今欲しいのは柔軟さ
さて今回も実家の母の問題です。
今週の初めに病院を退院して介護付きの有料老人ホームに入所予定でした。ちょうどマメオ君のショートの予約日と重なったのでわたしは前日から実家に行き、布団やテレビを運びました。日当たりの良い明るい部屋。明日から母はここで生活できると少し安堵していました。その後次女と母の普段着を探しにリサイクルショップに行きました。(首にコルセットをはめているので前開きの洋服と言われたがほぼなかったので・・・)リサイクルショップは半額セールで宝探しをするような気持ちで母に似合いそうな洋服を物色していました。その時スマホに着信がありました。病院からです。「お母さまの明日の退院ですが本日の午後から何度か嘔吐したので延期させてもらいます」という内容だった。それなら延期は仕方ないがほぼ食事を摂っていなかったのに嘔吐?聞くとこの2,3日は1割2割ではあるが食べていたとのこと。急に食べて胃腸が驚いた?この日は祭日のため翌日に検査をしたいとのことだった。
翌日、弟に病院の先生から連絡がきた。嘔吐の中に少し血が混じっていたので内視鏡検査をしようとしたが本人が強く拒否しているとのこと。とりあえず様子をみるが検査していないのでこの先になにか病状が悪化しても責任はとれないので了承してほしいとのことだった。
1か月ほど前に体調が悪くなり入院。母としてはしばらくすればあの世に行けると思っていたようだ。
もう検査も治療もしたくないという母?「昔はこんなじゃなかった。もう90年近く生きたから充分。」でもその強い意志?頑固さ?プライド?これらは正直周囲を混乱させている。
病院は1日でも早く退院させたがっている。施設はできれば早く入所してほしいだろう。でも感染症が増えているこの時期に体調の悪い者が入所できるわけもない。と言って自宅に戻るのも無理。せめて内視鏡検査を受けてくれれば原因がはっきりするかもしれないのに・・・・
相変わらず頭はしっかりしているようで自分の意見はしっかりと伝えているようだ。言い方は悪いがしっかりしているがゆえに頑固さが本当に面倒なことになっている。確かに今の医療は進んでいて昔より長生きになっている。銀行のキャッシュカードすらもたない母にとっては余計なことはしないでくれということだろうが、ほっておくわけにもいかない。今の時代を生きていくにはやはりアップデートと柔軟な考え方も必要かな?と思った。
実家から母のノートが見つかった81歳の時に書いたものなのでもう8年くらい前だが自分が死んだ時のことが書かれていた。まあエンディングノートのようなものだ。81歳は父が亡くなった歳なので書いていたのかもしれない。その中に親族から香典もらってはいけない。お父さんにそういわれたのに約束を守れなかったからと書いてあった。お葬式は本人のものだが残された家族にとっても大切なもの。無理して盛大にやったりすることはないけれど、香典断るって残された家族も困る気がしてしまう。
そしてとうとう今週はその後の母の病状について連絡はなかった(現在面会は感染症対策で中止しています)
まだまだ色々な問題が出てきそうでどっと疲れがでてしまった。
そしてもう一人の頑固者?のマメオ君。
こんなに感染症が流行っているのに今日も訪問リハビリの際に鼻を噛んだティッシュでテーブル拭いてSTさん発狂?即座にアルコール消毒していました。何度も言ってもティッシュを使いまわす。これは頑固とは違う問題ですね・・・
年齢を重ねると頑固になることが多いですが、周囲のことも考えて柔軟さも必要です。
なんてこの先自分はどうなるか?柔軟なかわいいおばあちゃんになれるかな?