第162回 最近のトライ&エラー
つまみ:
このお題、どう意味?とお思いの方も多いかと思いますが
要するに「やってみたが失敗した」です。
コンパクトなマンションに引っ越してもうすぐ一年。
今後の生活はなるたけ小ぶりに、と決めたので
狭さには不満がないつもり。
そのために、とにかくモノを減らしました。
特に、食器と洋服関係は半分以下にしたと思う。
そもそも、たいしたものがあったわけじゃなし、
後悔っていうのとは違うんだけど
こうして季節が一巡すると
去年の今頃着ていたものに思いを馳せるよね。
そして今、痛感してることは
どんなに着古したものでも
着心地がよかったジャージだけは
捨てるんじゃなかった、です。
やっぱ、家ではジャージだわ、私。
貧乏くさ過ぎる形状になったと判断して捨てたんだけど
身体を締め付けず、厚手過ぎず
それでいてわりとあたたかい
へたり具合、快適だった。
失敗した!と思っています。
似たようなのがドンキで売ってそうなんだけど
なんか買う気にならないの。
なぜなんだろう。
まゆぽ:
そうなんだよね〜。捨てちゃった後悔、わかる。
しかも、誰が見ても捨てること納得するような物件に限って
後悔するんだよね。
似たようなものじゃダメなの、私にはあれじゃなきゃ!の気持ち、
人生に通じるものがあるわ。
私さ、植物育てるの苦手なくせに、育てたがりの血が騒ぐのよ、ときどき。
鉢植えを買うとか、タネを蒔くとかはしないんだけど、
野菜や果物の切れ端を育てたくなる。
人参の頭のところ切って水栽培するの好きだし、
豆苗は必ず根っこを水につけて2度も3度も収穫するし。
で、この間、人から聞いてやってみたのが、
アボガドの種から芽を生やすってヤツ。
ヒヤシンスの水栽培用みたいな(小学校でやってたでしょ?)器が
あるわけないから、コップに種が半分くらい浸かる水を入れて、
日なたに置いてみた。
予定では、緑色の芽がひょろんと出てくるはずだったんだけど、
種がヌルヌルするばかりで一向に芽吹く気配がなく、2週間くらいで諦めた。
次のトライアルは水耕栽培じゃなく、土に埋めてみようかと思っています。
トライ&エラーのアボガド日記をお楽しみに。
ま、芽が出ても実がなるとは思えないけどさ。
つまみ:
どうでもいいけど、Avocado だけどね。
どうでもいいならスルーしろか。
性格出るよね(こっちの)。
種がヌルヌルするばかりって、わかるわかる。
単に、腐りかけてきただけじゃないか、
いや、もう少し様子を見よう、みたいなせめぎ合い。
私も子どもの頃、なんかの球根を土の中に植えたんだけど
いっかな芽が出なくて、しびれを切らして掘ったら
球根がただただヌルヌルしてた覚えがあります。
私、市販のドレッシングをサラダ以外で試すのが好きで
タラをホイル焼きするときにキューピーレモンドレッシングをかけるのが
最近の収穫というか一推しなんだけど
こないだ、サツマイモを甘く煮たとき
ちょっと酸味が欲しいと思ってかけたら失敗だった。
油と胡椒も入ってるからか、合わなかった。
でも、トライしなきゃわかんないので後悔はしてない。
…やらなくてもこれはわかるだろって?
まゆぽ:
あはは、アボカドかあ。やらかしてるな、自分。
言い訳するとさあ、
ちょっと知ってるスペイン語で弁護士をAbogadoっていうのよ。
それですごくどっちがどっちだかわからなくなる。
弁護士の芽がでるのを待つ、でもありじゃない? と
無理くり持ってくる負けず嫌い性格。
言い間違いを喜ぶ性格、わたしも同じだけど
芽が出ない球根掘り返す性格は違うかも。
原因究明したい性格か、諦めて忘れる性格かの違い?
つまみちゃんも諦めて忘れそうな気がしてたのにちょっと意外。
子どもの頃と変わったのかな。それは成長というべきなのか?
ドレッシング、確かに!
ちょっとだけ容器に残っていて、冷蔵庫で場所とってる時に
えーい、これにかけてしまえ!って変なものにかけて
台無しにするパターンはけっこうあるかも。
もう一つ、食べ物関係なんだけど、
今、干しぶどうを製作中なの、実は。
庭にブドウ畑があるという知人から大量にブドウをいただいたんだけど、
酸っぱいうえに種がたくさんあって、そのままで食べきれなくて、
苦し紛れに「そうだ、干して食べよう!」と思い立ってから
はや3週間あまり。
ベランダで少しずつ乾燥しつつあるのね。
ただし、腐ってきて捨てる部分も多いんだけど。
あと、小さな羽虫見たいのが群がってきて嫌なんだけど。
やや先が見えない状況ながら、新しいトライアルなので、
毎朝、ブドウの乾燥具合をチェックするのは楽しいよ。
ってことで、ちまちましたトライ&エラーを繰り返すのが人生だわっていう
結論に持って行こうとしてるんだけど、どうなんだろう?
つまみ:
結論は賛同するけど、「弁護士の芽が出るのを待つ」は
どうなんだろ。
嫌いじゃないけどね、そういう負けず嫌いな力技。
By つまみ&まゆぽ
「布イラスト」の画像は、布絵作家・佐藤知津子さんの作品です。
(こちらです→★)
(HPはこちらです ⇒ ★)
Jane
ねこじゃらしの葉のへなへな具合が、そうそうこんな感じ、と枯れた薄い葉の感触を思い出させました。夕陽を逆光にしたレースの透け感がいいですね。
ぬのえ
Janeさま
いつも最上級のコメントありがとうございます。
ずっと前の作品です。
若いです。
nao
アボカドは芽が出るまでは暗い所で水耕栽培するといいと聞き、クツ箱に入れていましたが、結局芽が出ず諦めました。どっちが上なのかも分からないし。
弁護士の芽が出る、で吹き出してしまった(笑)
Jane
ぬのえさま
そうですね、いつもと違うなと思いました。お若い時のものでも、「セピア色✕枯れ」はオバを泣かせます。
ぬのえ
Janeさま
黄昏時、秋は沁みますね。
灯ともし頃っていい言葉なくなったのですよね。
日本語もこころも変化を受け入れなくちゃ。