ミカス、カナダへ飛ぶ : 突撃、カナダの朝ごはん
ビクトリアでの滞在は、長年の友人ナンシーの家に。
海が大好きな彼女が十数年前に移り住んだのは、海が目の前のアパートメントです。
(日本で言うマンションですが、英語のmansionは大豪邸を意味します)
画家である彼女は、このアパートメントで猫のモーリーと2人(1人と1匹)暮らしを
しています。
<なんて贅沢な眺め>
というわけで、朝ごはんはほぼ毎日彼女の家で食べました。
カナダ人の朝食は概ねとてもシンプルなものです。
1ヵ月だけホームステイさせていただいたお宅では共働きということもあり、
朝食の時間にはシリアルの箱がずらりと(箱のまま)食卓に並びました。
それにコーヒーとオレンジジュース。
もちろんお宅によって違いはあると思いますが、
殊平日は簡単なものをささっと食べて終わりというのが基本のようでした。
ナンシーの朝食も至ってシンプル。
フルーツ、ヨーグルト、シリアル、紅茶。
日本人の食生活をある程度知っている彼女は、毎回、
「日本ではもっとしっかり食べるんでしょ? 卵を焼こうか?」
と気遣ってくれますが、郷に入っては郷に従え。
カナダではカナダスタイルで食べてこそ旅の楽しさです。
<それでも私を気遣って小さなマフィンが>
「殊平日は…」と書きましたが、
実は、平日の朝食はシンプルながらも
週末はちょっと贅沢にという人も多いのです、カナダ。
件のホストファミリーも、週末はお父さんがホットサンドやパンケーキを
焼いていました。
レストランやカフェでゆっくり朝食を、という人も多いため
朝早くからボリュームたっぷりの朝食を提供するお店もたくさんあります。
よくよく考えると、朝食を”きちんと楽しめる”お店って
日本にはあまりないような気がします。
というわけで、今回の旅にもカフェの朝ごはんを堪能した日一日だけありました。
同行の友人N、あちらで暮らしている友人H、私の”ジャパオバ3人衆”が向かったのは
The Blue Fox Cafe。
「Breakfast all day!」のフレーズと共にボリュームたっぷりの朝食が人気、
行列必至のお店です。
それにしてもすごいなぁ欧米人。
お店の中は、朝から凄いエネルギー。
食べて、喋って、笑って、食べて。
みんな、朝ごはんたんまり食べて一日楽しむぞ!てな感じでしょうか。
さて、あまりお腹が空いていない私がオーダーしたのは、
メニューの中で一番軽そうに思えたサラダ。
<どーん!!>
たっぷりのサラダほうれん草に、ソテーした鶏むね肉丸々1枚、
アボカド1/2、オレンジ、アーモンド、黒ゴマがのったミスサイゴンサラダ。
生姜たっぷりのドレッシングでいただきます。
それにしても、あちらではサラダというとこのサラダほうれん草が
たんまりと出てきました。
この旅で半年分くらいのほうれん草を食べちゃった感じ。
流行っているのかな?
ベビースピニッチと呼ばれるように、小さくて柔らかい葉は本当に美味。
サラダ用なので、ほうれん草独特のえぐみもありません。
日本でも手に入らないかな。
Nが「カナダに来たらやっぱりこれでしょ」とオーダーしたのは
エッグベネディクト。
<どーん!どーん!>
2つのポーチドエッグの下にはサーモンが潜んでいます。
オランデーズソースとろーり。
付け合わせはフライドポテトがたんまりです。
Hは、アップルフレンチトーストに「サイドにフルーツをつけて」とオーダー。
<サイドもどどーん!>
厚切りのフレンチトースト2枚の上にはバターソテーしたりんごがてんこ盛り。
そして、サイドメニューのフルーツもこのボリュームです。
あまりのボリュームに、私たちは息を飲んだけれど、
ほとんどの欧米人はアハハとお喋りしながら平らげていましたよ。
まったくもってパワフル。
平日のシンプルブレックファストと週末のパワフルブレックファスト。
この使い分けの上手さに、人生の楽しみ方の上手ささえも垣間見えるような
気がするのは私だけでしょうか。
食べきれなかった分を「持ち帰りで」と頼んでパックに詰めてもらい、
私たちも彼らを真似て一日を楽しむために街へ繰り出しました。
さて、ミカスのカナダ旅はもう少し続きます。
次回はビクトリアの街の景色と共に、もちろん美味しい景色(?)も
ご紹介します。
もうしばらくお付き合いください!
ミカスでした。
爽子
フルーツたっぷりのお皿の上を何度もスクロールしながら、ガン見です。
おいしそうだわ。食べに行きたい。
フルーツに黒ゴマがかかってる。
最初にみたときは、あらびきのブラックペッパー?と。
どの写真もお店の中の和やかな雰囲気、いろいろな音や笑い声がわかります。
旅。いいなあ。
ミカス Post author
爽子さん
フルーツに黒ごまって、私たちには思いつかないですよね。
自分がいつも使っている食材については、どうしても固定観念が出ちゃうのかな。
とても賑やかで、本当に楽しい朝食タイムでした。
爽子さんもいつか行って欲しいな!