栄養失調? : 手羽先の照り焼き
ここ数年、母の口癖は「下半身がガクガクなのよ!」
年を取れば筋肉が弱ってくるのはある意味当然のことですが、
母の場合、ほぼ一日中座っているか、横になっているか。
つまり、まったく体を動かさないのです。
加齢&no運動、これでは年相応以上のレベルでガクガク化が進むのは当然。
ところが「筋肉を作るためにもう少し動いてみたら?」と言ってみると
「こんなにガクガクなのに、どうやって動けというの?!」
動かない→筋肉衰える→ガクガク→だから動かない→だから衰える→だからガクガク
という悪循環というわけです。
さて、先日テレビで「新型栄養失調」という言葉を耳にしました。
栄養失調という言葉を聞くと、
特に私たちオバフォー世代は、がりがりに痩せた人を思い出しますが、
わざわざ「新型」と謳うあたり、どうもそれとはちょっと違うようなのです。
この新型栄養失調、摂取カロリーは足りているのに、たんぱく質などが不足してしまう状態
だそうです。
高齢者は自然と食の嗜好が変わって、動物性たんぱく質の摂取が減ってきますし、
「体のために野菜中心の生活を」と意図的に肉や乳製品、卵などを避ける人が
多いことも容易に想像できます。
ちなみに、新型栄養失調のリスクを抱えているのは高齢者ばかりでなく、
ダイエットをしている若いお嬢様方にも同じようなリスクがあるそうです。
つまり、健康に過ごしたければ
『肉喰えや!』
というわけ。
もちろん、乳製品や卵もね。
つらつら考えてそると、確かに最近の我が家の献立は肉食系というより草食系。
胃腸の弱り具合や味の好みの変化などを考えつつ年寄りが食べやすい肉メニューを考えるのも
正直大変、なんて考えていました。
が、しかし! どげんかせんといかん! (古っ)
というわけで、今回作ってみたのが『手羽先の照り焼き』です。
前歯が弱っている方には食べにくいのが玉に瑕ですが、
甘辛の照り照りに焼いた手羽先は、お酒のつまみにもご飯のお供にもぴったり。
手で持って食べられるという点では、小さなお子さんにもお勧めです。
(グイグイ売り込むだろ?)
『手羽先の照り焼き』
- 手羽先は軽く洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取っておきます。
- 1の手羽先に軽く塩を振ります。
- 醤油、酒、みりん、砂糖、酢(少々)を混ぜ、合わせ調味料を作っておきます。
いつものごとく、味の加減はお好みで。私は甘めが好きです。 - フライパンで油を熱したら手羽先を入れます。
皮目を下にして重ならないように並べましょう。
鶏肉(特に骨付き)は意外と火が通りにくいので「重ならないように」は大切。
手羽先の数が多い場合は、大きなフライパンを使うか、二度に分けて調理しましょう。 - 皮目がパリッとしっかり焼けたら肉をひっくり返し、ふたをして火が通るまで焼きます。
- 肉に火が通ったら、3の合わせ調味料をフライパンに加えます。
タレが肉に絡むように強めの中火で加熱し、最後に白ごまを振ったら出来上がり。もちろん、肉を食べてりゃオールOKというわけではありません。
肉を取り入れたバランス食を楽しみながら、ウォーキングやストレッチといった運動も必要。
オバフォーエンジェルの皆さんも、今からしっかりと備えて、
いっそのことオバハンドレッドまで快適に頑張っちゃいましょう!ミカスでした。