Posted on by Comet
<いろんな言葉> 桐島、部活やめるってよ
朝井リョウの小説のタイトルです。
この「言葉」を初めて目にしたのは、新聞広告でした。
「小説すばる新人賞受賞作」ということで
下3段でドカーンと載っていたのですが
タイトルを読んだ瞬間
「うわ、そりゃ大変だ!」
と、思わず口に出しましたよ。
そっかー、部活やめちゃうのかー。
誰かが部活をやめることが、大事件だった
あの頃の気持ちがグォッ〜っと甦って
胸がざわざわざわざわ落ち着かなくなりました。
本体の小説も、もちろん読みまして
なるほどなるほどと面白かったのですが
感情移入するところまではいかなかった。
ところが
去年、映画化されたのを見たらばね。
学校という空間の中で
さまざまな「立ち位置」にいる高校生たち
ひとりひとりが体中から噴き出している
複雑な感情の糸に、完璧に絡みとられました。
その糸には
おそらく「演技」という枠を超えた
べん毛のようなものがついていて
アラフィフ心の深いところを、チクチク突いてくるんですよ。
年末年始、何かDVDを借りようかなー、と思っている方
おすすめです。
ちなみに出演者は
東大昌大(「ごちそうさん」の悠太郎さん&「あまちゃん」の若い頃の大吉さん)
橋本愛(「あまちゃん」のユイちゃん)
松岡茉優(「あまちゃん」のGMTリーダー入間さおり)
と、2013年朝ドラ好きにはたまらんキャスティングでございますよ。
大ブレイクする直前の彼らの姿にキュンキュンしてください。
中島
「桐島、部活やめるってよ」は、小説、映画両方とも鑑賞しました。
私は、小説のほうが心にすしんと来ました。
高校生の時の自分が蘇って来てちょっと息苦しくなりました。
青春とか若いとかって素晴らしいというけど、振り返ってみても全然お気楽じゃなかったな^^
Comet Post author
慶子さんは小説派なんですね(^ ^) そうそう、私も読んでいて息苦しくなりました。高校時代って毎日しんどかったなー。この歳になって高校時代の友達と話してると、あの頃は毎日笑ってばかりだったような気がしちゃうんですけどね〜。
Tomi*
「桐島、部活やめるってよ」は映画しか観ていませんが、ここ数年観た日本映画の中で5本指に入る傑作だと思います。
脆い関係の上に成り立っている友情や、高校生のもやもやが、台詞や身振り、視線のひとつひとつに実にリアルに表現されていました。
また、主題歌の「陽はまた昇る」(高橋優)が、映画にぴったりハマっていて、観終わった後もずっと頭の中で鳴っていました。
以来、高橋優くんのファンになりました。
Tomi*
このPV凄いです。
http://www.youtube.com/watch?v=0X9P2ZqYZDY
Comet Post author
Tomi*さん、うわあああああ、教えていただいたPV凄い! 泣きながら鳥肌たちました。ありがとうございます!(映画を観てない方にとっては、何のこっちゃだと思いますが)