第132回 ペリリュー 楽園のゲルニカ
今上映中の「ペリリュー 楽園のゲルニカ」は戦場そのものを描いた作品だ。
『玉砕の島ペリリュー』などすでにペリリュー戦に関する本を数冊著している平塚柾緒の原案協力を得た原作漫画は、2017年に日本漫画家協会賞優秀賞を受賞し、2021年の完結と同時にアニメ化が発表され、今年公開された。
1947年4月、パラオ諸島南部に位置する激戦の地ペリリュー島に潜伏していた日本兵が武装解除した。その数34人。20代前半の若者たち多数。
1944年この地に派遣された1万人ほどの日本兵は、いったい何を命じられ、どのように戦い続け、どんな風に亡くなっていったのか。
1945年の終戦を知らず生き残った人々は、後の2年半をどう考え行動し、何を思い過ごしたのか。
原作者の武田一義は、この凄惨な戦いを読みつづけられるようにかわいい絵柄で描いたという。
その凄絶さ悲惨さに圧倒され息をのむばかりなのだが、映画を最後まで見届けることができたのはまさしく絵柄のおかげだろう。
史実をもとに生還者から聞いたエピソードつまり記録や記憶を丁寧にすくいあげ描き起こしたフィクションだが、ムードに流されず抽象を排した表現に胸が詰まる。
亡父はペリリュー島の若い兵士たちより3~5歳ほど年下で、肺が悪く学徒勤労動員にも参加していないとのことで、家庭で戦争の話を聞いたことがない。今年は終戦80年で様々な媒体で特集が数多く組まれており、私はその戦争関連の番組や記事をつとめて見るようにしていた。『戦争トラウマ』という言葉も知った。そしてこのアニメーション映画を見たことで、終戦前後の日本の様子が私の中でつながった。
もろもろ具合の悪いときはおすすめしませんが、『火垂るの墓』や『この世界の片隅に』を見た方は、この作品も一度ご覧になってはいかがでしょう。
愛子さまも鑑賞なさっています。
なお、ペリリュー島での戦いについては、現地で戦った兵士たち(当時20代前半)の証言などが入った『NHKアーカイブス>ペリリュー島の戦い』(2014)があります。
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さて、気分を変えて。
年末年始にアニメの一気見はいかがでしょう。いずれも25話くらいです。
異世界に召喚されたサラリーマン、ムコーダが手にしたスキルは「ネットスーパー」だった!
毎回「エ〇ラ焼き肉のたれ」など実在の商品名が出てくるのが笑える。
魔力や魔道具はなくとも、手軽に美味しいごはんが作れたら最強です。いやホンマに。
肉料理多めなので、もう少し野菜料理もつくろうよと魔力ならぬ老婆心が発動します。
シーズン1、2がアマプラ他で見放題配信。
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「WITCH WATCH」(ウィッチウォッチ)
駆け出し魔女のニコが鬼の末裔である幼馴染の守仁の家にやってきた。
守仁はニコが魔女だということを隠し守ろうとするのだが、クラスメイトには早々にバレてしまう。
ドジっ子魔女といろんな種族が混在するファンタジー高校生活なので、ただただ可笑しい。
原作は篠原健太の同名漫画。
彼の作品はネチネチしたところがないから歳をとってもついていけるのです。
シーズン1がアマプラ他で見放題配信。
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薬師(くすし)の猫猫(マオマオ)と麗しの宦官壬氏(ジンシ)が後宮で起こるあれやこれやを解決するバディーもの。という理解でよかったかな?
二人の間の感情の機微とかあんまり分からないもので(汗)
シーズン1、2がアマプラ他で見放題配信。
しばらく2期を見ていませんでしたが、猫猫は青いバラを作り出したらしいですね?私もゲーム「あつまれどうぶつの森」で青いバラの交配に成功しました!アニメと関係ないけど言いたかった(笑)
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今年は今回が最後の更新になります。
皆さま、風邪など召されませんよう、穏やかな年末年始をすごされますよう。

















































































