11月22日はカレー記念日

カレー記念日

落ちてゆく 枯葉のごとし 抜け毛かな

11月22日はカレー記念日

Jane

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
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ゾロメ女の逆襲

◆◇やっかみかもしれませんが…◆◇ 第27回 配偶者呼称問題(女性編)

30代前半ぐらいの既婚女性芸能人がテレビで、なんのためらいもなさそうに配偶者を「主人」と言っているのを見ると、妙に落ち着かない。結婚して30年以上になるが、私は配偶者を主人だと思ったことがないので、「主人」と言ったことはなく、書いたこともない。ほぼ「夫」だ。

昔、夫は会社員だった。携帯電話がないような時代のことだ。よんどころない事情で、会社に電話することもあった。こういう場合、まず電話に出た人に「いつも主人がお世話になっております」というのは定型文みたいなもので、いちばんてっとり早い。

このシチュエーションで、自分のアイデンティティ的なものを発動させたばっかりに「営業の月亭さんの奥さん、なんかちょっとめんどくさい」とか思われたらそっちの方がめんどくさいかも‥と思わないでもなかったが、主人という言葉はどうしても使えなかった。で、「月亭ケニ太郎(仮名)の家の者ですが、お世話になっております」にし、ずっとそれで通し、今に至る。

この迷い、「会社員の妻あるある」じゃないだろうか。この手の事例をきっかけに、最初はしっくりしなかった「主人」という呼称に徐々に慣れた妻たちは、私が思うよりずっと多いような気がする。根拠ないけど。

それにしても、配偶者の勤め先に電話をして呼び出してもらうなんて、今では考えられないことだ。ポケベルも、最初は「なんて画期的なんだろう!」と感動したものだった。時代は変わるなあ。

そんなわけで、ある程度の年齢以上‥それこそ、携帯電話が一般化する前に結婚した人が、つい「主人」と言ってしまうのはわからないでもない。社宅に住んでいて、周囲がこぞって「主人」と呼んでいたりすれば、ひとり抗うのもエネルギーが要るかもしれない。

そもそも、なんとなく受け入れたり迎合してきた固定観念や社会通念なんて、人にはいっぱいある。かくゆう私も、意識高い系の人生は全く歩んでこなかったので、たとえば、夫婦別姓についてきちんと考察したことはない。

自分の旧姓に執着心がなく、姓で自分の何かが駆逐されるという気持ちも湧かなかったので、結婚時「夫の姓を名乗りたい願望は微塵もないが、旧姓じゃなくなる喪失感も皆無。むしろ、それで潮目が変わんないかな」ぐらいに思った。実は今でもわりと思っている。なんかスミマセン。

ただ、昭和が終わり、平成~令和になって、一気に多様性が謳われ、ちょっとでも不用意、もしくはその流れに鈍感な発言をした芸能人(特に男性)への風当たりは強い気がするのに、女優さんが公式の場で配偶者を「主人」と呼ぶことへの風はさほど強くなさそうなのが少し意外だ。いったい、何がOKで何がアウトなのか、よくわからない。

「芸能人をやっている“妻”は経済的に自立している人が多いので、結婚しても、扶養や庇護されている意識が少ない。むしろ、夫より収入が多かったり、知名度が高かったりする妻の方が『私は決して夫にマウントとるような人間ではありませんよ。謙虚ですよ』と表明するために、主人と言いたがる」という仮説を立ててみたがどうでしょう。ひねくれていてイマイチかな。

最近の「VIVA!多様性!」みたいな短絡的な流れのごく一部を、実はちょっとうさんくさいと思っている。

多様性を認め、想像し、理解する知的能力‥いわゆるエンパシーは本当に大切だと思うし、どんどん推奨されてほしいと心から思うが、「どんな風に生きても、何に価値を見出してもいいと思う」などとしたり顔で言う人が、その舌の根も乾かぬうちに「一流大学(会社)に入ってスゴイ」とか「売れてる方が正」とか、逆に「肉体労働なのにけっこう読書家」(←夫が以前よく言われてた)「ハンデキャップがあるのにエライ」などと、当然のように表明するのを百万回は目撃してきたので、多様性を認めるというのは「思考や指向や嗜好や価値観は人それぞれ。優劣などない」なのではなく、「優劣などないということと、実はバリバリ優劣をつけている、が共存していることの肯定」を言うんじゃないかと邪推したくなる。

そして配偶者呼称問題に戻る。呼称そのものだけでなく、主人、夫、旦那を文字にするときに漏れ出るものもいっぱいある気がする。

主人ではなくシュジン、と書く人は思いのほか多い。それは、センセーやセンパイより、シャチョーやブチョーに近い心理のような気がする。便宜上、Shujinとは呼んでるけど、主人ではなくシュジンですから、という、相手より自分に対するエクスキューズに見えなくもない。揶揄ではない。理由は以下。

今更変えるエネルギーもないけれど、多くの人が、自分のチョイスした呼称にしっくりしていないのだ。かの小泉今日子さんが、以前結婚していたときに出した『パンダのanan』という本で、相手のことを「配偶者」と表記していたのが印象的だった。

きっと彼女は、主人、夫、旦那のどれもジャストフィットせず、しかたなく消去法で配偶者にしたのだろうと思った。私も、夫に固定することに決めたので、長年そう言ったり書いているが、うっすらとした違和感はいまだにぬぐえない。役所の年末調整の用紙じゃないんだからさ、みたいな。

これぞ、というのを誰かプレゼンしてくれないだろうか。これからのダイバーシティに誰も違和感のない配偶者呼称の提案。

私が考えると、掛け合わせて「オシュダ」あたりになるのは目に見えているので(?)どなたか、お願いします。

by月亭つまみ

 


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コメント、ありがとー!

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    江ノ島カランコロン

    つまみさん 考えるきっかけをくださりありがとうございます。
    めんどくさいので「夫」を使っておりました。
    落語好きの私としては 「宿六」とか「ダンナ」とか呼びたいところですが
    「つれあい」というのはいかがでしょう

    性別に関わりなく使えるし 時には夫婦ではなくても使えるし
    「つれあい」の変形として
    「おつれさん」「おつれのかた」といったのんびりとした呼び方もあるし

    漢字表記の「連れ合い」でなく ひらがな表記で「つれあい」いかがでしょうか

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    okosama

    今読んで、さてコメントを…と思ったら、先に江ノ島カランコロンさんが提案なさってました。

    私も「つれあい」に一票です!

    私自身はずっと「夫」を使っていますが、「やどろく」使ってみたい…。

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    nao

    主人という言い方はハイソ(古い)な感じがしてなかなか抜けないのでしょうね。

    私も「夫」と言うようにしています。または夫の仕事関係には、「○○(苗字)がお世話になります」などと言ってます。が、若いころ、年配の方から「お宅のご主人様は」と言われると相手の夫のことを「夫さん」などとは言えませんでした。心の中では(私は犬じゃありません)と思っていましたが。

    今は仕事柄、相手に対しても「夫さん」で統一しています。要は慣れです。

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    つまみ Post author

    江ノ島カランコロン様

    こんにちは。
    そうなんですよ、私もめんどくさいので「夫」に統一している感じです。
    宿六、つれあい‥憧れますが、まだその域に達していないと思ってから幾星霜。
    もう、年数的には域に達しいるのかもしれませんが、呼称を変えるって、思った以上にエネルギーが要りますよね。

    こどもの頃、母親を「おかあちゃん」と呼んでましたが、小学校の高学年ぐらいに「おかあさん」に変えようと決意してからも紆余曲折がありました。
    今思えば、おかあちゃんで全然よかったのに、当時はなんだか、もう年齢的にみっともないと思っちゃったのでした。
    大人になってからも「おかあちゃん」と呼び続けていた従姉が少しまぶしかったです。

    ひらがな表記の「つれあい」、チャレンジしてみようかなあ(^_-)-☆

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    つまみ Post author

    okosama様

    こんにちは。
    おおっ!つれあい、人気ですね。
    そういえば、こちらのサイトでもおなじみのいまねえさん、ブログで「つれあい」を使っていらっしゃいますね。
    「連れ合い」表記だったかも。

    やどろく、いいっすよねえ。
    亭主、やどろく、ごくつぶし‥あ、最後のは配偶者の呼称じゃなかった(^^;)

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    つまみ Post author

    naoさん

    コメントありがとうございます。
    「主人」は確かに、古ハイソなイメージで、レトロ感という意味では興味深いかもしれませんね。

    「夫さん」、まだ使ったことがありません。
    そうですか、慣れですか、確かにそうですね。
    「主人」も、もう言い慣れている人には、格別の違和感を覚えないのかもしれません。
    つい最近、結婚した芸能人が使うから、妙に気になるっていうのもあるのかなあ。

    知り合いが、長年自分の夫のことを他者に「〇〇(苗字)さん」と言っていたのですが、数年前から「〇〇(苗字)」と、「さん」を使わなくなりました。
    なにがあったんだ!?とつい気になります。
    なにもないのかもしれないのですが、急に敬称略されると、案外、違和感が強いものねと思いました。

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    ちゃま

     「つれあい」で思い出しました。
     百貨店の新入社員研修で男女のペアは、ご夫婦で無い事があるから「お連れ様」とお相手の事を呼ぶように教わりました。
     また、贈り物の受け取り主の事は「先様(さきさま)」と。
     どんな場合でも通じる便利な言葉を百貨店は磨いてきたと、学卒で社会人になったばかりの身に社会勉強になりました。(他にもいろいろ百貨店ならではの言い回しを覚えましたよ)

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    つまみ Post author

    ちゃまさま

    コメントありがとうございます!
    お連れ様、その言葉は、今振り返ると、自分の百貨店の思い出の象徴です。
    こどもの頃、月一ぐらいの割合で母親と福島市の中合デパートに行っていましたが「お連れ様が1階の案内所でお待ちです」的な店内放送の声のトーンまでよく覚えています。

    確かに、男女ペアだからといって夫婦や恋人とは限りませんよね。
    百貨店は、マスコミや一般企業とは違う角度から社会の一面を見せてくれる場所なのですねえ。

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    いまねえ

    半年ぶりに母の様子を見に帰省していたので出遅れました。おお。「つれあい」推しのコメントが続いていたのですね、つまみさんが書かれておられますが、私ブログでは「連れ合い」表記でおります、はい。ただ書き言葉と、口に出す言葉は同じではなく、公的な手続きの場などでは「夫」、くだけた場では「とーちゃん」も使います。
    「シュジン」はさほど親しくない年長の人相手には使ってしまう事ありますし、
    配偶者の呼称問題、60を超えた今でもどういうのがいいかなと考えますね。夫は学生時代からその名前部分に「さん」をつけたようなニックネームがあって(例えば、ゴローという名前でニックネームがゴロさん、って感じ?)、それを今でも夫婦間、家庭内でも使っていますから知らない人がきいたら夫の名前をさん付けで読んでいると聞けるかもしれません。ちなみに私の娘は同性カップルで相手を呼称するのに「パートナー」と呼ぶようですが、これ同性異性問わずに良いかも。

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    つまみ Post author

    いまねえさん、こんばんは。

    呼び方、相手や場に応じてフレキシブルに使い分けていらっしゃるのですね。
    私も、あらためて考えると、夫と知り合う前からの古い友人には「〇〇(苗字)さん」と言ってます。
    夫と「ケニー」と呼ぶ一群(!)には「ケニーがさ」と言ったりするし。

    配偶者呼称に対して私に思うことがあるとすれば「あまり、そこに自分のこだわりが漏れ出ない方がしっくりする」なのかもしれません。
    まあ、「主人」と言えないところに漏れ出てるだろ、と言われればそうなのですが、なるたけフラットな、目立たない呼称がいいです。
    フラットさは人それぞれですが。

    パートナーって、使ったことはありませんが、いいですよね。
    適度な距離での並走感があって、確かに、同性異性を問わない、間口の広い言葉だと思います。

    なんかもう、夫も主人も亭主もダンナのリセットして、みんなパートナーに統一すればいいのに、って気分になってきた(^^♪

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    青豆

    主人と呼びたくないけど、
    つれあいという響きに、一昔前のマガジンハウス感が払拭されず、気恥ずかしく使えす、夫を使用してます。
    最近のJKにならい、相方、とかどうでしょう。

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    つまみ Post author

    青豆さん、こんにちは。

    そうですか。
    一昔前のマガジンハウスに「つれあい」的なものが。
    そのあたりは疎いかもしれません、私。

    JK、相方なんですね。
    前でもちょっと後方でもなく、横にいる感じでいいですね。

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    爽子

    こんばんは~~。

    「ボーーーーっと生きてんじゃねえよ。」とチコちゃんに叱られそうですが

    なんの疑問も抱かず、外では「シュジン」と発音し、家の中では「パパ」でした。

    書き言葉では夫です。

    自分のことを家来と思ったことは一度もないし、彼の子供じゃないけど、呼称はかわらないだろうなあ。

    つまみさんは、「おかあちゃん」から「おかあさん」に自発的にかえたんですね。

    実は小学校高学年のころ、我が家でも「おかあさん」に矯正しようという試みがなされたんですが、弟はすんなり「お母さん」と呼ぶようになったのに、わたしときたら60過ぎても「ママ」ですよ。はずかしいわ。

    友人たちとのグループラインに最近夫の事「ダニエル」が定着気味ですが、本人には言っておりません。

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    つまみ Post author

    爽子さん、コメントありがとーございまする。

    ママとパパ、福島の片田舎で育った せいか、周囲に使用者が少なかったような気がします。
    家ではそう呼んでるクラスメート、もしかしたらけっこういたのかもしれませんが。

    「おかあちゃん」が突然恥ずかしくなった時期があったんですよね。
    でも、結局最後まで、「おかあさん」はどこかよそよそしくて、母親と乖離していたような気持ちがぬぐえません。
    むしろ大人になってから、また「おかあちゃん」に戻せばよかったかなあと思ったりします。

    ダニエル!
    ケニーと同じくらい怪しげでいいですね(*^▽^*)

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