まちのコンシェルさん「やんわりとビシッと編」
みんなが言いにくいなーと思っていることを
さらっとすっきり言えちゃうのが
おばちゃん。
そんなお節介おばちゃん=まちのコンシェルジュの
「いいところ」をきちんと評価しようという企画が
「まちのコンシェルさん」です。
わたくしComet(コメット)が窓口となって
皆さまからの「コンシェルさん目撃情報」を募集しています。
どうぞこちらから送ってくださいね。
今回は、めちゃめちゃカッコいいコンシェルさんを
mihoさんがご紹介してくださいましたよー。
うちのご近所には
資源ごみ用のかなり立派な収集箱が設置されています。
もともと各戸からの出資で設置されたとか。
今は町内の当番制で鍵と清掃の管理をしています。
またそこは、小学生低学年の子どもたちが登校するときの
集合場所にもなっています。
さてさてある日の登校風景。
ひとりふたりと集まる子どもと親。
ほどほどに賑やかでほどほどに爽やかな会話のその場所へ
一台の自転車が近づきつつありました。
おそらく近くの大学に通う女子学生でしょう。
ぱっちりメイクとくるりんヘアひらっひらのスカート姿。
彼女の姿が近づくにつれ
みんなの会話はかすかにトーンが下がります。
「来るなよ。来るなよ。
この班とは別の地域からあなたが来ているのは一目瞭然。
いくらなんでも知ってるでしょ。
あなたの片手のそのゴミ袋、
この衆目の前でここへ入れることは
大胆すぎる白昼のルール違反よ」
願いもむなしく
女子大生はためらいもなくゴミ袋をドライブスルー。
あっちゃー。
固唾を飲む空気を切ってある声が聞こえました。
「ちょっと待って〜
あなた学生さん?
あなたどこの地区?どのアパート?
ここはね この地区のひとが管理してる収集所なの。
だからあなたはここへ出したらいけないの。
今日は仕方がないから
このまま置いて行きなさい。
でもね、次からはダメ。
ちゃんと自分の地区に出してきてちょうだいね」
たまたま通りかかられた
エプロン姿のおばあちゃんのかっこよかったこと。
角立てず
やんわりと
ビシッと。
ぱちぱちぱち。 朝からいいお勉強をした女子大生とわたしたち。
子どもの見送りをすませたわたしたちの胸の中では
おばあちゃんへのリスペクトの拍手が鳴り続けました。
★愛らしいコンシェルさんは、藍原ユキさんに描いていただきました。
藍原さんの立体イラストやキャラクタデザインはこちらから→ユキスタジオ
★「こんなコンシェルさんに出会った!」などなどのメール、お待ちしています!
↓↓↓
こちらまでどうぞ。
★これまでの「まちのコンシェルさん」はこちらからどうぞ♪→★