Posted on 2021年7月6日 by ミカス

これが私の : 切り干し大根と豚肉の炒め物

4月に発症した坐骨神経痛。歩くことはもちろん、立つことさえしんどかった激しい痛みと痺れが続いていたのですが、ある日突然それが消えました。「そんなに酷かった痛みがそんなに簡単に?」と思われるかもしれませんが、ある程度の違和感はしばらく残ったものの、本当にある日突然「あれっ？そんなに痛くない!」となったのです。
試してみたら、すっと立ち上がれる。すっと座れる。まっすぐ立っていられる。まるで「クララが立った!」くらいのいきなりさと感動でした。

しんどかった時期は、この坐骨神経がおとなしくなったらさぞかし体が楽になるだろうにと思っていました。
ところがです! 50代の身体はそんなに甘いものではありませんでした。
神経痛がひどくなる直前、リングフィットアドベンチャーをプレイ中に痛めた左膝がまたまた痛み出しました。
ここかと思えばまたまたあちら…
坐骨神経が痛んでいる間はそちらに気を取られて、膝の痛みを忘れていたというのもあるかもしれません。
膝が痛くて正座ができない。The中高年です。

そんな痛みにちょっとブルーになっていた矢先(そういえば、最近あまり”ブルー”って表現聞きませんね)、右手の中指に違和感を感じるようになりました。 左手の中指に出ているのと同じ症状。こ、これは、もしかして!?
ばね指。びょーん!!
『50歳前後の女性は、女性ホルモンの分泌により、腱や腱鞘の状態が弱く傷みやすくなる上、血行不良により腱鞘の内部が狭くなるので、ばね指発症のリスクは高まります。妊娠中や産後の女性は更年期と同様、妊娠中や出産後の女性もホルモンのバランスが乱れやすく、一時的に更年期と似たような状態に陥るため、ばね指になるリスクも高まります。』(都立大整形外科クリニックウェブサイトより)

坐骨神経痛、リングフィットアドベンチャーで傷めた膝、びよーんとばね指。インターネットで調べてみると、どの症状にも共通して見られるキーワードが「50代」「中年女性」そして「更年期」。
数年前に閉経を迎えたものの、いわゆる更年期障害の代表的な症状がほとんど出なかったため、私には更年期障害はないのだと思っていました。でも、今私の身体に出ている様々な症状は、明らかに更年期であるが故の障害。世の中の大多数と同じじゃないからと言って、決して大丈夫だったわけではなかったのです。
それを思い知った私は、「アナザースカイ」のラストシーンで広大な景色をバックにいきいきと叫ぶどこぞの女優さんのように叫びました。
「これが私の更年期障害!」

さて、今日の主役は切り干し大根です。
90%が水分という大根を干したことで栄養がぎゅっと濃縮された切り干し大根。食物繊維が豊富なのはもちろん、カルシウムや鉄分といった更年期レディにはうれしい栄養素が含まれています。切り干し大根といって思い浮かぶのは煮物。美味しいけれどちょっと飽きたなぁと思ったので、今回は炒め物にしてみました。
『切り干し大根と豚肉の炒め物』です。

切り干し大根と豚肉の炒め物

1. 切り干し大根はさっと水洗いをし、ボウルで水につけて戻します。
2. 小間切れの豚肉に酒と醤油をまぶしておきます。
3. 合わせ調味料を作っておきましょう。醤油、オイスターソース、酒、砂糖、水(少々)、おろしにんにくまたはガーリックパウダー(少々)を混ぜ合わせます。
4. 切り干し大根が戻ったら水をぎゅっと絞り、5センチくらいの長さに切ります。
5. フライパンに油を引いて中火にかけ、豚肉を炒めます。火が通ったら取り出します。
6. 4のフライパンに油を少し足し(汚れがあったらペーパータオルで軽くふき取って)、切り干し大根を炒めます。
7. 切り干し大根にある程度火が入ってうっすらと透明感が出てきたら、5の豚肉をフライパンに戻して炒め合わせます。
8. 3の合わせ調味料を加えて炒め、汁気がなくなったら出来上がりです。
   お好みで白ゴマや黒七味を振ると更に風味がアップします。

ひとつが治まるとまたひとつが始まり、もしくは、ひとつひとつが治まることなく幾重にも重なっていき、こうして私の身体は老いていくのかもしれません。改めてそう考えると怖くなったりもします。これから先、私はどんな痛みや不自由さを手に入れていくのだろうと。でも、こればかりは天の神様の言う通り。せいぜい私は、体にいいものを食べて、体を動かして、笑って、喋って、神様に抵抗をしてみます。

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ミカスでした。

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