名言・金言 : ニラもやし炒め
先日テレビを見ていたら、「将来の夢は?」と聞かれた小学校2~3年の男の子が
「これから探します」と答えていました。
「これから”考える”」ではなく、「これから”探す”」という彼の言葉使いに心をぐっとつかまれました。
子供は時に大人をドキッとするようなことを口にしますね。
人生経験が少ない分、先入観にとらわれることなくストレートな言葉が出てくるのかもしれません。
興味深いことに、お年寄り、特に認知症と共に生きる人も時にはっとするような言葉を口にします。
しがらみやとらわれるものが無くなり、子供のように自由な心になるからでしょうか。
(もちろん人それぞれの性格、状態にもよりますが)
カナダの認知症の高齢者向け介護施設で実習をしていた時に出会った入所者の女性は、
スタッフから「毒舌グランマ」と呼ばれていました。
ところが、英語もおぼつかない実習生私を気の毒に思ったのか、
毒舌グランマはひどい悪態をつくこともなく、私の目をまっすぐ見て言いました。
「私が虎ならあんたはまだまだ子猫ちゃんだね。
なんて情けない顔してるのよ。そんなんじゃタイガーレディーにはなれないよ!」
また、別の女性は私の手を取りながらこう言いました。
「What a beautiful creature!」 (なんて美しい生き物なの)
実習を始める前、担当の先生からは
「特に認知症の方は、言ってもいいものかどうか考える前に口にしてしまうことがあります。
時にきつい事を言われるかもしれませんが、気にしないこと」 と言われていました。
こちらのケアに抵抗して、悪態をつかれることもありました。
でも、タイガーレディーを目指す美しい生き物ミカスって、なんだか素敵。
実際、「美しい生き物」って、私の人生の中で一番の誉め言葉だものなぁ。
我が家の忘れん坊将軍様も、たまには胸に響く金言でも口にしてくれればいいのですが、
今のところは悪態の方が勝っているのがちょっと残念なところ。
とはいうものの、先日、面白いことを言いましたよ。
私、どうしても煮物の味が決まらずいらいらしてました。
私 「煮物の味がわからないよ。どうしたらいいのさ?!」
母 「あーだこーだ考えずに、自分の舌で感じなさい!」
こ、これは・・・・・?!
何十年と家族の食事を一手に引き受けてきた人です。
「もう何もできない」と言いながらも、舌の感覚を信じて料理をしてきたという自負は残っているのかもしれません。
その自負が生み出した言葉・・・なんて考えるのはちょっと大げさでしょうか。
そんな私がメインで料理をするようになってからというもの、やはり煮物の登場率は明らかに低くなっています。
その代わり増えたのが炒め物。
ちゃちゃっと炒めて、合わせ調味料でちゃちゃっと味付けしちゃいます。
というわけで、今日の一品は『ニラもやし炒め』です。
『ニラもやし炒め』
- ニラは根元を少し切り落とし、5センチの長さに切ります。
- オイスターソース、しょう油、砂糖、酒、水で合わせ調味料を作っておきます。
オイスターソースメインの味にするか、しょう油メインの味にするかはあなた次第。 - にんにく1かけをみじん切りにします。
- フライパンに油をひき、3のにんにくを入れて火を付けます。
- 強めの中火にし、にんにくの香りが立ってきたらひき肉を加えて炒めます。
- ひき肉に火が通ったら、フライパンに豆もやしを加えて炒めます。
- もやしに油が馴染んで軽く火が通ったらニラと合わせ調味料を加えて混ぜ炒めて出来上がり。
※もやしもニラもすぐに火が通ります。炒め過ぎると美味しくないので、シャキシャキ感が残るように炒めるのがポイント。
合わせ調味料の準備などの下ごしらえをしっかりして、手早く仕上げましょう。
時々、迷う気持ちを導いてくれそうな言葉をネットで探してしまうことがあります。
でも、名言や金言って、割と自分の周りに潜んでいたりもします。
身の周りの小さな声に耳を澄ましてみると、意外と楽しいかもしれません。
ミカスでした。
アメちゃん
ミカスさん、こんにちわ!
私が最近ヒットした名言は
「ハードルは、高ければ高いほどくぐりやすい」
です。
どっかのお寺さんに貼られてた名言らしいんですが、
いかにも「らく〜に生きようよ」って感じですごく好きです。
ミカス Post author
アメちゃんさん
こんにちは!
ハードルをくぐる、なんて素敵な発想でしょう!
いいなぁ、いいなぁ。
無理せずいきなさいよ、って優しく言われているみたいです。