第165回 わたしって偉い!と思うこと
まゆぽ:
新しい年になって初めての「チチカカ湖でひと泳ぎ」は
思いっきり自画自賛して、
大変なスタートを切った今年を泳ぎ切ろうという企みです。
わたし、実はけっこう頻繁に「わたしって偉い!」と思ってる。
っていう話を友達2人にしたら、
1人は「うん、わたしも」って言ったのに、
もう1人は「信じられない…。生まれてから一度もそう思ったことない」と。
2人で「うそーっ!!」ってご唱和したんだけど、
世の中には3割くらいそういう人がいるらしいと知ったわけ
(サンプル数3で言い切る自分が怖いけど)。
どういう時にそう思うかっていうと、例えば、
朝、今日はお弁当作って、生協の箱を玄関前に出して、
資源ごみをまとめてから仕事に行く、とか予定を立てて
それを全部時間内にやり切って家を出る時とかに
「う〜ん、わたしってば素晴らしい!」と思ってるの。
つまみちゃんは自分を偉いと思う7割の方?
思わない3割派?
つまみ:
サンプル3でこの流れ、強引過ぎて麗しい。
私は、たまに自画自賛の7割派。
あ、これで7割5分派か。
っていうか、生まれてから一度も思わないってビックリ。
それはもう、自己評価が高い低いの問題じゃなく
自己評価の概念がないとしか思えない。
自分を偉いとも思わない分
自分をダメだとも思わないんじゃないか、と邪推しちゃう。
常に平常心?
自分が偉いと思うのは、昇進や出世をしなかったってことかな。
人に指示したり、命じたり、指導する人生は
ホントやりたくなかったし、今後もやりたくないから
(そう言いつつ、サボったり仕事できない人にはイラつく)
人生常に平社員の道を選んだ自分は偉い。
負け惜しみじゃなく。
まゆぽ:
あー、今、目からうろこ3枚くらい落ちた。
細かい瞬間じゃなく、長いこと生きてきて振り返ると自分てもっと偉いかも。
平社員の道はかっこいいな。
似てるけど、わたしは大きな樹に寄り掛からず生きてきたことを評価したい。
一部では知られた会社の社員だったり、大きな会社の仕事をしたりはしたけど、
気がつけばそういうところと離れても自分で立ってる気がする。
なんか、私たち、めちゃくちゃすごくない!?
そういう長いスパンで見るとさ。
3割から2割5分に転落した「思ったことない」友達だけど、
もしかしたらすっごく自尊感情が高いのかも。
だから、少しぐらいのことができても
「わたし、もっとできるはずなのに」って考えるのかもしれない。
そのくらい、着々と思ったことをやり遂げてきたんだよ、彼女は。
すぐに「わたしってえらーい」と自分に飴をあげるわたしより、
偉いのはそっちだよなあ。
つまみ:
うんうん。
自尊感情が高いのかも、とは思った。
理想のイメージと実生活の距離が近い人、いるもんなあ。
まゆぽさんの「自分で立ってる」感も
なんだかんだ言って、ちゃんと理想を具現化してるってことじゃない?
それってすごいことだよ。
私はさ、たまにやっかんだりうらやんだりはするけど
すごい人にわりとちゃんと気づいて、すごいと思って
すごいと言える自分は偉いと思うときがある。
ムリヤリひねり出した気もするな。
まゆぽ:
いやいや、ムリヤリじゃないよ。
そこ、大事なポイントだと思う。
つまみちゃん、自分で思ってるだけじゃなく、
あ、確かにそうだよつまみちゃんは、って私も思ったよ。
実はこのテーマ始めた時に
自分は実は偉いところあまりなかったなって
結論になりそうな気がして
そしたら、長いこと生きてきただけで偉いべってことで
いいやーと思ってました。
ところが、まじに私たちって本当に意外に偉いね!
という結論にたどり着いて、
さらに自己満足度が急上昇したよ。
コロナ禍の中で、凹みがちな気持ちを上げるために
自分の偉いところ探しはけっこうオススメです。
By つまみ&まゆぽ
「布イラスト」の画像は、布絵作家・佐藤知津子さんの作品です。
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