Posted on 2018年11月16日 by まゆぽ

【File NO.33　タカハシとタナカの呪縛をなんとかしたい】

人の名前をたくさん覚える必要のある仕事をしています。
若いときはそうでもなかったのですが
ここ数年、高橋さんと田中さん全般を混同して、しょっちゅう間違えます。
常に「あの人はどっちだったっけ？」と迷っている感じです。
佐藤さんと斎藤さんや、渡辺さんと山本さんには
こんなことがないのに、なぜかこのＴＴコンビにはとても弱いのです。
高橋一生とか、田中角栄とか
旬だったりインパクトのある有名人を当てはめたりもするのですが
そのときはわかったつもりでも
すぐにまたわからなくなります。
どうしたらいいでしょう。
（40代　デビル夫人）

まゆぽ：
ああ、デビル夫人、それはまさに呪縛です。
一度、苦手と思ってしまうとその意識がさらに自分の首を締めるんだよね。

わたしは全然似てないのに、杉本さんと谷村さんを間違えます。
間違って呼んでしまうと、穴に入りって地球の反対まで逃げたくなります。

高橋田中区別メソッドを考えられればと思うのですが、
すぐには考えつかなくて、
代わりに、間違ったら開き直れメソッドをお勧めします。

実は先日、わたしは「佐々木さん！」と間違えて呼ばれました。
その時、なんだ、別に間違えられてもどうってことないじゃん、と
気がついたのです。

だから、間違っても気にしないで、笑い飛ばす。「あはは、違いましたか、
こりゃまた失礼いたしましたっ」と開き直ればいいのではないかと。

高橋一生さんに似ていらっしゃるから、とか、
田中圭さんにイメージがかぶって、とか言っておけばいいのではないかと。
そのために、イメージの良い有名人をストックしておかなくてはなりませんが。

お仕事だからそんなんダメなのかな。
つまみさん、どうしよう？

「シュウメイ菊」　永井安子さん作

つまみ：
杉本さんと谷村さん、共通点はないのに
微妙な月並みさかげんというか、ポジションが似てるね。
そして、いくらこっそり彩とか新司をつけても
あんまり区別化対策にならなそうなのも、あらためてわかった。

いっそ、高橋にも田中にも聞こえる「た△▼～」を編み出すってどう？
２音めはどっちも母音がａだから、kとnの中間を発音する。
３音めも意外とそうだわ、hとkの中間でレッツトライ！
でも高橋には４音めのshiがあるから
ここは田中のkaの語尾に技術というか、ごまかしが必要だよね。

技術的に無理なら、あらかじめいろんな単語の語尾にランダムに「し」をつけて
こんにちは…し
お元気ですか？…し、とか言って
「デビル夫人はそういう人」という印象を植え付ける。

…もしかして、バカか私？

「きのこ」　円福寺みどりさん作

まゆぽ：
むむむ、すごい技を繰り出してきたな、つまみ。
田中とも高橋とも聞こえる発音技を身につける努力を考えると、
間違っても笑ってごまかせるくらいの面の皮に
鍛える方が楽なような気もするけど。

でもさー、例えばサッカーチームの11人みんなが「〜ビッチ」の国とか、
隣近所まんべんなく「〜ソン」の国とかあるじゃん。
それに比べたら、田中も高橋も谷村も杉本も全然似てないってか、
難易度めちゃ低いと思えるんだ。

話は違うけど、ちょっと前に話題になったけど、
タイ国王なんて、
「プラバート・ソムデット・プラパ ラミンタラ・マーハー・プミポン・アドゥンヤデート・マヒタラーティベ ート・ラーマーティボディー・チャクリーナルボディン・サヤーミンタラー ティラート・ボロムマナートボピット」
っていう名前なんだよ。
そんで、どういう理屈からなのか、プミポン陛下って呼ばれてんのよ。

あ！　閃いた。
高橋も田中も一部をとって「ターさん」とか呼んでおけばいいんじゃない？

つまみ：
なんだよ、その寿限無みたいなタイ国王の名前はっ！
朝青龍や白鵬の本名に恐れをなしていたのに、上には上がいるね。
しかもプミポン。
ペコポンに通じる可愛さ。

う～ん。
ターさんねえ。
昭和のチイママ臭がするなあ。
逆に、デビル夫人のキャラがドンピシャ過ぎないといいけど。

ターさんに近いものがあるけど、
二人共、タナハシさんにしちゃう？

まゆぽさんは知らないかも、だけど
棚橋弘至（タナハシヒロシ）っていう人気プロレスラーがいるから
棚橋ファンなので、つい、ってことにする。

…ダメだ。
今回はこの域の回答しか出ない。
まゆぽさん、締めはビシッとよろしく！

「わたり蟹」　遠藤英子さん作

まゆぽ：
昭和のチーママって、お客さんの名前覚えられなかったのかもね。
名前も覚えてもらえないくせに
愛称で呼ばれちゃってんのよ、俺、なんて鼻の下伸ばしてた
昭和のおやぢもかわいいね。

棚橋さんは知らない人だった。ググった。
その法則だと高中さんもありだね。
なんて、余計にデビル夫人を混乱させる私たち。

どうしたら間違えなくなるかは壁にぶち当たったから、
間違えても悩まない方向に行くしかないんじゃないかなあ。
自分のミスはすぐ忘れる、
その代わり他人のミスもすぐに忘れてあげるという方針で
生きていくことにしてはいかがでしょうか？

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