夢見る少女じゃいられない: 白ゴーヤの酢の物
ある晴れた夏の朝、
捻挫した。
庭の本当に小さな段差を降りようとした時、
体がふわりと斜めに傾きました。
そして右足首がぐにゃりと折れ曲がり、
体が地面に叩きつけられました。
砂利の上に横たわり「あぁ、足首、やっちゃったなぁ」と空を見上げながら
なぜか頭の中に流れたメロディは「ロード」。
何章だかは分からないけど、とにかく頭の中にジョージの声がぐるぐると。
「何でもないようなことが、幸せだったと思う」
さすがに自力ではどうにもできないだろうと、すぐに整形外科へ。
あまりにも長い待ち時間。
携帯が使えるエリアへ移動して、「捻挫 足首」とググってみました。
画面にずらりと並ぶ、痛々しく腫れあがった足首の写真。
泣きました。なぜだかそれを見たことで更に痛みが増した感じがして。
捻挫した時は、ググっちゃダメ。
レントゲンの結果、骨折はなく、捻挫との診断。
サポーターを巻いてもらい、湿布をたんまりもらって帰ってきたものの、
気になったのは、先生の「少なくとも2～3週間は痛みや違和感が続くでしょうね」
<病院でもらった1200円のサポーター>
まじか…
諸々の治りが遅くなってきているお年頃。
医者の2～3週間には、更年期特有の回り道は加算されていない。
1ヵ月以上こんな状態が続くなんて、まいっちんぐです。
こんな時、頼りになるのはAmazon先生。
調べましたよ、ええ。
そして、見つけましたわ。
『ZaMST』!! (四次元ポケットから道具を取り出すドラえもんの口調でどうぞ)
<これが噂のZaMSTだ!>
このZaMST、とにかく装着する手順が多すぎて面倒。
しかもごついので、装着してゆっくりと歩く足元はまるでロボコップ。
とはいえ、その分しっかりと足首をサポートしてくれるので、
1200円よりもずっとしっかりとすんなりと立つことができます。
(1200円もそこそこいい仕事をしてくれるけど)
気分はもう「クララが立った!!」
ただ今このロボコップで鋭意リハビリ中です。
それにしても、最近、頓に体の衰えを感じるようになってきました。
この捻挫だって、若い頃だったらあんな小さな段差を踏み外すなんてなかったのに。
老い?
当たり前だけど、もうあの頃と同じではいられないんだな。
そう、夢見る少女じゃいられない。
そんなことを考えたら、
「健康にいいことしなきゃ!」と私の単純な精神がいきり立っちゃった。
で、作った一品が『白ゴーヤの酢の物』。
私、ゴーヤ大嫌いです。
この酢の物も好きではありません。
自分が好きじゃない料理を紹介しちゃうこの大胆さ。
でもね、体にはよさそうな気がして。
老化を食い止めるために必死です。
『白ゴーヤの酢の物』
- 白ゴーヤを縦半分に割り、たねの部分をスプーンでしっかりとこそげ取ります。
- 3ミリほどの薄切りにし、水にさらします。
- 水を切ったゴーヤを鍋で茹でます。
- ゴーヤがやや柔らかくなったら茹でこぼし、水で洗います。
- 酢、砂糖、塩、水を合わせて、鍋で一度沸騰させます。
酢と地等のバランスはお好みで。私はやや甘めにします。 - 5の水分をしっかりとふき取って、5の合わせ酢に混ぜたら出来上がり。
それにしたって、更年期って本当に面倒。
明らかに閉経が目前なのはわかっているけど、
来て、来て、休んで、休んで、来て、休んで、休んで…てな感じです。
ここまで来たらいっそひと思いに終わってくれたらいいのに。
Hey! Say! JUMPならぬ、閉経ジャンプ!!
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つまみ
捻挫お見舞申し上げます！
さぞ不便で鬱陶しいでしょう。
７年前の同じ時期、左足の甲の外側を骨折し、なにかとままならない日々を過ごしたので、忸怩たる思い、お察しします。
私はおもいっきりギブス装着でしたが、いろんなサポーターがあるんですね。
ロボコップだろうが大魔神だろうが（そこまでは言ってない？）、しっかりガードして、二次災害を回避しつつ、一日も早く回復することを祈っています。
私も実は、ゴーヤはちょっと苦手。
でも、ホント、身体に良さそうですね。
私もこの時期は、酢を摂取する必要性を感じて、おやつがわりに黒酢もずくをよく食べています。
アメちゃん
ミカスさん。なんとも痛々しい。。。
私も以前、膝を痛めたときにサポーターを付けてたんですけど
ちょっと支えるだけで、ずいぶん違うんですよね。
私のはバンテリンの膝サポーターで、１０００円ほどのモノですけど
頼りになります。
どうぞ、お大事に。
ところで、ニャンコ戻ってきましたか？
きのうTwitterで、猫が戻ってくるおまじないっていうのを見たんですよ。
うっかり保存しそこねたので、ちょっとネットで調べてみました。
諸説、やり方に違いがあるみたいですが
中納言行平の句を紙に書いて、猫のえさのお皿の下に敷くらしいです。
http://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/016.html
↑もし、ご存知でなければどうぞ。
ミカス Post author
つまみさん
捻挫お見舞い、ありがとうございます。
左足の甲の外側を骨折…痛かったでしょうね。想像しただけで太腿の裏側がぞわぞわします。
本当に不便ですよね。
痛みはかなり軽減しましたが、それこそ二次災害に対する恐怖が大きいです。動くたびにびくびく。
ゴーヤ、どう頑張ってみても苦いですね。
体のためにと食べましたが、何もゴーヤじゃなくても体にいいものはあるわ、と気付きました。
ミカス Post author
アメちゃんさん
サポーター、たかがこの布切れ(ゴム切れ？)1枚って思いますが、なかなか頼りになりますよね。
以前、腰痛がひどくなった時も、サポーターを巻いただけでシャキッと立てるようになって驚きました。バンテリンのサポーターも優秀ですよね。
猫の散歩はまだ終わっていません。
どこにいるんだろう。
おまじない、ありがとうございます。
実は、以前、権太さんが教えてくれたので、猫の食器の下に和歌を書いた紙を置いてあります。
皆さんが教えてくださるということは、きっとパワーがあるおまじないなんでしょうね。そのパワーのおかげで、そろそろお散歩を終えて帰ってくるかもしれません。
お気遣い、本当にありがとうございます。
はらぷ
ミカスさん、こんばんは。
「ロード」！！！
わ・か・る！！！！
（びっくりマーク多すぎですみません。）
私も以前ぎっくり腰になったとき、呆然と床にへたりこみながら、ゆっくりと「ロード」のイントロが流れ始めたのを確かに聴きました。
二度とは戻れない夜…（朝だったけど）
そして、レシピがまさかの「嫌いなもの」
材料も調理法も嫌いって…なんて人だ（笑）
私はゴーヤ嫌いではないと思うんですが（自信なし）、ときどき、ゴーヤ美味しいよねって言いたいだけなんじゃないかと思うことがあります。
苦いし。誰が食べはじめたんだろう。
でも笑ってるばあいじゃない。
捻挫たいへんです。
くせになったらこわいので、ゆっくり確実に治してくださいね！
どうかお大事にーーー！
ミカス Post author
はらぷさん
そうそう!
砂利の上に唖然として身を横たえながら、なぜか「ロード」なんです。
私も朝だったけど。
「ゴーヤ美味しいよねって言いたいだけ」って、わかるなぁ。
「ツインピークスって面白いよね」って言いたいだけ、みたいな。
好きとか面白いって言うこと自体でちょっとだけ特別な感じを醸し出したいのかなぁ、って。
子供の頃「頑張って人参食べたら馬のように足が速くなるよ」などと恐ろしいおまじないのようなことを吹き込まれて育ってしまったので、苦手なものを頑張って食べれば健康になれるという刷り込みがあるのかもしれません。
ゴーヤとかパセリとか。
そんなことでどうにかできるほど老化は生ぬるいものではないのですが(笑)
ぺるそな
ミカスさん、お見舞い申し上げます。骨折でなくて良かったですね。
サポーターのボリュームに驚きつつも、「あ、ちゃんとネイルしている（しかも秋っぽいカラーだ）」と思ってしまいました… 早い回復お祈りします。
「ゴーヤ美味しいよねって言いたいだけ」「ツインピークスって面白いよね」で思わずにやりとしました。わかる人とわからない人の間の隔たり、しかも「わかる人」の方が大人というかカッコイイような気がする理不尽な感じ、そして自分もできることなら「わかる人」でいたいと実は思っているという…焼酎の世界なんかもそんな感じですよね（苦手な私のひがみですが）。
ミカス Post author
ぺるそなさん
ありがとうございます。
足を捻る前日に、なんとなくネイルを塗り替えました。
ごっついロボコップの印象を多少は和らげているでしょうか。
昔「違いのわかる男」なんてCMがありましたが、「わかること」もしくは「わかると言うこと」になんとなく絡まりつくささやかな優越感ってありますよね。
私には何かあるかなぁ？
カッコ良さそうだから、わかる人でいたい気もするのですが、わかるふりができるものすら見つかりません（笑）