子育てのような : 鮭らっきょうご飯
オバフォーエンジェルの皆様方、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
独身主婦のわたくしは、相も変わらずの通常営業でした。
忘れん坊将軍こと、初期物忘れの母も、もちろん通常営業。
連休ぐらいは忘れん坊もお休みしてくれないものだろうかと切実に思うのですがねぇ、
そんなことは土台無理な話。
それどころか、忘れん坊に飽き足らず、怒りん坊やら愚図りん坊やら、それはそれは
様々な変貌を見せてくださる将軍様です。
琴姫様も将軍様も、お偉い方は皆七変化。
愚図りん坊と化した時の将軍様は、とにかく延々と体調の不良を訴えます。
下半身ががくがく。
心臓がどきどき。
腰が痛い。
声がかすれているから喉頭ガンだ。
右手がどんどん大きくなってきている(マジか?!)
そして、最も頻繁に口にするのが、
「苦しくて何も食べられない」
それが夕食前であれば、
「あぁ、晩御飯なんて食べられない」
と、誰に言うともなくか細い声で訴えます。
でもね・・・
安心してください、食べますよ。
食べられない発言から10分ほどしたら、何食わぬ顔で母の分の食事も食卓に並べてみましょう。
あ~ら不思議。当たり前に食べ始めますよ。
昨日もね、青息吐息の状態から15分後には、鮭らっきょうご飯、豚の生姜焼き4枚、ニラもやし炒め、わかめと卵のスープを喜々として食べましたもの。
万一、食べられないという言葉を信じて食事を出さないと、
「あら、どうして私のご飯がないの?」と、まるで私が食事を出すことを忘れているかのような
なんだかね、最近思うんです。
まるで子育てみたいだ、って。
もちろん、私には子育ての経験がないので、今の私の日々と本当の子育てがどれだけ似ているか、違うものなのかを正確に量ることはできませんが。
食べたくないとごねるものを、なんとなく流しながら食べさせる時。
朝、体調不良や、自らの不幸や、家族への毒を吐きまくるものを、なだめすかして着替えさせる時。
寝るのが不安だと愚図るものを、枕元で昔話をしながら安心させ、寝付くのを待つ時。
これは、子育てに似ているんじゃないかな、と。
いや、子育てと介護を一緒に考えてしまうのはいけないのかもしれません。
先に希望が見える子育てと、どろっとした部分がなかなか多い介護は、土台比べようがないものです。
でも、私が子供を育てる機会に恵まれなかった分、神様は「お前、これぐらいは経験しておけよ」って思ったのかな、って。
子供のいないお前が自分がしてもらったことを誰かに返すとしたら、いつやるの? 今でしょ?! ってね。
・・・と、私は現実と気持ちに折り合いを付けようとしているのかもしれません。
で、昨日食べた、鮭らっきょうご飯。これも、母がよく作った料理です。
簡単だけど(私の料理に難しいものはないけどね)、そこそこ美味しい。
味はもちろん、酢飯に混ぜ込まれたらっきょうときゅうりの食感が楽しい、手抜き寿司です。
『鮭らっきょうご飯』
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ここ数日、台所に立つのが億劫に感じるような気温の高さ。
しかも、これからどんどん暑くなるのは言わずもがな。
灼熱のキッチンで料理することを考えると、「すまぬ!」とひと言言って逃げ去りたい衝動に駆られます。
すべてとはいきませんが、一品でも火を使わないメニューにできたら助かりますね。
鮭らっきょうご飯で火を使うのは鮭を焼く時のみ。グリルを使えば灼熱にさらされることもありません。
ぜひお試しを。
ミカスでした。
masakobe
仕事で遅くなった時、または作るのが面倒臭い時とか、これイケますねー。鮭は市販のフレークを使うと更に簡単ですよね♪これから暑くなるし、さっぱりと頂けるし、私の献立メニューに追加です!ありがとうございます〜。
ミカス Post author
masakobeさん
鮭フレーク‼︎
そうしたらもうNo fireじゃないですか!
素晴らしいアイディアをありがとうございます。
お仕事が忙しかった夜にぜひお試しくださいね。
miho
ミカスさん、
鮭にらっきょうにキュウリ(+大葉、ゴマ)って、すっばらしい美容食ですね。
ご飯をもち麦に代えたら最強のダイエット食になりそう。
ちょうど材料が揃ってるので、さっそく作ってみよっと。
いつも素敵なレシピありがとうございます。
ミカス Post author
mihoさん
もち麦で作ったらどうなるのでしょう?
興味津々です!
自分では思いつかなかったアイディアを皆さんからいただけるのは、本当に楽しくて嬉しいなぁ。
ありがとうございます。
もち麦で試したら、ぜひお知らせくださいね!
中島
作ってみました!
masakobeさん提案の鮭フレークにmihoさんお勧めのもち麦とお米半々で。
簡単でさっぱりしてて美味しかった〜
ミカスさんのレシピ大好きです。
そして,毎回「母がよく作ったレシピです」ってところを読むとグッときます。
ミカス Post author
中島さん
ありがとうございます。
鮭らっきょうご飯が皆さんの手でどんどん進化していく!
楽しいなぁ!
我が家で作られ(食べられ)続けてきた、
ごくごく平凡でおしゃれのかけらもないレシピばかりですが、
家ご飯ってこんなもだよね、って皆さんに感じていただければちょっとうれしい。