左利き?
今いるうさぎは左利きなんじゃないかなと思っています。
左のほっぺがよく動く。下僕の挨拶をうけたときや名前を呼ばれたとき、ちょっと不本意なときなどに、左頬がきゅっと上がります。CG映画のピーターラビットの妹ウサギの表情に似ています。
顔の半分で笑っているようでもあり、「えっ何?」と言っているようでもあります。
右利きの自分がにやっとするときとか、えー?と不満を表すときは右の口元から表情が始まる気がするので、左頬を動かすうさぎは左利きなのかなと感じるのです。よーく見ていると左前足から歩き出してもいます。
昔飼っていたうさぎや犬や猫のときは何も感じていませんでした。犬は顔の両側で表情が出ていたし、猫が顔を洗っているときどっちの手を使っていたか気にしていませんでした。
ちなみに骨格的に犬や猫は座り姿勢で両前足を同時に持ち上げることができないのだそうです。
うさぎは両前足を上げられるので、座って両手で顔を洗ったり、お耳を片方ずつ曲げて両手で丁寧に口元に引き寄せて身繕いします。
この動作はティモテとよばれていてかしげた首が可愛いのなんの。
顔を洗う動作は人間とは逆で、両手を頭の上から下になで下ろして口元で手を合わせます。ぱっとミニバンザイみたいにして洗い始めるのでこれも超かわいい。
動物の利き手について調べてみるとサルや犬猫、そのほかの生き物について記述がありました。
ニホンザルは利き手に偏りがなく、チンパンジーやゴリラは右利きが多く、オランウータンは左利きが多いのだそうです。
猫は餌を取るなどの課題を与えたとき、左右どちらかの手を一貫して使う猫が多く、オスは左利き、メスは右利きの傾向があり、犬は手や目隠しを取るなどの動作で左右どちらかに偏る傾向があり、オスは右利き、メスは左利きの傾向があるらしいです。
その他、カエルや魚やヘビにも研究が行われているけれど明確な結論はなく、片手だけハサミが大きいカニ「シオマネキ」は利き手というよりも体の非対称性の表れらしいです。
(ヘビの利き手?手? 回りやすい方向とかだろうか。シオマネキは利き手が大きくなっちゃったのかもよ!? と思いましたよ)
ちなみに人間で利き手を決める際には (1)文字を書く(2)ボールを投げる(3)ハサミを使う(4)歯ブラシを使う(5)絵を描く(6)マッチをする(7)箒を持つときに上になるほう(8)包丁(フォークを持たないときにナイフ)を持つ(9)箱のふたを開ける(10)箸(スプーン)を持つ など10の動作について使う手をチェックします。箸や文字はちょっと練習すると意外と非利き手で使えるようになります。ダイエットのために食事を左手でしてみた友人は数日でうまく使えるようになってダイエットになりませんでした。
ボール投げと包丁とハサミは非利き手では難しい気がします。そして意外なのが箒で、右利きの私は左上では馴染まずゴミを気持ちよくコンパクトに掃き集められません。
左利きの家族も絶対左が上で、右上は考えられないと言っていました。
さて・・・。左利きではないかと思われるうちのうさちゃんは気に入った牧草を探し出すときとか早くこのタッパーに入っているカリポリおやつを出してくれというときに左手を使うかというと、そうではありません。手ではなく猛烈な勢いでアゴを使ってくわえて持ち上げるのでした・・。