在宅デトックス5月 : 花ズッキーニの天ぷら
Zoomを使って介護の苦労や不満、不安を吐き出す在宅デトックス。今月は昼の回でした。昼の回は比較的参加人数が少なくなるという定石通り、今回の参加者は2名。(もうお一人いらっしゃいましたが、お孫さんが誕生されたのでお休み。おめでとうございます!) 一応「介護のタイミング」というテーマを設けましたが、少人数の回ではテーマなぞあって無きが如し。「テーマは気にせず、お喋りしましょう」という私のいい加減な言葉でデトックス開始です。
テーマは撤廃したものの、3人でお喋りをしているうちに話はなんとなく一つの点に向かって集まるような形になりました。
頼れる人(身内)がいなくて1人で介護を背負わなければならない人。家族数人で介護する中でキーパソン(介護の責任者もしくはリーダー的存在)とどのように関わっていけばいいのか悩む人。
理想論を言えば、介護はチームで挑むべきことなのです。でも、チームを組めずにシングルで闘わざるを得ない人もいるし、様々な考えを持つチームメンバーの中で途方に暮れてしまう人もいます。
一体どうしたら私たちは介護者にとっても被介護者にとってもいい感じのチーム介護をすることができるのか。チームというのは、介護を進める上で大きなキーワードになるのだなあ。それぞれのお話を伺いながら、それを考えていました。
残念ながら、カイゴデトックス(在宅デトックス)は全ての問題に対して完全な答えを出せる場ではありませんし、それを目的とはしていません。
ただ、こうして直接皆さんのお話を伺っていると、介護を取り巻く環境にはまだまだたくさんの問題があるのだということを実感しますし、実感してしまうと、なんとか解決に近付けるためのシステムを作ることは出来ないものかしらとつくづく思うのです。
6月の在宅デトックスは夜の回になります。今度こそテーマは「介護のタイミング」。日程や詳細については次回のミカ料でお知らせしますので、今しばらくお待ちください。
最近私もなんとなく”介護イヤイヤ期”に足を突っ込んでいます。何事についてもやる気がいまいち湧いてきません。料理も手抜きが顕著に増えてきているのですが、先日、近くの道の駅で珍しい食材に出会ったことでちょっとだけ手をかけた料理を作ってみました。「花ズッキーニの天ぷら」です。花の中にクリームチーズを詰めて天ぷらにしてみましたよ。
花ズッキーニの天ぷら
- 花ズッキーニは、さっと洗ってペーパータオルなどでしっかりと水をふき取ります。
花をそっと開いて、もし雌しべと雄しべが残っている場合は切り取ります。 - クリームチーズに黒胡椒を振って混ぜ合わせたものを花の中に詰めて、花の先をきゅっと絞るようにして閉じます。
- てんぷら粉を分量の水で溶き、天ぷら衣を作ります。
- ズッキーニ全体に衣をつけ、180℃に熱した油で揚げます。
- 揚げたてに塩を振ってどうぞ。
在宅デトックスは、過去の介護に思い残しのある方、現在介護真っ只中の方、これからの介護に不安のある方すべてを歓迎します。ぜひ、お気軽にご参加下さい。
ミカスでした。
kokomo
ミカス様、カイゴデトックスはいつものようににぎやかに和気あいあいと進んだようですね。今回参加できなかったのが残念。脱線しがちな私たちの話にしっかり耳を傾けつつ、度が過ぎるとやんわりと本線に戻すという、ミカスさんの聖徳太子並みのさばき方に驚嘆しています。同時に、私たちが吐いた毒を吸ってミカスさんは大丈夫なのだろうか?と、おせっかいながら心配に。必要なら私たちが話を聞きましょうぞ!
花ズッキーニの天ぷらは思い出の一品です。むかーしむかし、イタリアのご家庭で「今からいいものをつくるわよ」と言って作ってくれたのが、花ズッキーニのフライでした。当時の私にはズッキーニさえ珍しかったのに、花を食べるの?と恐る恐る口に運んだ花ズッキーニ。しかし、新鮮な花ズッキーニのおいしかったこと!シンプルなのに忘れられない味の一つになりました。これから忘れられない味に出会うことなんてあるのかしら?あるとしたら何度あるんだろう、などとしんみりしてしまいました。
道の駅で花ズッキーニが手に入るなんて羨ましい。私は花ズッキーニを揚げるときには爆発させがちなので、作る時には命がけの一品でもあります。
ミカス Post author
kokomoさん
在宅デトックス、今回もいい時間になりました。
kokomoさんのご心配、お気遣い、といもうれしいです。ありがとうございます。
とはいえ、私も皆さんと一緒にお喋りをしながらかなり毒吐きをさせて頂いているんですよ。
参加して下さる方がいること、気兼ねなくあれこれおしゃべりできること、皆さんと時間をシェア出来ること、全てがありがたいです。
もちろん、kokomoさんが聞いてくださるというならいくらでもお喋りしたいです。kokomoさんのお話も聞きますよ!
花ズッキーニ、あの町の道の駅で見つけました。
イタリアの家庭で花ズッキーニのフライを食べたことがあるなんて羨ましいです。
未知の味、未知の食材との出会いって本当にわくわくしますよね。
kokomoさんが仰るように、これから何度、そんなわくわくがあるのかと考えると
確かにちょっと切なくなりますね。