獣医さん
エキゾチックアニマル(略すとエキゾ)・・、犬や猫以外のペットの総称だそうです。エキゾチックというとイグアナとかオウムとかが思い起こされますが、うさぎもエキゾチックアニマルに分類されるのです。
ペットは犬猫の次はうさぎでしょ?と思っていましたがネットの調べでは犬猫 魚類 鳥 ハムスター うさぎ の順になっていました。おお、ハム殿がおられたか!
そして意外と診てもらえる動物病院が少ないのです。
実家では犬を診ていた近くの動物病院が普通にうさぎを診療してくれたので困っていませんでした。
今の家から歩いて二分で行ける獣医さんは犬猫専門で、徒歩や自転車で行ける(うさぎが耐えられる)範囲にはうさぎを診てもらえる病院がありません。
そこで、診察代よりタクシー代のほうが高くなるところにある動物病院まで出かけることになります。
一代目の時はうさぎを診てもらえるけれど犬猫が圧倒的に多い病院でした。
今の二代目うさぎは大けがをしたのでその病院からエキゾチックアニマルを多く診ている動物病院を教えてもらい通っています。
通常うさぎは動物病院の待合室では少数派なのですがそこにはたくさんのうさぎがあたりまえに受診しています。
キャリーを膝に抱えている同士、差し支えないなと思うと少し話をすることがあります。同年代の女性が「うさぎさんですか、何歳なの?」と話しかけてきました。
「4歳なんですよ」
「うちのこは12歳なんですよ」
(それはすごい!それを言いたかったのね、ちょっと下僕の腕自慢ね)と思いましたがその女性のキャリーの小窓から覗くのは優しくて信頼しきったチェスナット色の目で、女性は素晴らしい下僕だということがわかります。
12歳、やっぱり無条件に尊敬します。
「上手にお世話されて・・うちのもあやかりたいです」
「ここの先生のおかげですよ」
にこにこ。
種の壁を越えてハム殿を3匹つれている人とお話ししたこともあります。
「うさぎですか」
「ええ、私はずっとうさぎなんです」
「私はずっとハムスターなんです」(その気持ちわかります)
「3匹一緒に遊ぶんですか?」
「ハムスターは縄張り意識が強くてけんかするので決して一緒に出せないんです、遊びの時間がかかって大変です」
「けんかしちゃうんですね」
にこにこ。
具合が悪い同士でお互いのうさぎの回復を願い合ったこともありました。黒うさぎと行ってしまう可能性があることも知っていて、お互い言わないけれどその覚悟もしている。
キャリーの中に柔らかなボアシーツや湯たんぽをいれて完全防備で、下僕も寝不足で硬い表情をしている場合はうさぎ飼いとして大変な状況が身に迫ります。
その動物病院は何人か獣医師がいて3つの診察室でどしどし患者を診ていきます。診察する獣医師にもう一人獣医師か動物看護師がついています。
うちのうさぎは外面が良いのか怖がりなのかおとなしく保定されて処置をうけていますが、いろんな種類の動物を安全に診察するだけでも動物病院は大変です。
先生の腕はひっかき傷だらけです。
午前の外来が終わって、昼休み時間は手術をして、すぐに夕方の外来になる。日曜祝日も開院していますから一体いつ休むのだろうと思います。
だらだらと書きました。
うさぎの下僕は休診日の違う動物病院の目星をつけて、いざというときの夜間救急も調べておく必要を感じます。
うさぎを診てくれる病院が少ないことにピンと来ていなかった私に、一代目のうさぎは身をもっていろいろな動物病院を見せてくれました。
今回は昼間の病院のことを書きましたが夜間救急病院にも大変感動してしまったのでそのことも今度書きたいと思います。