第176回 ポジティブ方面に引っ張る
つまみ:
2022年最初のチチカカ湖です。
みなさま、今年もよろしくお願いいたします。
一応、年明けらしく(もう年初感はないけどね)
じめっとしてないお題にしてみました。
っていうか、まゆぽさんは、じめっとしてないよね。
本人としては、いろいろ反論も裏の顔もあるかも、だけど
私は今まで、まゆぽさんの「からっとした見解」に
何度も救われてる。
「救われる」なんて書くこと自体がじめっとしてるけどな。
先週からマンションのエレベーターの取替工事が始まったわけよ。
そこに至る経緯はまあいろいろあって
でも、納得できたし、そこに不穏さはないんだけど
さすがに7階の住人としては、二週間エレベーターなしはきつい。
住んで2年でエレベーターを取り替えるようなマンションにしたのが
(要するに支払金額の関係)悪いと言われればそうなんだけど
最初に見た、同じ間取りの3階より圧倒的に見晴らしがよくて
富士山も東京タワーもTDLの花火も拝めるので
一瞬よぎった「3階にしとけばよかったかも」は封印してる。
それに加え、もしここにずっと住んで(そのつもり)
5年後10年後の取替工事だったらもっと厳しいので
ふうふう言いながらも、なんとか頑張れるうちでよかったと
ポジティブに考える…ってか、言い聞かせてます。
正式な日程が決まった昨年の11月に言えた
「コロナが減ってきてグッドタイミング!」じゃなくなたのは残念。
ったくな!
まゆぽ:
もう今頃だと新年でもないって気もしますが、
今年もよろしくお願いします。
遅れたり、はずしたり、よろよろしたりだけど
チチカカ湖で泳ぐことは気持ちいいので、
気力体力をふり注いで泳ぎ続けたいと思います。
で、エレベーター問題なのね、つまみちゃんは。
7階まで登るのはキツいよ、確かに。
でもさ、人って火事場の馬鹿力ってほんとにあるから。
いつも馬鹿力出してるわけにはいかないけど、
いよいよの時の自分の力を信じていいと思います。
わたし、31階建ての11階に住んでるんだけどね、
前に猫がマンション内で行方不明になった時、
地下2階から31階まで全フロアの入れる範囲を探し回りました。
その時、そんなに階段疲労は感じなかった。
見つからない徒労感はたくさんあったけどね
(結局11階のお向かいの部屋にいたしさ)。
って、自分の猫愛自慢になっちゃいましたが、
いざという時には力が出るから、
絶景の7階を選んで正解だと言いたかったのです。
工事中は耐えて登れ、ってことで。
で、今年のポジティブな。
なんかさ、ポジティブっていいことみたいだけど、
コロナ陽性みたいのも「ポジティブ」って言うじゃない。
いいことばかりでもない気もするんだけどね。
それは置いといて、今ポジティブシンキングしてることは、
なんと言ってもマスク生活です。
法令線隠れるし、冬はあったかいし、マスク好きなの。
母親はこのチャンスに前歯の治療してたし。
いいことがけっこうある。
わたしは一生マスク暮らしでもいいかな、と思ってるくらいだよ。
別に不織布マスクメーカーに親戚はいませんが。
つまみ:
ありがとう。
7階の昇り降り、少し力が湧きました。
好きな曲をくちずさみながら
階段を昇る作戦実施中なんだけど
なぜか「青い珊瑚礁」が合う。
ちゃんと前奏から始めて
「ふたりっきりで 流されてもいいの~」から
「あなたが好き♪」の間で
息がアガってることを自覚して苦笑する…みたいな
一人芝居をしています。
マスク生活、もうすっかり馴染んじゃったね。
そもそも、冬場から花粉の時期は装着してて
まゆぽさんが言及してる利点も実感してるけど
今回のコロナで周囲もほぼ総マスクになって気づいたのは
マスク同士だと、前より相手の話が入ってくるかもってこと。
距離を離してる分、集中して聞かざるを得ないってこともあるけど
マスクのせいで相手の視覚の情報量が少なくなったからと推測。
だから、マスクがずり下がったり
ちょっと特殊なマスクをしてる人だと逆効果。
私と接する人は、こぞって地味なマスクにしてくれ?
それと、マスクしてる相手の目は照れずに見れる気がしない?
発展させて「マスクは恋愛体質を量産する」って仮説はどお?
まゆぽ:
マスクの相手の目!
わたし、マスクばっかり見ててあまり見てないかも!
口の動きに合わせて動くマスクとか、
話すとずり下がるマスクとか、マスク面白いんだもん。
マスク姿がすてきだったら、相手よりマスクを愛してしまうかも。
「青い珊瑚礁」ねえ。懐かしい。
何かの時に浮かび上がってくる系の歌だってこと、わかる!
全然話は違うけどさ、
この間、読書会の課題本が『風立ちぬ』だったの。
『風立ちぬ』で年齢がわかるねって話になった。
昭和20年代までの人にとっては堀辰雄、
平成以降はなんてったってスタジオジブリ、
そして、わたしたちの年齢は松田聖子だよね〜って。
さて、どんどんポジティブから離れてしまいましたが、
ネガティブってある意味セーフティーネットだとも思うのよ。
最高にネガティブなこと想定しておけば、
ちょっとくらいでは凹まずにいられるとかあるじゃん?
つまりネガティブがポジティブなのでは、という、
「極右と極左は似ている」みたいな結論なんですが、
それでいい?
つまみ:
その結論、真理かもね。
「大好きと大嫌いは似てる」とこあるしね。
…と、強引に恋愛関係に戻して締める。
そこに深い意味はない。
寒い季節には槇原敬之のラブソングが似合うって
ちょうど思ったとこだったから表明してみました!?
★「チチカカ湖でひと泳ぎ」を盛り上げてくださる
佐藤知津子さんの作品。
Jane
エレベーター取り換えの話、っていうと、アパートの一階や二階の住人が自分は使わないから費用は負担しないと言い出しました、さてどのように費用を分担するのが正しいのでしょう…という話を思い出すのですが、七階ならばエレベーターのもたらす恩恵は存分にあるではないですか、きっと一階や二階だったらすごく悔しいんじゃ….と、ポジティブに。
私たちの年代でパンデミックを体験というのは、もうあんまり外に遊び歩く年代でも貴重な青春を奪われているわけでもないからまだよかった、っていうのもありますが、「あと10年歳をとっていたら、もしかかった場合まじやばかった、ぎりぎり今でよかった」とポジティブに考えています。でも、コロナずっとなくならない可能性あるんですよね…。
マスクは顔を隠せる利点は勿論、私の下手な英語に相手が「マスクでよく聞こえない」と言ってくれる利点があるし、私も相手の言っていることがマスクで聞こえないふりができ、聞き返すことも自然。
それから私は誰かが「コロナはすぐ終わる!」と2年前から希望観測的に言うたびに「いいやもっと長引くよ」と水をさしてきましたが、まゆぽさんのおっしゃるセーフティーネットをはる心理ですね。
まゆぽ Post author
Janeさん、すごい!
ポジティブの女王さまだ!
どんな事態になっても、「あーよかった」と考えられる力って、
パンデミックや災害時に自分も他人も救ってくれると思います。
でもポジティブしつつ、セーフティネットも張るという
Jame方式最強ですよお。