神楽坂の焼きいも
まだまだ暑い日もありますが、秋ですね。
秋と言えば、食欲の秋。
神楽坂に焼きいもを売っているお店があり、ここの焼きいもがとても美味しい。美味しいだけじゃなくて、お値段が安い。昨今、軽自動車でグルグル走り回っている焼きいも屋で焼きいもを買うと、不味いわ、高いわ、愛想ないわで、後悔すること必須ですからね。
そんな中、観光地としても賑わいを見せる神楽坂の一等地のしかも一階でお店をやってる『フーズガーデン』というお店は(別にお店の回し者じゃないですよ)、うまい焼きいもをリーズナブルに提供するお店として、僕と僕の事務所の女子たちに高く認知されています。
ねっとりした、ほくほくした二種類のいもがあって、買うときにおじさんが「ねっとしたほうがいい?」とか聞いてくれます。ないときは、NOチョイスで黙ってつつみますけどね。
なんかね、焼きいもって好きなんですよね。子どものころ、冬の寒い日に、家の中でなんとなくテレビなんて見ながらぼんやりしていると、「やきいも〜」って声がしてくる。普段なら無視してる父親なんですが、機嫌が良かったりすると「お、焼きいももいいなあ」なんて言い出す。すると、「高いのに」なんて言いながら、母親が財布を開いて、僕と弟が外に飛び出す。そんな風景が一気に甦ってきます。
たいした御馳走でもないんだろうけど、たいしたおやつなんて食べてなかったから、これがうまい。普段よりも甘いのに当たったりすると、家族全員で大喜び。で、いまいちなやつに当たっても、「これはこれでうまい」なんて訳のわからないことを言って、あんまり貶さない。だって、貶してうまくなるわけでもないし、幸せな時間を棒に振りたくない。なので、無理してでも僕たちはうまそうに食べる。それを父親や母親は嬉しそうに見ている。
そうか。そう言えば、あの頃から大人の顔色をうかがってる子どもだったなあ。自分がこの歳になって、本当は好き勝手に「うまい」「まずい」って言えばいいんだけど、今でもなんだか、回りの雰囲気をみながら、食べてる気もするなあ。
それがいいことか悪いことかわからないけど、人間、そう簡単に変わらないもんね。
さてさて、今年も神楽坂の美味しい焼きいもが販売開始。もうちょっと涼しくなったら買いに行こうかな。
植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→★
「ネコのマロン」販売サイト
https://store.line.me/stickershop/product/1150262/ja
クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。
そして、こちらが「ネコのマロン、参院選に立つ。」のサイト
http://www.isana-ad.com/maron/pc/
植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。
★これまでの植松さんの記事は、こちらからどうぞ。
爽子
今日、買ってきたサツマイモを焼き芋にしました。
ねっとり系で劇あま〜〜でした。
小ぶりでも、スイートポテト食べたみたいで、堪能しました。
おいち^_^❤️
神楽坂は、お店も素敵で大好きですが、焼き芋には気づきませんでした。
誰かが不味い。と言った瞬間、部屋の中の雰囲気がまずくなること、ありますよね。
子供は、そういう空気に敏感だと思います。
uematsu Post author
爽子さん
美味しそうな焼き芋ですね!
確かに、誰かが「うまい!」というと、そんな気になり、「まずい」というとそんな気になる。
なんてこと、ありますね。