友人と習慣と犬に感謝。そのチカラはすごい。
夫の病気と入院で突然はじまったわたしと犬一匹の暮らし。夜明け前に起きて日がのぼると同時に散歩に出かけ、一時間ほど歩くことから一日がスタートします。
不思議なことに家にいるときは、まったく寂しくないんですよね。外を歩いているときのほうが、いろいろなことを思い出して涙ぐんでしまう。「涙ぐむ」といっても涙が美しく流れるというほうでなく、顔がクシャっとなって目元や鼻が赤くなる、というやつ。一番、そうなるのは、夫の病院から帰るとき。現実と未来と思い出がからみあって自分の居場所や家に帰る道筋がわからなくなったような迷子の気分になります。
家にいるときに寂しくないのは、やることがたくさんあるからです。病院通いと犬の2回の散歩で時間をとられるので他の時間はとにかく貴重。仕事や書き物、もろもろの手続き、料理や掃除などに効率的に使わないと夜はヘトヘトでまったく余力なし。翌日はまた夜明け前に起きなきゃならないし!
こんなわたしを支えているのは、友人と習慣と犬です。
友人についてはいつかしっかり書きたいと思いますが、子どものころからの友だち、大人になってからの友だち、そしてこのオバフォーを通じて出会った友だちに、さまざまなかたちでずっと支えられてきたし、今も、支えられています。この40日あまりの間に与えてもらったやさしさ、温かさ、繊細さ、おもしろさは、いつか必ず言葉にしたい。それほど心を揺り動かされ、前を向く力を与えられました。
習慣もこれほど頼りになると思いませんでした。ブログやオバフォーの記事を書くこと、犬の散歩を規則正しくすること、食事の準備をし、ベランダの鉢植えに水をやり、掃除をすること…「やらなければ!」と喝を入れるまでもなくカラダが動くようになっていてよかった。何もなくてもパソコンの前に座って、とにかく書きだしてみるようになっていてよかった。習慣があることで深く落ち込んだままにならない。部屋が荒れないのも自分自身を救っていると思います。
そして、もうひとつが犬。もうすぐ1歳になるスーです。あれよあれよという間に17キロになり、人間でいえば5歳児ぐらいの体重。それが後追いし、しがみつき、遊んでくれとせがみ、ドンと体重をあずけてくるので、毎日が、ちょっとした取っ組み合いです。散歩もふとした瞬間に興奮すると猛獣使いの気分。基本的におとなしくてやさしい性格の犬ですが、なんせ若くてエネルギーがすごいから気が抜けません。このガキ大将を連れて毎日光を浴びて歩く…これもわたしを支えているんだと思います…というか思わないとやってられません。
この記事が公開されるころ、わたしは、二度めの手術を受ける夫を待っているところです。ゆっくりでいいからひとつひとつ前に進んで、ひとつひとつ現実を受け入れて、その先の笑顔に向けて歩んでいきたいと思っています。
今日は、月に一度の豪華企画(と呼びたい)。プリ子さんの「日々是LOVE古着」が公開されています。今回の切り口はサイズ!なんといっても袖の長さ!そうか、そうだったのか。昭和の人はそうだったのか。(と言っていますが、わたしこそ、ザ・昭和体型)。写真もたくさんで見ごたえあります。
今週もオバフォーはほぼ毎日更新!「いどばた。」のテーマは、最近やめたことについて、おしゃべりしませんか?小さなこと、大きなこと、なんでも話しにきてください。待っています♪ カレー記念日も投稿、お待ちしています!
匿名
カリーナさん、こんにちは。
ご主人様の手術うまくいきますように。