Posted on by ちまたま
動物の強さ
最近の野生動物のニュースをみて人間は弱い動物で、他の動物と互角にやっていくためには工夫と道具と協力が絶対に必要だということを思い知らされています。

私とウサギが一緒にクマやイノシシに出くわしたら、ウサギは一瞬伏せてぴょーんと飛んで駆けて駆けて、あっというまに相手の視界から消えて逃げおおせるでしょう。
そもそも出くわす前に察知できそうです。
「どうぶつかわいいちゃん」なんて言っているのはすごい不遜なのではないか、知った気になって愛玩動物として「めごめご」して暮らすなんて上から目線の極みなのではないかと思ってしまいます。
動物として弱いのに愛玩動物を作って飼うというウサ飼いの根底に昨今のニュースはひびいています。
じっさい、動物として横並びに見てみるとウサギが持っている力は多岐にわたります。

小さな音や気配を察知して危険があれば堂々と逃げて卑屈にならない。足が速くて跳躍力がある。蹴りも強い。
素手で穴やトンネルを掘る。
歯は鋭いし顎も強い。
頻回に身づくろいをしてきれい。寝ぐせなんかつけない。匂いもない。
時間に正確。
空間把握が上手。
縄張りはきっちり護るが、欲張るわけでもない。
といろいろすごいのです。
しかも、身体能力が高いだけでなく、うさぎの繊細さは私の行動を良い方向に変化させてくれます。
不機嫌な態度でいたり、態度に出さずとも心の中で怒っているとうさちゃんはじっと上半身を低くして時には目をそらして白目も見せたりします。
これにははっとします。こんなにも伝わってしまうんだと不機嫌を直そうとします。人間に注意されても素直にできないことなのに。
またうさちゃん部屋ではドアの開閉も立ち居振る舞いもゆっくり穏やかになります。やさしい人になった気になります。
能力いっぱいのウサギ、人間並みの体の大きさだったらとても敵いませんが現実にはウサギは小さくて強くはありません。
大切に、観察して穏やかに、人間の持っている道具をせっせと使って工夫して下僕をしっかり続けましょう。やっぱりウサ飼いなのだから。

















































































