読者の方にいただいたメールから（２）
１回めからご覧になる方はこちらからどうぞ。
「読者の方にいただいたメールから・・・セックスレスであるということ。」に
いただいたメールをご紹介しています。
どの方のメールも抑制の効いた思慮深い文章で
ご自身の心を静かに見つめてきた内省的な時間を感じました。
メールをくださった方々、ありがとうございます。
このコーナーは、わたしもあきらさんも手さぐりで続けているので
お一人お一人の言葉から、
また、ゆっくりと考え、少しずつ言葉にしていけたらと思います。
結論を出すことはできず、また、出そうとも考えていません。
その意味ではずっと中途半端なままだと思いますが、
もしよければ、おつきあいください。
以下、掲載の許可をいただいた方のメールのみご紹介します。
カリーナ
セックスレスのメールを読んで、
同じような方がいらっしゃったのだとホッとしたような気持ちになりました。
夫婦なのに本当に残念だと思います。
ｐａｎｙさん
52才、セックスレスになりました。
きっかけは夫の不倫です。
相手は私より5才年下、私もよく知る女性です。
ご主人と成人した娘と暮らしている、偶然ウチと同じ家族構成です。
情から始まった気持ちがお互い恋愛感情となり、
短い間でしたが本気の恋だったようです。
3つめの季節が終わる頃、彼らの恋愛は強制終了することになりました。
彼女は自分の娘に「お母さん、好きな人がいるの」
と話したそうです。
その話を聞いて私は母親として彼女を蔑み、
女として嫉妬しました
夫の不倫を知った後、なんとなく彼女の家を見たくなり、
車で前を通ったことがあります。
駐車場に車がなく、彼女は留守のようでした。
これ幸いとゆっくり車を走らせて目に入ったのは、
玄関先の赤いママチャリ、窓にうっすら透けて見える
流し台の上の水きり棚に並んだ鍋やボウル・・・
わけの解らない感情でいっぱいになり
気持ちをどこへ持って行ったらいいのかわからなく
なりました。
相手が若い娘だったら、身軽なバツイチだったら・・・
なんとなく気持ちの落としどころを見つけられたかもしれません。
あれ以来夫は猛省し、弱ってしまった私に気遣い、
私たちは普通の生活をしています。
普通に仲の良い夫婦です。
相変わらず同じ寝室で寝ていますし、
お風呂に一緒に入ることもあります。
でも男としての夫を受け入れられなくなりました。
もうセックスすることができなくなりました。
当時は夫と彼女が付き合ってるなんて知らなかったけれど、
あの夏、サバサバ系の彼女が急に艶っぽくなったんです。
女の私から見ても妙に色っぽく見えて・・・
後になって、なーんだそうだったのか、
なんだ男の力か！ってうちの旦那かよ、ってね。
彼女の年齢の時、子宮を摘出しました。
たまーに無いはずの子宮がきゅんってするんです。
う～ん・・・・
バラバラの内容の長文ごめんなさい。
自分語りごめんなさい。
だれにも話せなかったこと、ちょっとスッキリしました。
ぴこさん
★次回もメールをご紹介します。
★感想やご意見は、こちらへどうぞ（ウェブマガジンのメンバー全員が読みます）
カリーナとあきらさんだけに伝えたい場合は、こちらへお願いします。
ご連絡をさしあげ、公開を了承していただいた場合のみ掲載します。
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みゆ
セックスレス問題って本当に難しいな～深いな～と思います
そもそも根本的に男と女ではSEXに求める物が違うから・・・重なる部分はあったとしてもお互いが違うっていう事を認識して・・そこからじゃあどうするかを譲歩していかないと解決しないと思われます。
違うって事すらお互い認識してないって事が多々あるし、絶対わかりあえない部分が男性と性の話をすればするほど感じます・絶対わかんないけど、これはもう生物学的に埋められないんだと納得するしかない！！って事もいっぱいあります。
結局性欲なんでしょとか、性的な魅力が・・とか、ましてや飽きたとかそういう単純な話では決してないです（ましてや愛ってだけでもない！！って所が微妙・・）
やっぱりコミニケーションなのかなと・・・、若い時から、結婚初期から、付き合ってた頃からSEXに対して身体と言葉でコミニケーションをとっていかないと、急には難しいですよね。
そういう性に対してオープンに話しをしたり、コミニケーションをする土壌が日本の社会にない事が問題なのだと思います。１０代２０代の若い人達と話すと、やることは若い時からやってるくせに本当に性に対して、無知でびっくりします。こんなに情報化社会なのに。
あきら Post author
コメント欄をお借りして。M.Kさん、naoさん、ｐａｎｙさん、ぴこさん。
メールを本当にありがとうございました。
短い文章も、優しい文章も、重たい文章も、どれもきもちにしっかりと響きました。
うまく言葉を選んだりできずにもどかしいですが、やはり軽んじることが
できないですね、性は。男女のあいだに欲しいからだときもちの手当て。
このごろ思いますのは、性にまつわる寂しさというのは生きている寂しさ
なんじゃないかと。 ひろやかでかろやかに、温かくわかちあうことができれば
このうえもない幸せと感じます。行き届いたりはできませんが
どう懲りずに一緒に考えたり感じたりしていただけたらうれしいです。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
あきら Post author
＞みゆさん
コメントをありがとうございます！！お返事おそくなってしまいました。
本当にそう思います。そうですよねー、ましてや愛だけでもない！！って
まさしくまさしく。そう、そこも肝心ですよね。
譲歩するったって、本当に個々に、情況に応じて違うんですものね。
あーあ。ムズカシズギル。。。。
若い人たちそうなんですか？自分の子供とかってどうなんだろ？
語らないにしても、そういうことがすごく大切なことなんだよ、無造作に
したりしちゃいけないものなんだという文化を大人が育んでないと
伝わら無さそうですね。ふーーっ。
ちゃーんと深く息をして、愛おしみあって、そこそこにコミュニケーションを
うまくして、暮らしたいもんですね。ムズカシスギル。。。
どうぞこれからもよろしくお願いします。