お泊まり
うさぎ達は長らく過ごしていたペットショップから家にはじめて来たとき、環境激変で体調をくずしました。
今のうさぎは消化管うっ滞ぎみになり、慣れない人間(下僕)に慣れない獣医に連れて行かれ本当に気の毒でした。
先代うさぎは胸元の毛を3週間くらいずっとなめていました。身繕い好きなのではなくストレスからの行動だったのでした。
そんな具合でうさぎ環境はあまり変えたくありませんが、下僕も時には旅行に行きます。
うさぎを置いて旅行に行く場合、一番の理想はうさぎ慣れしている人に泊りに来てもらうことです。
うちではそれは妹、姉の強権発動で泊りに来てもらいました。もちろん妹の予定を確認してから旅行の計画を立てますし、一泊です。
先代うさぎはかわいがってくれる実家に預けたこともあるのですが、旅行プラスアルファでうさぎを連れて行き、つれて帰る日程調整も必要でした。実家の家族と私は声が似ていますから、「似た声がするけど下僕はどこだ?というようにうたっちして探していたよ」と聞いたり、家で自分のケージに戻ったうさぎが体を伸ばして半日「爆睡」しているのを見ると、やはり緊張を強いたなあと思ったものです。
そして牧草ばかりで可哀想だ、と昔うさぎを飼っていたやり方でおいしい野菜ばかりをじゃんじゃん与えたそうで、牧草に戻すのが大変でした。
子供を親に預けると考え方の新旧の違いが気になるという話に、自分が育ててもらったやり方だからそれほどおおごとではないのではと感じていましたが、うさぎを通して気になる気持ちがわかりました。
それはさておき、今いるうさぎは強気に見えて怖がりさん。
べらんぽでもカラスやホンセイインコ(この頃増えているザ・インコというかんじの緑色のインコ、賑やかです)の声や羽音に体を固くしたり部屋に戻ったりする用心深さです。
なので、一度実家に連れて行ったときは旅行にはいかず私も一緒に過ごしました。気にしすぎとも思いますが、やっぱり気になる。
さて妹に来てもらうパターンでは、下僕は気にすることも無く旅行して温泉三昧でした。
ぽかぽかごろごろしながら妹から送られてきた写真をみると、うさぎはものすごく生き生きしている。のびのびしている。なかにはうたっちで周りをみている健気な写真もありますが、概ねめちゃくちゃ羽根をのばしているかんじ。
ぽかぽかが少し冷め、「日頃そんなに無理して良い子にしているのかな。いやいや、たまに上司が休みだと職場になんとなくほんわかムードが流れる、あれだろう。」と自分をなぐさめます。
写真も良い瞬間を捉えていて上手です。妹に撮るコツを聞いてみると「スマホをかまえてずっと腹ばいとかで待つんだよ」というので恐れ入りました。下僕の修行はまだまだです。
そしてこれは数年前のおはなし。
当時は一階に義母がいて、義母のために義姉が来てくれていました。つまり一階で義母と義姉、二階にうさぎと妹というとんでもない状況です。妹には会社から近い私の家に来ることは帰宅がいくらかラクになる、うさぎと遊べるというメリットがありましたが、大変だったのでしょう。COVID出現後は完全テレワークになり「東京めんどくさい」と言って来てくれなくなりました。
注 もちろんウサギが利用できるペットホテルサービスもあります。
あと別荘に長く逗留するような素敵な旅行なら一緒につれて行けますね。