あの日も今も天井を見上げながら : レタスとコンビーフのちゃちゃっと炒め
先日、3回目のワクチン接種を受けました。
1回目2回目の接種時には、前もって色々と準備したのでずか副反応は一切起きず(接種した部分が痒くなったくらい)。なので、今回もたいしたことは起こるまいと踏んでぼんやりと構えていたのですが…
翌朝、熱を測ると37℃。これくらいは誤差の範囲と悠長に構えていたのですが、お昼を迎える前にあっという間に38℃を超えてしまいました。
布団に横たわって、体調が回復するのを待ちました。具合が悪くて昼間から寝込むなんていつ以来でしょう。布団の中で天井を見上げていると、外から子供の声が聞こえてきました。裏のお宅のお嬢ちゃんが庭で遊ぶ声。そうか、春休みか…。
その時、熱でふわふわする頭で思いました。あれ?これと似たようなことがあったような気がする。
私の家は小学校から目と鼻の先にあって、暖かい日など窓を開けておくとチャイムの音や校内放送がはっきりと聞こえてくる程です。小学生の時、風邪をひいて学校を休んだ日も、熱に浮かされてうつらうつらしつつその音を聞いたものです。天井を見上げて、「今は何時間目かなぁ」「もうそろそろ給食の時間だ。今日の献立は何だったっけ?」などと考えていました。
そうか、今のこれは学校を休んだあの日に似ているんだ。
不思議なもので、体調が悪かったり、心の調子が悪かったりすると、自分だけが皆とは別の場所に閉じ込められているような気がしてしまいます。閉じ込められている場所は透明の壁で囲まれていて、壁の向こうで楽しそうにしている人たちの様子がはっきり見える。ああ、みんなはあんなに楽しそうなのにどうして私はこんなに辛いんだろう。
元気を取り戻して(透明の壁で囲まれた場所から出て)みると、自分の辛さはさほどでもなく、楽しそうに見えていた人たちの中にも辛い人はいたのだろうなと思えるのですが。
幸い、発熱は1日半ほどで治まりましたが、1回目2回目がどうであれ呑気に見積もってはダメね、とつくづく反省した副反応体験でした。(経口補水液が1本あったものの、足りませんでした)
実は、私に副反応が出た場合の父の食事についてもあまり考えていなかったので、ネットからデリバリーを頼みました。温めなおすだけですぐに食べられるものや簡単に支度できるものを用意しておくべきでした。
というわけで、今日ご紹介するのはとにかく簡単にできる「レタスとコンビーフのちゃちゃっと炒め」です。あぁ、でも、いくら簡単だとは言え38℃超えの熱でこれを作るのは…無理か。
レタスとコンビーフのちゃちゃっと炒め
- レタスは大きめにちぎって洗い、ペーパータオルなどでしっかり水分をふき取っておきます。
- コンビーフは適当な大きさに切っておきます。
- フライパンで油を熱し、温まったら1のレタスを加えて炒めます。
- レタスに火が通り過ぎないうちにコンビーフを加えて混ぜ合わせます。
- 混ぜ合わせているとコンビーフがほぐれてきます。そのタイミングで醤油を加え、さっと加熱したら出来上がりです。
※コンビーブを先にフライパンで炒めると、かなりの量が鍋肌にこびりついてしまいます。上のレシピのように後から加えてもこびりつきは生じますが、後入れの方が少なく済みます。
※コンビーフはメーカーによって脂分や塩分が異なります。いずれにしても、炒める時に使う油や醤油の量は、使うコンビーフによって調整して下さい。
こらからワクチン接種を受ける方、万が一副反応が出た時のためにご準備を。解熱剤、たっぷりの経口補水液、さっぱりと食べられるゼリーや柔らかいプリンなど。「熱は出たけどちょっと元気」という場合のためにお気に入りのDVDやNetflixを見られる環境で寝るというのも大切。
ミカスでした。