桜、桜とおばさん2人で騒ぐわけ。
こんにちは!カリーナです。
年とともに桜について話すことが増えてきました。いっしょに犬の散歩をする友だちなど、昨日はお天気がよかったので一人で大きな公園を歩き、桜の開花具合を確認してきたそうです。並んで歩いているときも、「ここは、咲いた」「ここは、少し日当たりが悪いから、まだ三分」「ああっ!中学校、もう咲いてしもた。入学式までは持たへんな!」・・・とあっちを確認しては喜び、こっちを確認しては残念がったりしています。
いつにも増して天気予報も気になります。開花直後ならなんとか持ちこたえるけれど、盛りを過ぎたら雨で花が散ってしまからです。なんとしても入学式までもたせたいオバサン二人は、「ああ!今週半ばに雨の予報出てる。散るな」「これは散るな」と気をもみます。
若いときだったら、「そんなに気になることか」と呆れただろうな。暇なのか。ほかに気にすることないのか、と。確かに暇なんでしょうね。少ない話題と話題の間を埋めているもん。でも、それだけじゃない。春の訪れを寿いでいるのです。そしてその「花の盛り」があっけなく終わることを知っているから、今のうちに精一杯喜んでおきたいのです。
こうやって民間桜開花状況確認部隊となってからは、桜にカメラを向ける人にも関心が向くようになりました。いるんですねえ。ちょっと家から出てきて、近くの桜を接写しているおじいさん。ウォーキングの途中に遠景を撮るおかあさん。なぜか「うん」と思います。「うん。そうよね」と連帯感のまなざしを送ります。
桜、桜と言っているけれど、雪柳も美しい。木蓮も美しい。みんな桜、桜と上ばかり見るから、一気に注目度が下がってしまうけどビオラもパンジーも、花の少ない冬を彩ってくれて本当にありがとう。君たちほど丈夫で長持ちする花はそういないよ。チューリップもちゃんと色とりどりに咲いていること、知っているからね。
いろいろあるけど、わたしの心のなかにも力が湧いてきます。最近、よく耳にする言葉でいうなら、「夫が元気だったら、いっしょに過ごしているだろう世界線」に思いを馳せながら、現実の春を味わいたいと思います。
プリ子さんのブローチコレクション、ぜひ見てください。わたしもブローチほしいです。いいよねえー。土曜日から3回連続の月亭つまみさん「やっかみかもしれませんが…番外編」、その最終回も更新されています。月曜、盛りだくさん!どちらも、ぜひ、お読みください。