さらば胆のう : 豚肉の冷しゃぶ
母は認知症と足腰の筋力低下。
伯母は筋力低下からの骨折。
それに対応するだけでも四苦八苦していたところへもってきて、父が入院したということはこちらでお話をしました。
病名は胆石症。症状が治まり一旦退院したのですが、再入院。結局、腹腔鏡で胆のうを摘出しました。
しかも、手術後の状態があまり良くなく、一度決まった退院の予定が延びてしまいました。
延びたとはいえ、恐らくあと1週間ほどで退院になるとは思うのですが、どうしたものかと気になっているのが退院後の食事です。
胆石ができる最大の原因はコレステロールの摂り過ぎ。
ならば、油物や肉類を控えて野菜中心の食事にすればいいのですが…。
肉類を控えてしまうと、高齢者の場合は新型栄養失調が怖い。
新型栄養失調とは、たんぱく質の不足によって筋力の低下を始めとする症状が出る状態のこと。
「体のために」と野菜中心の食生活をして、肉、卵、油、乳製品の摂取が少なくなると起きるのだそうです。
母と同じように、父も最近足腰の弱りが目立ってきています。
胆石を考えれば肉類は控えたいけれど、控えて筋肉が弱ってしまうのも困る。
あぁ、一体どうすれば…。
ん?
ちょっと待てよ。
胆のう、取ったんだよね?
もう無いんだよね?
ってことは、胆石も出来ないってことじゃん。
そうだよね?
肉、イケる…。
ちなみに、胆のう摘出後は、油物を食べることで下痢をすることがまれにあるようですが、特に食生活を変える必要はないようです。
とはいえ、あまり脂っこいものはコレステロール値などにも響くだろうし、だいたい、高齢者は油物自体きつくなってくるだろうから、これからはもっと食に気を遣わなきゃダメなんだろうな。
私のダイエットもあるしね。
というわけで、今日の一品は、肉料理でありながらヘルシーな『豚肉の冷しゃぶ』でございます。
豚肉だけでなくお好みの野菜をたっぷりと添えてもりもりと食べれば、この一皿で栄養のバランスもとれるというものです。
お肉が柔らかく仕上がるように、茹で方にちょっとだけコツがあります。
『豚肉の冷しゃぶ』
- 丸のままの茄子の皮をむき、5分程水に浸けます。
- 1の茄子をラップでくるみ、レンジで加熱します。
爆発しないように、楊枝でラップにいくつか穴をあけておきましょう。 - 加熱し終わった茄子を縦1/4に切り、冷ましておきます。
- オクラは、塩少々を加えたお湯でさっと茹で、これも冷ましておきます。
- 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を止めて豚肉を加えます。
- 5の豚肉に火が通ったら、ざるに上げて冷まします。
氷水にとって冷やすと肉が固くなってしまうので、自然にゆっくり冷ますように。 - 豚肉、茄子、オクラを器に盛りつけ、胡麻ドレッシングをかけて出来上がり。
この料理、手間はかからないのですが、全ての材料を加熱後に時間をかけて冷ます
必要があるので、早めに調理を始めるといいですよ。
みなさん、ヘルシーなお肉レシピを何かご存じのではありませんか?
ヘルシーだけどお肉の美味しさを堪能できるレシピ、ぜひ教えてください。
ミカスでした。