カナダへ行ってきた。しかも、妹と。#3
さぁ、軽い朝食の後に食欲暴走機関車が向かったのはここ。
Point No Point は、素敵なキャビンも持っている海沿いのレストラン。実は、2年前にも私はこの店で食事をしています。ビクトリアには訪れてみたいお店が沢山あるのですが、友人に「今回はどこへ行きたい?」と尋ねられると、どうしてもこのPoint No Pointの名前が一番に浮かんでしまうのです。特に、まだこの店に行ったことのない人をどうしても連れて行きたくなってしまう、そんな一軒なのです。
This photo of Point No Point Restaurant is courtesy of TripAdvisor
この店の魅力はもちろん料理なのですが、もうひとつ、お店の裏手に広がる森の中の遊歩道と、その先にある絶景です。
ちなみに、この一帯はPoint No Pointの私有地。遊歩道には、キャビンとレストランのお客さんしか立ち入ることができません。そのため、人と出くわすことはほとんどなく、聞こえてくるのは風と波の音だけ。あ、あと、この日は、運動不足アラフィフ姉妹の荒い息ね。
もちろん、お店の中からも大きな海を見下ろすことができます。それを眺めながらなら、大抵のものは美味しくなっちゃうはず。
でも、このお店のメニューは、海を眺めて食べようが、混み合う街を眺めて食べようが、とにかく美味しい。Point No Pointのメニューにはずれなし!
この日、妹が食べたのは、鶏のコンフィカレーソース添え。
ただ黙々と食べ進める妹。
ん?美味いのかい?美味くないのかい?どっちなんだい?
すると、彼女、おもむろに口を開きました。
「これはもはや、カレーソース鶏のコンフィ添え…」
ちょっと何言ってるかわからない。
彼女曰く、鶏はもちろん美味しいが、添え物だと思っていたカレーソースの美味しさが想像を突き抜けている、と。そして
「ご飯ほしい。この皿に放り込んでわしわしとかき込みたい。このカレー美味い。このカレー美味い」
私と友人が食べたのは、豆とナッツのコロッケと野菜のラップサンド。
私も友人も、豆とナッツのコロッケに強く惹かれたのですが…
私「ラップサンドって食べにくいんだよなぁ」
友「ラップサンドってあまり好きじゃないんだよなぁ」
そんな話を聞いていたお店のお姉さんが、「ラップサンドにしないで、プレートに盛り付けることもできるわよ」と提案してくれたのでした。
柔軟かつ親切だなぁ。
しかし、これだけのコロッケと野菜をラップしたら、どんなサイズのサンドになっていたんだ? やはり食べづらかったに違いないぞ。
「いい店だ。眺めも料理も、いい店だ」と呟きながら、妹は帰りの車の中で眠りに落ちていきました。。いやいや、まだ気を抜くんじゃないぞ、妹よ。なぜなら、わずか数時間後には、知人宅でのビッグディナーが控えているのだから。
何一つ素通りすることなく全ての食べ物に手を伸ばす様は、さながら各駅停車。しかし、食べることに突き進む様は、もはや暴走列車。一見矛盾するような2つの要素を孕みながら、ミカス姉妹の旅はまだまだ進みます。
ミカスでした。
kokomo
ミカス様、私もPoint No Pointに行きたい!!画像を見ましたが、デザートも美味しそう(でかそうですが...)。外国でお腹が空いてふらっと入ったところで激マズのものを引き当ててしまったときには自分を呪いますが、おいしい物にあたったときには、世界にはどこでも美味しい物を作れる人がいて、それを提供する場もあって、なんてすばらしいことだ、なんて単純に思ってしまいます。
私も違う人の顔を見て、知らない食べ物を食べたいという欲求がムクムクと湧き上がってきたので、今週十数年ぶりに日本を飛び出します(近くですけれど)。今回の旅はとにかく「食べる」ことにフォーカスしようということになっているので、ミカスさん&妹さんに負けじと子供たちと食べまくってきます!!
ミカス Post author
kokomoさん
おぉー!どちらへ出かけられるのかしら⁈
気になります。
お子さんたちと楽しんできてくださいね。
そして、いつかはPoint No Pointへ!
不味いモノも旅先で出くわすならいい笑い話になりますよ。激マズなんて最高じゃないですか!(笑)
私も、10年近く前に友人とカナダで食べた不味いアイスクリーム(食べきれなくて捨てた)の話を未だにしては笑いますよ。
味覚と記憶って、結構しっかりとつながってますよね。
いい旅を!