カナダへ行ってきた。しかも、妹と。#6
私と妹を家に招き入れて手料理をご馳走してくれたのは、Ninaだけではありません。今回初対面の妹のことも、まるで長い友人だったかのようにごく普通に家族の食卓へ招いてくれた。
そういえば、昔一緒にカナダへ連れて行った姪(当時18歳)は、旅の途中にしきりと「カナダ人って可愛い。そして、自由だなぁ」と言っていたっけ。
自由ってどういう意味さ?と尋ねると、「なんていうかぁ、日本人は初対面の人にはちょっとよそよそしいじゃん?(十代特有の半疑問形)でもさぁ、カナダ人は自由。てか、誰でもどんと来ーい!って感じ?(もちろん半疑問形)超可愛いんだけど」
もちろんこんな言い方はしないものの、妹も同じようなことを感じたらしい。
「ディナーにおいで」と誘ってくれたのは、Mary-ellenとSteven夫妻。
アート関係の仕事をする夫婦が2人で住む家はそりゃあもうお洒落。またもや妹は「なんだよ、こんな生活があるのかよ?!なんだよ、もう!」と身悶えること、身悶えること。
そんなお洒落な2人が私たちのために用意してくれたディナーは、思いの外シンプルなメニューでした。
ところが、このミートボール、それこそ身悶えするほど美味しいの。
聞いてみると、ビーフ、ポーク、ラムの三種類のひき肉、しかも粗びきのひき肉を少し混ぜ合わせているというのです。どうりで、ミートボールでありながらステーキのような強い食感も感じられるわけだわ。また、様々なハーブやスパイスが「これ以上使ったら強すぎる」というレベルに到達しそうでしないぎりぎりのレベルまで使われているので、味の面でも不思議な強さがある。美味しいものを食べた時の表現としてはおかしいかもしれませんが「やられた!」というのが正直な感想です。
もう一品は、サラダ。
お洒落な2人が作り出すお洒落なサラダは、グリーンの中にオレンジが鮮やかな色を添えています。アボカドとパンプキンシードは食感のアクセント。カナダの友人が作ったサラダを食べるたびに感じるのは、ドレッシングの量が少な目だということ。私は、味が薄かったらどうしよう?と心配になって、どうしても野菜がびちゃっとするくらいのドレッシングを使ってしまうのです。でも、彼女たちのサラダは、野菜のシャキッと感はしっかり残っていながらもドレッシングの味はちゃんと感じられる。ああ、ドレッシングと野菜を合わせるところをしっかり観察しておけばよかったなぁ。
今回も妹は「壁にたくさんの絵がかかっているけど、こんなにたくさんの絵を飾ってもごちゃごちゃな感じがしないのはなぜ?」とMary-ellenに質問。もちろん「ってMary-ellenに聞いて」と私に振ったけどね。
Mary-ellenいわく、上下縦横のどれかのラインを揃えて並べれば、サイズの違う絵を複数飾ってもごちゃ付いたりしないとのこと。なるほどね。
しかし、妹よ、あなたが住む建売住宅の、猫の爪研ぎで傷だらけになったリビングの壁にたくさんの絵が飾られることはない。きっと、いや、絶対にない。だから、心配をすることはないのだよ。
先週「旅の終わりは近づいた」なんて言ったものの、もう少しだけ続きます、カナダ旅。長引いちゃってすんまそん。
それなのに、来週はゴールデンウィークのためお休みになります。ミカ料だけでなく、オバフォー全体がお休みをいただいて、メンバーちょっとゆっくり過ごします。働き方改革です。(仕事じゃないか)
みなさんもステキな休日をお過ごしくださいね。お休みじゃない方は頑張って!
ミカスでした。
okosama
こ、これは、欧米のインテリア雑誌に出てくるお家!
モダンな真っ白なプレートにミートボールのパスタとサラダの色が映えて、美味しそう!
チューリップが活けてある器はどうなっているの?と気になりますが、自分んちではこんな風に飾られることは!まず無いか…しょんぼり。
これまでアップされたお食事の写真が美味しそうで美味しそうで。お休み明けの続きが楽しみです!
ミカス Post author
okosamaさん
まさに、インテリア雑誌のようなお宅です。
これでも、2年前に「息子も独立したし、小さな家に引っ越すことにしたの」とダウンサイズしたんですよ。色々な意味でため息が出ちゃいます。
チューリップがいけてあるのは、長方形のガラスの花瓶です。シンプルなものなので、私たちの家でも使えますよ。
次回の記事で別の写真をお見せしますね。
ミカス Post author
okosamaさん
花瓶の写真、こちらに添付します。
ちょっと見づらいのですが、形、わかるかな?
okosama
サイズダウンして、この広さ!はぁ〜(ため息)
お花は、ほうほう、水槽のような器ですね。石で花止めしてあるのですね。そっかー、スケスケのガラス器で一輪でも真似出来そうですね。で、何処に飾る?>自分 笑
お花が違うので、これは別の日のテーブル?ワイヤーの小鳥は、食卓で何かの用を足すモノですか?お品書きを挟むとか?興味は尽きない!
はしーば
手前のワンちゃんと思しきもふもふをガシッとされているのがMary-ellenさんですか?
ショートカットのヘアスタイルがまた似合ってそうですね〜。
はーっ、素敵〜。
ミカス Post author
okosamaさん
この写真は去年のものです。
仰る通り、底に敷き詰めた石で花を固定してますね。
そして、ワイヤーの鳥はテーブルの飾りです。チューリップの花の周りでちゅんちゅんする鳥たちで春を演出しているそうですよ。おシャンティ!
ミカス Post author
はしーばさん
もふもふをガシっとしているのは、毎度私を泊めてくれるNancyです。
添付した写真の右がMary-ellen。
2人はマブダチで、私は、Nancyを通じてMary-ellen夫妻と知り合いました。
確かに2人ともおしゃれでかっこいいOver60です。
kokomo
手前のテーブルの上にあるのはチェス盤!?貴族ですか?(興奮しすぎ)。もふもふ犬もまるで計算されているかのように素敵空間になじんでいるし。
ヨーロッパ的な洗練と北米の明るさと開放感がミックスされた素敵なお宅ですね。お料理も同様。スパイス難しいんですよね。私は入れすぎて料理を台無しにしてしまう口です。
最近、自家製ドレッシングがおいしい飲食店は他の料理もかなりの確率で美味しいということに気付きました。ドレッシングを合わせるところですか、なるほど。次回、そういう飲食店のカウンターに座ったら観察してみます。
ミカス Post author
kokomoさん
チェス盤も、もちろんインテリアのひとつです。その向こうにある銀の器には、淡い色のミントが「お好きにつまんでね」という感じで入っています。
あぁ、インテリア、スパイス、ドレッシング、全てにおいて微妙なさじ加減でベストを見つけられる人になりたいです。