。
だけど、アイキャッチ画像は季節先取りでお雛様。
1月も2月も3月も同じようなもんだ!と開き直っております。
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■■トップ画面と本文内の「ぬのえ」の画像は、佐藤知津子さん(HPはこちら⇒★)
Jane
この最後の布絵はクリスマスローズ?
花の開き始めから終わりかけまで、あらゆる方向から、花びらが重なると色が濃くなるところまで、よく観察していらっしゃる。そして花と葉の並びにリズム感がありますね。
冬の澄んだ夜の空気の中で見た、故郷の山や田んぼを思い出しました。