【File No.20】ちょっとした体調不良で世をはかなみます。
大病はしたことがなく50代まで来ましたが
昔から、少しでも具合が悪くなると悪い方悪い方に考えてしまいます。
病気恐怖症なのかもしれません。
健康診断もガン検診も、結果が怖くて
おおげさではなく、行くのは決死の覚悟です。
今のところ、コレステロール値が高いぐらいですが
受診することを考えただけで数日前から体調が悪くなるのです。
更年期のせいか、ここ数年原因がはっきりしない
頭痛、下痢、めまい、息切れなどがたまにあり、心配です。
こういう相談は医者にすればいいとはわかっていますし
大病に罹っても頑張っている人にはお恥ずかしい限りですが
みなさん、微妙な体調不良をどうしているのか
そして、これからの人生を明るくするコツがあれば教えてください。
(マリン)
つまみ:
わかる~。
若いときは気軽に健康診断を受けてたけど
年齢と共に、なんかしらに引っかかることが多くなって
どんどん気が重くなってます、私も。
ガン検診も、毎年まんべんなくなんて受けてません。
つまみのつまみ食い検診!?
なので
「自分の身体は自分で守るしかないんだからちゃんと受けなさい」
「間が開いて発見が遅れたらどうするの!」
などと百パー正論で諭されると、その圧が苦しくて
スミマセン申し訳ないごめんなさい許してちゃぶ台と
逃げ出したくなるタイプです。
だから、世間の正しい皆様に怒られるかもしれませんが
どっちをとるか、は自由だと思ってます。
毎年の検査の憂鬱さ、結果が出るまでの落ち着かなさ
結果を見るときの怖さがどうしても耐えられないなら
発見が遅れて後悔するリスクをとるしかない。
それはもうしょうがないっすよ。
でもやっぱりそれじゃあイヤだわ、というのであれば
毎年、検診関係はイベントだと思って
いっそ克明にリアルタイムの気分を世間に発信しちゃうとか。
人が読んで、不愉快になるくらいのネガティブさを
開き直って文字にしちゃうってのはどうでしょうか。
共感は得られると思う。
更年期に関しては
このサイトには「ただいま閉活中」という麗しいコンテンツがありますが
とても参考になると思います。
私の場合も、「なんとなく不調だけど医者に行くほどかな」という
不定愁訴は確かによくあったなあ(過去形)。
まゆぽさん、健康診断、検診、更年期、
この3K問題、どう立ち向かえばいい?
まゆぽ:
3K問題は深刻で切実だけど、
とりあえず「許してちゃぶ台」で笑っちゃいました。
わたしが信じていることの一つに
「予想した不幸は起きない」ってのがあります。
その法則に則ると、マリンさんみたいに事前に
こうなったらどうしよう、ああなったら困ると
うじうじ心配することは、不幸を招かないために大変有効な方法かと。
だから、くよくよしてもいいのです。
そのくよくよが実は重大な病気から守ってくれていると思うのはどう?
ってのは、気持ちの持ちようの問題で、
実際の微妙な体調不良はどうしたらいいんだろうねえ。
つまみさんオススメの「みんなに分ければ一人分が軽くなる」法則も有効だよね、確かに。
更年期って、人によって辛さに差があるみたいで、
こうしたら楽だった〜みたいな気楽なことではすまない人もいて、
「軽い更年期の人にはわからない!」と友達に怒られたこともあります。
だから偉そうなことは言えないんだけど、
「大きな不幸が来ると小さな不幸を忘れる」法則はどうだろう?
ギャンブルで大きな借金を作ってみる、とか
世界の紛争地帯にボランティアに行ってみる、とか。
それは現実的ではないかもしれないけれど、
「ちょっと体が不調だけど、それどころじゃない」状態に追い込めないかなあ。
でも、そうすると別の悩みが出て来るわけで、全然お悩み解決にならないか。
困ったぞ。
つまみ:
「予想した不幸は起きない」、確かに確かに。
私も、こないだの健康診断で、心配した検査には引っかからなくて
予想だにしなかった方面でイエローカードだった。
その法則、説得力あるわー。
病院に行くタイミングは
自分が「もう自分であれこれ考えるの、いやだ」と思ったとき
だと思うんですよね。
症状が軽くても気持ちが塞ぐなら
気楽になるために行くってのもありだし
やっぱり専門家に直に相談するのは心強いですもん。
ドラマ「すいか」にあった対処法だけど
ある程度、値が張る、でもえいやっと思えば手に入れられないことはない
自分がすごく欲しいものを思い浮かべて
検診に引っかかったら、自分を励ますために絶対それを入手すると決めて
受診するってどうでしょう。
どっちに転んでも、安堵か所有欲は満たされる。
ダメ?
まゆぽ:
「すいか」の対処法、なるほどですね〜。
でも、検診に引っかかると、今後いろいろとお金がかかるし…とか
思って結局諦めてしまいそうな自分ではあるけど、
そこは思い切ることにしよう。
微妙な体調不良は、この年齢になると誰もが通る道じゃない。
まずは、友達に愚痴ってみると意外な対策とかが見つかることもあるかも。
自分の狭い経験だけど、寝ている間に足が攣る問題を
友達に話したら、わたしもわたしもっていう人が多くて安心もできたし
「冷え」「水分不足」「運動不足」の3点じゃない、問題は?って
3人寄れば文殊の知恵的話し合いができて、
わたしは夏でも毛糸のレッグウォーマーして寝ることにしたら
ちょっと効果あるみたいなんだよ。
病院に行く前にしてみること、できることをやってみて、
それでも全然改善しないし、気になって気になってという場合は
専門家に頼る「すいか」対処法に進むということで
微力ではありますが、お役に立てたでしょうか、マリンさん?
※出前チチカカ湖では、みなさんからのお悩みを募集します。
お悩み以外でも、ずっと気になっていた疑問、私たちへの質問も大歓迎です。
こちらのフォームからお気軽にどうぞ。よろしくお願い致します。
本家チチカカ湖はこちらです。 →→ 「チチカカ湖でひと泳ぎ」
■■トップ画面と本文内の「ぬのえ」の画像は、佐藤知津子さん(HPはこちら⇒★)
ホンノムシ
毎回楽しみに拝見しています。
たぶん、皆さんよりいくらか年長、そして医療機関に勤務するものとして・・・
年とともに健康への不安、ありますよね。
でも突き詰めていくと、その不安の根っこは「わからない」ことへの、不安ではないでしょうか?
私は早い段階で更年期の症状が出たんですが、それまで、どうしてこんなに体調や気持ちが不安定だったのかわからず、悩みました。
かかりつけ医師から「ちょっと早いけれど更年期じゃない?」と言われ、その後検査を受けて、かえってスッキリしました。
以来、検診を受けながらも、症状が出たときには「これは更年期だから」と開き直っていましたね。
失礼ながら、素人判断はやはり危険かと。
そして老化に伴う体の変化を受け入れ、無理せず、時にはいたわって、大事に大事に扱っていくことをおすすめします。
検診、イヤですよね。
しかし、本当に体調が悪くなって、検査を受けるときの練習だと思ってください。
周囲にいつも言ってるのですが、体調が良いときの検査ですら、こんなに苦痛なのに
体調が悪いときに慣れない検査を受けるとしたら・・・・
ほとんどの病気は生活習慣病からです。
検診は自分の暮しを見直すいい機会です。
ぜひ、受けてくださいね。
つまみ
ホンノムシさん、毎回お読みいただき、ありがとうございます。
そして、専門分野からの的確なアドバイス、ありがたいです。
「わからないこと」、不安です。
体調不良の原因がなかなかわからず、いろんな医療機関にかかって、やっと判明したとき、それがたとえ重病でも、病名がわかったときはホッとする、と聞きます。
自分のこととして考えても、原因のわからない具合の悪さは心身双方のストレスになるなあと思います。
>検診は自分の暮しを見直すいい機会です。
ああ、そうですねえ。
自分の衣食住が正しいという自信があるわけでもないのに、ついつい習慣を変える機会を逸し続けてしまいがちですが、検診を見直す機会だと思うのはいいですね。
…私もいろいろ反省してますです(^^;
アメちゃん
不調が起こったときに、体調メモをとってみてはいかがでしょう?
人によっては、低気圧のせいで頭痛がしたり
柔軟剤の匂いなんかでも頭痛やめまいがおこるみたいです。
ちいさな心配事でもゲリしたりしますよね。
メモをとることで、自分の不調の傾向がわかるかもしれません。
私も以前、どー考えても食あたりしそうにないモノを食べて
ひどい水下痢になったことがあるんです。
以来、自分に合わない食材ってあるんだなぁと気をつけています。
私の姉も、ものすごい心配性で
まだ起こってもない先々のことを悪く悪く心配します。
そうやって悪く思考すると、悪い現実を引き寄せるよ!って言っても
「でも姉さんの周りも皆、こうなってるもん。」とか言いよります。
だーーかーーらーーー。
姉さんの周りがそうなっても、姉さんがそうなるとは限らんやろーー!と私は怒るんですけどね。
姉のような心配性の人は、テレビなどで情報を得すぎてるのかもしれません。
テレビは映像とBGMで不安を煽られやすいですから
そのあたりも気をつけたらいいかもです。
まゆぽ Post author
ホンノムシさん、プロのご意見ありがとうございます。
「失礼ながら、素人判断はやはり危険かと」って言っていただき
「ハッ」としました。
ほんとです。よくぞおっしゃってくださいました!
素人がうっかり相談に答えちゃいけない問題ですよね。
元気な時の検査はおっしゃる通り、
本当に体調が悪い時の検査に比べたら楽なもの。
マリンさんも、プロのアドバイスに納得いただけたと思います。
ありがとうございました!
まゆぽ Post author
アメちゃんさん、こんにちは〜。
こちらは気持ちの問題に関してのグッドアドバイス、
オバフォー読者の皆さんの層の厚さ、それぞれの経験の力を感じました。
>だーーかーーらーーー。
って言いたい気持ちがわかってわかって、大笑い。
お姉さまにこそ、心配した不幸は起こらない法則がはまりますように!