差ではない。ただ違うだけ:とちお揚げのねぎ味噌詰め
毎朝「おかえりモネ」を見ています。
主人公のモネと菅波先生の恋の行方も気になるところですが、最近気になって仕方ないのが、モネとその妹のみーちゃんの関係です。
念願の気象予報士資格を取得して、東京の気象情報会社で働くモネ。なんと、朝のニュース番組で中継キャスターとしてデビューしました。一方のみーちゃんは、水産高校時代から家業である牡蠣の養殖に関する研究を続け、卒業後は地元の水産試験場に就職しました。
今週のお話は、仕事の研修がてら東京へやって来たみーちゃんとモネの姉妹関係にフォーカスが当たるようです。
姉が中継キャスターデビューする朝、研修に出かけるため地味なスーツを着た妹の表情が気になりました。
姉に「がんばって!」というメッセージを送ったはずの彼女なのに、なんとも複雑な、ちょっと暗い顔つき。
ふと、このコマーシャルを思い出しました。
石井杏奈さんと古川琴音さんが演じる姉妹の姿はもちろんのこと、バックに流れる歌の「二人の違いが差に見えて」という歌詞に一瞬胸が苦しくなりました。
私には3歳年下の妹がいます。私たちは、子供の頃から見た目も性格も全く違っていました。
妹は背が高く痩せていて、そこそこ美人さん。私は小学校高学年で身長の伸びが止まり、その分横方向に盛大に成長しました。
私は所謂「優等生」。大人たちに好かれる質の子供でした。好かれるための方法をなんとなく分かっているような子供で、中学生の時にある先生から「ミカスさんに任せておけば大丈夫ね」と言われたことを今でも(苦々しく)覚えています。妹はと言えば、自由奔放で、その年齢なりもしくは少し背伸びが必要な楽しみを十二分に謳歌していました。
私は彼女の自由さがとても羨ましかったし、彼女のようになれない自分が恨めしかったのですが、妹は妹で「小学校でも中学校でも先生から『あなたがミカスさんの妹ね』と言われるのがイヤだった」と以前口にしたことがありました。
同じ環境で長年生きてきた2人姉妹だからこそ、「違い」が「差」に思えて、時に相手を疎ましく思ってしまったり、自分を駄目だと思ってしまう。これが兄妹・姉弟だったり、3人以上の姉妹だったらまた違うのかしら?と考えながら、「おかえりモネ」の姉妹のこれからに思いを寄せています。
若いころはお互いに羨ましかったり恨めしかったりした私たち姉妹ですが、年を取った今は2人の違いをただの違いとして楽しみ、仲良くしています。友達とは少し異なる、特別な関係だと思えるのです。
ドラマの主人公と自分を重ねて物申すなんておこがましいのですが、モネちゃんとみーちゃんもきっと大丈夫。何なら今はお互いの胸に秘めた感情を吐き出し合え!
さて、今日の一品は『とちお揚げのねぎ味噌詰め』です。実はミカス姉妹、最近とちお揚げにはまっています。
色々な食べ方を探ってはお互いに報告し合っているのですが、私はこれが一番好きです。
ちなみに、とちお揚げとは新潟県長岡市の栃尾地区で作られている分厚い油揚げです。
とちお揚げのねぎ味噌詰め
- とちお揚げを横半分に切り、側面に切り目を入れます。
- 長ねぎを斜め切りにします。
- フライパンに、味噌、酒、みりん、水を入れて弱火で加熱します。
全ての調味料がよく混ざって、とろみが出るまで煮詰めてください。あまりゆるい(水っぽい)と
揚げの中に詰めにくくなりますので、水の量は味と全体の濃度を見ながら調整してください。 - 3に長ねぎを加えてひと混ぜし、火を止めます。ねぎの匂いや固めの食感が苦手な方は、少し早めにフライパンに加えて、ねぎにしっかりと火を通してください。
- 4のねぎ味噌をとちお揚げの切り目の中に挟み込みます。揚げの両端が裂けてしまわないように気を付けて。
挟みにくいようなら切れ目部分を少しくり抜くようにして幅を作るといいですよ。 - オーブントースターか魚焼きグリルで揚げを焼き、表面に程よい焦げ目が付いたら出来上がり。
ちょっと大きめですが、豪快にかぶりついちゃって!
おしらせ
今月の『在宅デトックス』は28日(土)21:00からです。まもなく締め切りです。興味のある方はぜひご参加下さい。
詳細とお申し込みはこちらから。
また、『プロと話そう』の第二回が来月18日(土)に開催されます。今回のプロはお医者様。私たちのトークをZoomのウェビナーでご視聴頂くスタイルですので、テレビ番組を楽しむ感覚で気軽にご参加いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
ミカスでした。
爽子
栃尾あげ、なかなか見かけません。
新潟県の物産展があったら、見てこよ。
揚げを焼いてたべるのが、とってもとっても好きなんです。
食べごたえありそう!
kokomo
ミカスさま、姉妹関係って複雑ですよね。私の妹も私の3歳下で、運動ができて、社交的。両親もそんな妹には甘々でとても羨ましかった。でも妹は妹で私に対して複雑な思いがあったことが後々わかりました。
ミカスさんは妹さんとカナダに行かれたりとよい関係なんですね。妹と一緒に旅行は当面難しいですが、将来行けるといいなぁなんて思っています。
「栃尾揚げ」、私が前に栃木の名産と間違えたやつですね。私はネギ納豆を中に入れて醤油をかけて、豆に豆を入れて豆をかけるのが好きです。チーズ好きの家族には、とろけるチーズを中に詰め込んで焼いて醤油をかけたものを出したりします。ネギ味噌入れもおいしそうですね。
関西方面ではあまりポピュラーじゃないのでしょうか?出汁が染みた関西のおあげさんが時々懐かしくなります。
凜
おいしそうなサンドイッチ!と思ったらまさかのお揚げさんでビックリです。
とちお揚げ、初めて聞きました。ふつうの厚揚げと味や食感も違いますか?
それにしても美味しそう~今おなかがグーグー鳴ってます。
あ、私も4つ違いの妹がいますが、やはり下の子は自由ですね。
そしてやはり私より10センチも背も高いです。
でもそれは私が先に道を作っておいてあげたからよ~と思ってます(^^♪
ミカス Post author
爽子さん
栃尾揚げ、この辺のスーパーで見かけるようになったのもここ数年です。
揚げを焼いて食べるのが好きならぜひ試してほしい!!
ミカス Post author
kokomoさん
そうそう、栃尾揚げって栃木の名物か?!ってヤツです。
納豆、チーズ、何を挟んでもカリカリに焼いて美味しいですよね。
そうです、妹とは一緒にカナダに行きました。
実は、2人でちゃんとした旅をしたのはあれが初めてです。
母の介護が始まって以降、2人で行動することが増えました。
母の介護がありつつも2人で旅ができたのは、
私が「色々なサポートをどんどん使って自分の時間を作っちゃえ!」と開き直れるようになったからだったと思います。
kokomoさんもいつか妹さんと旅ができるといいですね。そして、ゆっくりと2人で話す時間が取れたらいいなぁ。
ミカス Post author
凛さん
一瞬サンドイッチに見えますね(笑)
栃尾揚げ、地域によってはまだあまり馴染みがないもののようですね。
普通の油揚げは焼くとカリカリになりますが、
栃尾揚げは厚みがあるので(でも、厚揚げとは違います)、焼くと表面はカリカリ、中はふんわりという感じです。
どこかで見かけたらぜひ一度試してみて下さい。
なぜ大抵は妹の方が背が高いのでしょうね?
そして、大抵は妹の方が自由。
そうか、私たち姉は道先案内人なのですね。
アメちゃん
私も「味噌カツサンド?」って思ってしまいました(笑)。
栃尾揚げって知りませんでした。
でも今「とちおあげ」て文字を打ったら「栃尾」ってすぐ変換されてびっくりしました。
どこかで見かけたら買ってみます。
私も5つ上に姉がいます。でも姉の方ちょっと背が高いです。私も高いけど。
妹の私から見たら、姉はやっぱりマジメだなぁって思いますね。
そしてそのマジメな感じが、歩き方にも出てるから面白い^^。
父が最後に入院したとき、ヘルパーさんがしてくれるおむつ交換を手伝おうとしたから
やめとけって制止しました(笑)。
ミカス Post author
アメちゃんさん
味噌カツサンド、見えますね(笑)
味噌カツサンドも美味しいですが、栃尾揚げもぜひお試しください。
アメちゃんさん姉妹はお姉さんの方が背が高いんですね。真面目な歩き方が気になります(笑)
それぞれがそれぞれの個性を持っていて、素敵な姉妹ですね。