ちょっと軽くなったうさちゃん
爪切りに行くと毎回うさちゃんの体重を測ってくれます。よく食べているのでてっきり太っているだろうと思っていましたがうさちゃんは今までになく軽い体重だったのです。
日々年を取っているのだなあ。ウサギの老化のサインのひとつに「痩せる」ことがあるのです(逆に太りやすくなる場合もあり)。
猛暑で老化が進むとニュース動画で言っていました。
高温にさらされ続けていると、大酒やタバコの習慣のように細胞レベルで老化が進むのだとか。体温を一定にするために常に働いてくれている体に暑さが強い負荷をかけるのです。
そんな猛暑の中、うさちゃん部屋は「常春」の空間で年間を通じて18~25度くらいです。窓を開け放してのその室温になる本物の春にはかないませんが快適です。暑さの負荷はあまりかかっていないと思うのですが「冬に暖房でちょうどよい室温にしていても強い寒気がくると うっ滞 になるウサギが多い」と獣医さんが言っていて、夏も然りかも。
幸いうっ滞にはなっていませんが、窓や壁や天井から伝わってくる猛暑のエネルギーをうさちゃんは感じ取っているのかも。

体重が軽くなったのも「痩せた」というより「小さくなった」かんじです。毛皮だからわかりにくいけれど皮膚がゆるんできたのか、顔を下げて身づくろいしている背中に肩甲骨がくっきりと目立ちます。
腰からシッポのあたりもハリがあって丸かったのが皮膚が少し下がって座るとベル型に見えたり、顔も四角っぽくなりました。
人間は顔がごつくなって口角がさがると不機嫌にみえるけど、ウサギはもともとやや口角下がりぎみなのであまり変化がなく、むしろ丸みが減った顔はいい意味で偉そうで立派に見えます。
とはいえ、軽くなった分は筋力に影響していて、後ろ脚は明らかに弱くなって座っているときに両脚をのばしておしりでぺたんと座るようになりました。猛暑の前の5月頃は片脚だけ伸ばしていたけれど今は両脚伸びました。ついこの前緩くしたスロープでも時々滑るので矢継ぎ早に緩さを増やしています。
模様替えが好きな下僕がごそごそしていると模様替えがストレスになるうさちゃんは心配そうに様子を見に来ます。作業しているそばをぴょこたんぴょこたんと歩き回り、手元にふんふんと近寄ってきたり、落ちている牧草をこれ見よがしに拾って食べたり。
(この今まで見向きもしていなかった落穂牧草を食べだすことは、掃除や片付けの時のうさぎあるあるなのです。さも忙しそうに「牧草食べてるんですからいじらないで下さい!」というかんじ、もしくは片付けられている側が「それ使ってるの!」と止めに来るかんじがあります)
また、好物の固形牧草も少し多めに食べてもいいことにしました。嬉しそうに食べるうさちゃん。
こんなふうに年をとることについていろいろかまってやれるのはなかなかうれしくていいことだね、と思います。
