緊急報告 : ミカス、三代目ナントカのライブに行ったってよ
今日の『ミカ料』は緊急報告と題して、料理とは関係の無いお話を。
実はミカス、三代目J Soul Brothersのライブへ行ってきました。
妹が娘(私の姪)と一緒に行く予定だったのですが、娘が仕事で行けなくなり、
私にお鉢が回ってきたというわけです。
その顛末をメールでオバフォーメンバーに報告したところ、
「面白いじゃん。ユー、ミカ料に書いちゃいなよ!」と言われたので、
書いちゃいます。
『ミカス、三代目ナントカのライブに行ったってよ』
2月某日、東京駅。
崎陽軒の中華弁当を買って新幹線に乗り込んだあたりまではいい旅夢気分立ったミカス。
しかし、その浮かれ気分は車内で粉々に打ち砕かれることに。
妹の「あ、あの人たちもライブ参戦組だ。あの人たちも!」の言葉に周りを確認すると、
車両内に点在する黒づくめのグループ。
そう、同じライブに向かう熱狂的なファンたのみなさんが、
三代目グッズである黒いトレーナーやらスエット、ジャンパーに身を包み
あちこちに陣取っているのです。
点在ながらもじわじわと迫りくる圧。
「生半可な気持ちで参加されたら困るんだよ!」という妹の言葉が
頭の中に響き渡ります。
私、三代目が何人いるのかも知らないし、
初代や二代目がどうなったのかも知らないのに…
さすがに妹は普通の服装でしたが
「私、この日のためにSKⅡでお肌の手入れして、まつげパーマかけてきたんだよね」
はい~?!(右京さん風に)
そして、カバンの中から長細いタオルを取り出して私に渡し、
「これ、『振れ』と言われたら振るんだよ。いいね!」
<大好きな酢豚が悲劇を引き起こすとは>
動揺のあまり無印のカシミヤストールに付けてしまった酢豚のタレの匂いにへこみながら名古屋に降り立つと…
げっ、増殖してる!
改札からわらわらと吐き出される黒い人たち。
この時点で、気分はもう、
数万の軍勢に向かってたった一人で刀を振り上げ飛び込んでいくへっぽこ侍です。
半端ないアウェイ感。
神様、どうかお守りください。
ああ、清水富美加もこんな気持ちで神にすがっちゃったのかなぁ。
ホテルに荷物を預け、タクシーでナゴヤドームへ。
3時開場、5時開演だというのに、時刻はまだ1時過ぎです。
「グッズ売り場に並ぶんだよ!」
だそうです。
<これがミクスだよ>
なるほど、グッズ売り場からは長蛇なんてレベルでは済まない列が伸びています。
売り場に近づくにつれて見えてきた、購入したグッズをどっさりと抱えて
ほくほく顔のファンの皆さん。
私は実感したね。日本の経済はエグザイル一族が回してる。
エグザイルノミクスだよ。
安倍さん、トランプとゴルフしてる暇があったらHIROに会え!
<アメリカファースト?LDHファーストだよ、安倍ちゃん>
なんてことを考えていたら、
妹は三代目のロゴがプリントされた小旗を2本買い(三代目のジップロックも買ってた)、
1本を私に。
きょとんとする私に「振るんだよ」。
えっ? 振るのはタオルでは?
「タオルの時とフラッグの時があるの」
わかんねぇよぉぉぉぉぉぉ!
私たちの席は4階のプレミアムツイン。
4席ごとにシートが分かれていて、テーブルが付き、
野球観戦の際にはなかなか優雅に見ることができる贅沢シートらしいです。
しかし、ライブとなると、
ステージははるか下に見え、SKⅡやまつげパーマどころか、
かろうじてそれが人であると確認できるくらいの位置です。
少しほっとしました。
アリーナの黒い塊の中でタオルだのフラッグだのを振り分けながら
数時間を生き延びる自信は私にはありません。
ちなみに、4席の残り2席に座ったのは、私たちくらいの年齢のこちらも姉妹のお二人。
妹さんがお友達と共に参加する予定だったのですが、
お友達が来られなくなって急遽お姉さんを誘ったのだとか。
お姉さんの手を取ってむせび泣きたい衝動に駆られました。
開演10分前。
妹にそれを告げると「あぁ!もう嫌だ!」
嫌ならなぜ来た?
「やっぱりだめだ」
だめならここで何をしている?
そんな時に、今回来られなかった姪からLINEが。
「お母さんから、緊張してダメだってLINEが来たんだけど、
ミカスちゃんお母さんに言ってやってよ。
『考えるな。感じろ!!』」
親も親なら娘も娘。
(ところが、この日のライブの最後で、メンバーの1人から
「ライブは考えずに感じるもの。Don’t think, feel」発言が。
やるな、姪っ子)
そしてライブは始まりました。
それからはもう、何が何やら。
「フラッグ!」
「はい!」
五十肩に鞭打って、旗振りミカス。
腕もちぎれんばかりに旗を振り続けていたというのに、突然、「タオル!!」
「はい!!」
最初は「この曲はね…」「この踊りのフォーメーションは…」
と、解説をしてくれていた妹も、テンションがMaxに達すると
「来るよ、来るよ、来るよ! キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!」
もはや何が来るのか何が来たのか、私にはさっぱりわかりません。
とはいえ、とても手間暇(とお金)をかけて作り上げられているショーだなぁ、
と本当に感心しました。
そして、4階の席はそのショーの全体を楽しむにはとてもいい席でした。
アリーナの通路に陣取った無数のLEDダンサーの美しいこと!
ステージ上の豆粒メンバーを追いかけるよりも余程ワクワクします。
トロッコに乗ったメンバーがステージとは反対の側へ回ると
もちろんみんなの視線はそちらへ向かうのですが、
その間もステージは空っぽになるわけではなく、
お若い方々(研修生的な人たちなの?)が踊ったり、モトクロスバイクでジャンプしたりと頑張っています。
だけどほとんどの人が見ていない。
メンバーに目が行くのはわかるけどね、頑張ってる人をまんべんなく見てあげようよ。
それにしても、どの席に座っても楽しめるように工夫がされている。
すごいなぁ。
翌日、安ビジネスホテルを早めにチェックアウトし、
マリオットホテルの朝食ビュッフェへ。
それとは知らずに私が妹を誘ったのですが、
「姉ちゃん、そこ、三代目が泊まってるって言われてるホテルだよぉぉぉぉ!!」
なるほど。
マリオットには、コンシェルジュフロアなるものがあって、
そのフロアに宿泊する人専用のフロントや朝食ビュッフェスペースがあるらしい。
だから、たとえメンバーが泊まっていてもさすがに出くわすことなどないのでしょうが、
「三代目もきっと同じものを食べているよねぇ」と、
うっとり顔で中華がゆを3杯平らげる妹に姉は思いました。
「あなたが幸せならそれでいい」
考えてみると、妹と2人だけで旅(なのかな?)をしたのは初めてでした。
ライブも、おばちゃんはびっくりしたけれど、ついていけないことも多々あったけど、
非日常のキラキラを味わえたのは本当にたのしかった。
今回行けなかった姪からは「次は3人で行こうね!」とLINEが。
うん、3人はならもっと楽しそう。
チケットが取れるなら行ってみよう。
黒いグッズ服は着ないけどね。
<名古屋の空はどこまでも青かったぜ>
以上、ミカス三代目ライブ参戦記でした。
いまねえ
きゃははっ!アウェイな人ならではの視点満載ですね!楽しい!
ジャニーズ系のグループ大好き知人から、そのコンサートの話を聞くと
上下関係の厳しい部活動か?。。聞いているだけでびびります。
ファンクラブのグループごとに団扇やらペンライトの振り方練習するとか、
もろもろ決め事もあるようで、聞くだけで無理!目まいがしそう。。
チケット取るのもなかなかに容易ではないようですし。
でも観客含めてのエンターティメントを一度実体験してみたい気もします。。
ミカスさん、旗やらタオルやら振り回しまくって腕とか筋肉痛いかがでした?
是非姪御さん含めて3人でまた体験してきてください。
ジャニーズのコンサートも母娘でというケースも多いようです。
我が知人もそうです。こういう点も女性が元気!の要因になるのかも。
マリオットホテルの朝食ビュッフェ!
こちらも興味津々です。
ミカス Post author
いまねえさん
自分ではまずやらないであろうこと、行かないであろう場所に飛び込んでみるのは楽しいものですね。
色々な発見がありました。
基本アウェイ感覚はなくさずに、また行ってみたいです。
それにしても、ファンの人たちの体力の凄いこと!
私は意外と筋肉痛にならず、多分、まだまだ甘いのたなぁと思いました。
グッズ売り場では70代くらいのベテランウーマンも見かけました。ライブにも参戦されたのかな?
マリオットのブッフェは楽しかったですよ。
ひつまぶしやきしめん、あんこトーストといった名古屋めしもあって。
眺めも良くて、楽しい朝食でした。