ゾロメ的つれづれ・ずれずれ・ブレブレ日記⑩ 人生は四字熟語+!?だ!
◆6月某日 弱音長者!?
義父が視力を失ってひと月半になる。読書や相撲を見る楽しみが絶たれてしまっているので、ICレコーダーを購入し、落語の音源を入れている。
そんななか、友人が落語のCDを何枚も譲ってくれた。「聴き込んで元を取った。捨てようと思ってたから、もらってくれると助かる」とのこと。そのコメントの真偽は定かではないが、ありがたくいただくことにする。
思えば、義父のことで弱音を吐くようになってからこっち、多くの人に、たくさんのあたたかい言葉をはじめ、いろいろなモノをいただいている。ありがたい。が、これじゃ、わらしべ長者ならぬ、弱音長者じゃないか、自分。
じじょくみさんの結婚式の日は、webデザイナーのNaomiさん から新井薬師の御守をいただいた。新井薬師は眼病にご利益があるお寺なのだそうだ。Naomiさんの心遣いにグッときた。
◆6月某日 相似親子!?
ネコが情緒不安定。このところ、朝と夕の鳴きがすごい。でも、落ち着いた後はおとなしく家族に背をなでられている。義父とその息子が相似形で笑う。
父(上) 息子(下)
◆6月某日 千客万来!?
読売新聞に日曜日連載されている【空想書店】というコラム、6月の店主は能町みね子さん。
今日の「駄菓子屋から未知の世界へ」がとても好みだったのでTwitterでその旨をつぶやいたところ、能町さんにリツイートされた。そのせいで、たくさんの(私にしては、だが)リツイートやお気に入り登録が発生し、たじろぐ。
自分としては、同じく今日つぶやいた「野際陽子は500円玉貯金を33年間続けていた」というYahoo!ニュースに対する「リアル早川基子だ!」というつぶやきもなかなかだと思うのだが(笑)、これは「すいか」というドラマが好きな人にしか通じないのであった。
ちなみに、第3話が早川基子(小林聡美)の500円玉貯金の話です。
◆6月某日 料理万歳!?
夕食のおかずは、ヒレ肉をテキトーにたたいて塩コショウで焼いたものと、ほうれん草のゴマあえと、たたいたキュウリをゴマ油関係でからめた漬け物。
突然の料理ネタでどうしたのかと言われそうだが、どれももれなくすりこぎを使った、と言いたいのであった。すりこぎ三部作。
手抜きが多い自分だが、ゴマは自分でゴリゴリとやる。粗い食感が好きなので、市販のすりごまはざらっと感が足りないのだ。
たたく、で思い出したが、ピン芸人ユリオカ超特Q氏の持ち歌に「たたいて赤坂」というムード歌謡がある。特に名曲だとは思わないが、単独ライブのたびに聴いているので、「たたく」「赤坂」というワードが登場すると、ついサビの部分を歌ってしまって、ちょっと負けた気がする。
◆6月某日 店長災難!?
山本幸久著『店長がいっぱい』を読む。
他人丼チェーン店、友々屋の店長達を主人公にした連作短編集。
第1回ゾロメ女文学賞受賞作『床屋さんへちょっと』の山本幸久さん!?さすが、面白い!!奇抜な設定も大それた事件もないのに、ワクワクドキドキするし、展開が全く読めない。脇(主にアルバイト店員)にも魅力的なキャラが多く、それぞれで小説になりそうな、ちょっとした贅沢感もある。
肉が苦手なのに他人丼を食べたくなった。百歩譲って(?)冷凍してあったうなぎを卵とじにした。
◆6月某日 手前勝手!?
ライターの北尾トロさんが編集長をする「季刊レポ」という雑誌が6/19発売の20号をもって終刊となる。
16号で女性ライターの募集があり、当時、無職でやたら悶々としていた私はこれに飛びつき、課題テーマ「オンナの土俵際」を書いて応募した。3人選ばれた中に入った。うれしかった。が、次の関門である(と勝手に認識)サイトのコラム執筆に手を挙げる機会を逸したまま終刊の日を迎えてしまった。
挙手できなかったのは、自分の身辺が急激にあわただしくなったから・・というのは事実だが全てではない。どこかで躊躇する自分がいた。レポで執筆しているライターの方に「やる気は見せた方がいい」的なアドバイスをいただいたこともあるが、全くできなかった。気持ちもコミで力不足だった。悶々としていた自分の閉塞感をとっぱらってもらったのに。せっかく機会をいただいたというのに。
手前勝手だが、その贖罪(おおげさ、かな)の気持ちはこのゾロメを続けることで示したい。なぜなら、季刊レポは、書いている人、書きたい人すべてにエールを送っている雑誌だと思うから。
ありがとうございました。
by月亭つまみ
こんなブログもやってます♪→→「チチカカ湖でひと泳ぎ」
つまみ Post author
能町さんの「空想書店」、見られず気になって悶絶する!というメールをいただいたので探してきてリンクを貼りました。
クリックすると拡大します。
選んだ本や直筆の絵と文章、倉庫に見せかけた部屋のくだり、などにはもちろん心惹かれますが、私の中でいちばんヒットしたのは、直筆の下の「私は夕方になるまでそこで・・・」です。
そのことをTwitterでつぶやいたところ、「ライ麦を思い出した」という反応をいただき、我が意を得たり!と思いました。
以上、長すぎる補足でした。
・・それにしても、私の周囲で読売新聞購読者が少ないことに驚いています。
Naomi
登場させてくださってありがとうございます!
「いい人キャラ」が定着するよう、今後も兜の緒を締め直して取り組む所存です。(うそ)
私には、つまみさんが弱音を吐いてる印象があんまりないですよ〜。
500円玉貯金、我が家も30万円の貯金箱を満タンにしたことがあります。が。
やたらと生活費がかかるなぁ…と思ってたら、その貯金箱に移動してただけのようで。
節約という概念が無いので、意味がなかったです。
つまみ Post author
おおっ!Naomiさん、その節はありがとうございました。
私の中でNaomiさんは「朗らかで気遣いに長けた」そりゃもう、いい人キャラMAXの御方です。
その移動する感じ、わかります。私もそうなる気がします。
でも、やってもいないくせに、30万円の使い道を考えたりしています、今。
自分はなにがしたいのか、したくないのか、よくわかりません(^^;)。