Posted on 2020年2月21日 by まゆぽ

第154回　この差別はイカンだろう

つまみ：
なにかっていうと「差別！」と目くじらを立てるの、
あんまり好きじゃないんだけど、この間、立てたよ。

東京中心かもしれないけど
シャノアールっていうコーヒーチェーン店があるじゃない。
経営方針が変わったのか、最近どんどん閉店してる。
こないだ、早稲田店が閉店したときは
Twitter上とかで「悲しい」「淋しい」とすごく話題になってた。
でも、同じ頃、うちの近く
たぶん東京最東部のシャノアールも閉店したんだけど
まったく話題にならず。
営業期間は早稲田と同じ30年とかだったのに。
納得いかん。
そりゃあ、早稲田は学生が多いからしょうがないとしても
これって差別じゃね？

まゆぽ：
おお、シャノアール問題。

今時ああいうタイプの喫茶店は経営が難しいだろうなあと
前を通るたびに思っていたけど、
とうとうあちこち閉店かあ。
シャノアールグループにはVEROCEもあるから大丈夫でしょ。

っていう問題じゃなくて、
早稲田店は騒がれるのに、
東京最東部のお店の閉店はスルーされるってことね。

たしかに、早稲田店は「思い出のシャノアール」だったりする元学生が
いっぱいいるんだべなあ。

「あの小学校時代の思い出の豊島園が閉園だと－!?」と
大騒ぎしたわたしにはその気持ちわかる気がします。
学校帰りに泳ぎに行ったりしてたのよ、豊島園。

（本当かどうか定かではないが）寅さんシリーズは最初は
足立区の西新井大師が舞台になるはずだったのに、
映画の撮影とかうるさいからって断ったら
葛飾区の帝釈天になって、
その結果、全国的知名度に大きな差ができちゃったんだって、
って話をこの間聞いた。

なんかさあ、どこの町も負ける時もあるけど、
勝つこともあるじゃんって感じなんじゃない？
と、あまり答えになってないことを言ってみる。

わたしが「イカンだろ」と思う差別は、五十肩問題だよ。

この間から右肩が痛くて、様子見してても変わらないので
整形外科に行って、レントゲン撮ったけど骨の異常はなく、
「いわゆる五十肩ね」と若造ドクターに言われたの。

その診断の話を誰かにすると必ず
「五十？　六十じゃん。あはは」という反応が返ってくる。
わかってるってば～。

今では人にいう時に、
「五十肩なの。いや、年齢は六十代なんだけどね」って
いちいち自分で先に言ってるよ、面倒だから。

この病名、差別じゃない？
別に若ぶってなくても60代以上だってなるのにさぁ。

つまみ：
寅さんネタ、知らなかった。
勝ち負け。
確かに、去年の台風19号のとき
わが居住地は事前にいちばん危険視されてて
隅田川と荒川の水門の、隅田川側が閉じられたときは
見捨てられた感があったけど
実際に首都圏で被害が出たのはハイソなイメージの多摩川流域で
大きな声じゃ言えないけど
「ずっと負けてたけど勝った」とちらっと思った。
今更ながら、「ごめん」だけどね。

五十肩、それ以上の年齢になると妙に表明しづらい病名だね、ホント。
糖尿病も、いろんな原因があるのに
ダメな生活習慣の結果、と一括りにされがちだから
病名を変える動きがあるもんね。

ギックリ腰やイボ痔も、痛くて辛いのに（イボ痔は経験ないけど）
病名におマヌケ感があって差別されてるよね。

あとリンゴね。
蜜が入ったサンふじとか、すっごく美味しいし
美容と健康にもいいらしい…以前に
私は風邪とかで食欲がないときは
いつもリンゴをきっかけに食欲が復活するので
個人的には、リンゴは果物の王様ぐらいに思ってるんだけど
「リンゴってすごくない？」と人に言っても反応が薄い。
なんで？
こりゃ差別だろ。