わたしをライブに連れてって♪
岡村靖幸とデート
つまみさんの穂村弘さんネタから岡村靖幸へ
岡村靖幸は、有名なのに、好きだとはっきり公言することがはばかられるアーティストです。
そして、岡村ちゃんのライブは「デート」と呼びます。
40才にして初デート。 ライブハウスの緊張感とはまた違った緊張感です。
思えば、彼の「デート」を見たのは高校生。当時、あまりの衝撃に、軽はずみな気持ちで行けるようなモノではないと判断したのでした。
しかし、その後、様々な事件があり、ああ、あのとき行っていれば・・・と後悔する日々。
・・・この世界観。みなさんついていけるでしょうか。
ドン引きする私。
一方でこんな彼氏がいたら♡と胸キュンしてしまう私。
やっぱり今見ても、同じ気持ちだ。
岡村靖幸=変態というイメージですが、リアルな青春応援ソングなんです。
もやもやしたものがあっても、 窓ガラスを割ったり、俺の女に手をだしたなと喧嘩したりだとか、そういうストレートな感情に突っ走ることもイキることもできず、 そのくせ、そんな ヤンキーにキャーキャーいう同級生をダサっと思って見下す。実際の自分は、今は仮の姿だと、自分に言い訳しつつも、制服の丈も、勉強も、部活も何もかも中途半端な自分。
少女マンガのように好きな人を追いかけつつも、耳年間で、まだ見ぬ恋人とのあれやこれやを妄想したり・・・
穂村弘的なちょっと情けない、いわゆるイケてない男子のせつない恋心や自意識だけが空回りしている、そんな気持ちを代弁しているんです。
でもって、そんな岡村ちゃん的男子に恋焦がれられるような女になりたいと思っていました。
が、実社会で穂村弘さんのように、リアルに心の中の言葉を操れる岡村ちゃん的男性は、実際はモテて魅力的で、自意識過剰な岡村ちゃん的女子なんか相手にされません(涙)
そして、私のまわりの言葉を持たない岡村ちゃん的男性は、イケてないくせにただただ面倒くさい男子でした(笑)
そんな、あっちへこっちへカオスなダサい私に
今、そう思うその瞬間が大切だぜ
って教えてくれたのは岡村ちゃんでした。
それ以来、 楽しいことも、辛いことも、ぐるぐるとする思考の中、ふと目にするささいな日常の風景をセットで「思い出にしよう」と意識的に写真をとるように記憶するようにしました。
おかげで、幸せの頂点と切なさの頂点は隣り合わせだって実感して、泣きたくなるくらい辛いことも、乗り越えてこられたような気がします。
大人のかっこいいおじさんになった岡村ちゃん。今一度、みなさん、岡村靖幸ワールドに足を踏み入れてはどうでしょうか?
岡村ちゃんのデートは、何も恐れることはなく、熱狂的ファンのグループももいれば、一人の人も。年齢層も20代から50代と幅広いのでご安心を。