伝わらねえ 『精霊流し』も グレープも
先日、とある小冊子の取材をうけました。
インタビュアーは20代の女性。感じが良く、話も合い、めちゃめちゃ盛り上がって楽しかったー。
の、ですが。
書けました〜、チェックお願いします! と送られてきた原稿をみたら、こんなことが書いてある。
「さだまさしのファンなので彼が歌った『精霊流し』を見に行きました」
ん?
んんん?
確かに、精霊流しを見に行った話はしました。
「静かな歌だから、子どもの頃からずーっと幽玄な行事をイメージしてたけど、実際は爆竹鳴りまくりで耳栓必須な超激しい行事だったんですよ。行ってみないとわからないことって、多いですよね」
と言ったらば、そうそう、20代女子の頭に「?」が浮かぶのが見えたのさ。
これまで、この話をすると、たいてい「へえええ、私も静かな行事だと思ってた」というリアクションが返ってきたのに。
なんだろう……
……あ、「精霊流し」って曲を知らないのか!
ああ、そうなのね、そうなのか、説明すると面白くなくなっちゃうんだよなーと思いながら「さだまさしが作った曲で、あ、さだまさしは知ってる? そうそう、NHKによく出てくる人、あの人のヒット曲で、静かな曲なのよー。ネットで検索したら出てくるはずだから、聴いてみて」と伝えた。
のが、あの文章になった、と。
えーと。
申し訳ないけど、さだまさしは嫌いじゃないけど、少なくとも「ファン」ではないのね。
「精霊流し」は大ヒットしたから、ファンでなくても、私の世代なら誰でも知ってるのね。
さあて、どう修正しようか。
あーあ、この「精霊流し実は賑やか」話は、わりと盛り上がる鉄板エピソードだったんだけどなあ。伝わらない世代が増えてきたんだなあ。ついでに「精霊流し」は、さだまさしじゃなくてグレープの曲なんだけど、これまた説明するの厄介なのよと思いながら、今週のカレー記念日を振り返ります。
年甲斐は あればよいのか 違うのか
6月5日はカレー記念日(いまねえ)
「『年甲斐もなく』という言葉、いつも迷います。ないのが良いの? あれば良いの?」といまねえさん。そういえば「年甲斐」ってどういう意味なんだろ、と初めて気になり調べたところ「年齢にふさわしい思慮や分別」だそうです。ほおおおお。ということは、あったほうが良さそうですね。でも「年甲斐もない」ことをしたほうが、圧倒的に面白そうです^ ^(Comet)
図書館は 本当に素敵だ いま気づく
6月6日はカレー記念日(にゃまの)
「引越して図書館が近くなり、人生で一番利用している。良いところは ①書籍費が減った ②歩数が稼げる ③本をため込まない。書店が減ったけど、図書館があれば老後は大丈夫」とにゃまのさん。そうですそうです、いい図書館が近くにあるの、重要です。今はネットで家から検索も予約もできて、便利ですよねえ。(Comet)
やることを 引き延ばしながら 気ぜわしい
6月7日はカレー記念日(Jane)
あああ、まさにそうです、私の日常。ちゃっちゃと済ませればいいことを、しばらく放置してためこんじゃうんですよねえ。(Comet)
「よし行くぞ!」 吉幾三が 浮かびます
6月8日はカレー記念日(月亭つまみ)
「若い子がなにげに言ってたのを聞き、浮かびました」とつまみさん。BGMは「俺はぜったい!プレスリー」いぇい いぇい いぇい♪(Comet)
巻き物で 首のシワシワ 隠す夏
6月9日はカレー記念日(都忘れ)
「冬場はハイネックで、薄着の季節はストールで首のシワを隠します。髪の毛が短いので、うなじのうっかり日焼けの心配もあり……。本当は汗かきなので半裸のような恰好をしたいのですが、おまわりさんに捕まっちゃう!」と都忘れさん。私も冬はハイネック、夏も何かと巻いてます。シワシワ隠すのと同時に、冷房対策も重要で、首が冷えるととたんに具合が悪くなるんですよー。(Comet)
<もひとつおかわり>
ご興味のある方がいらしたら、精霊流しの映像はこちらでございます。あと、グレープの「精霊流し」の歌詞には、ちゃんと「精霊流しが華やかに始まるのです」とありました。え、静かな行事じゃなかったの? というのは私の勝手な思い込みだったのね^ ^;(Comet)
昨年、本を出しました。カレーはないけど、よろしくね。
「こう見えて失語症です」
こんなこともやってます。
「聴き書き工房 おむすび」
認知症、失語症、神経難病などでコミュニケーションが困難になった方から、お話を伺います。ご興味のある方は、ホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。
加齢を感じたらそれがカレー記念日
気軽に送ってくださいねー。
投稿はこちらから^ ^
よろしくお願いします!
ゆみらか
さわこさんのところから来ました。リコメンドの中に、精霊流しとグレープと言う文字を見たので。まさしく若い頃、さだまさしのファンを豪語していたものですので。確かに、私も精霊流しは厳かに始まるのだと思ってましたが、そういえば華やかに始まるのですと歌ってました。人の思い込みとは、自分がイメージしたいようになるんですね。
Comet Post author
ゆみらかさん
コメントありがとうございます^ ^
さだまさしファンのゆみらかさんでも、やっぱり精霊流しは厳かだと思ってたんですね〜。
ものすごく賑やか、でもそのなかに故人を偲ぶ思いがこもっている行事でした。
実際に体験してから、改めて「精霊流し」を聞くと、さだまさしさんの表現の深さと巧みさを感じます。
機会があったら、足を運んでみてください^ ^
ぱろる
ああ…
1974年のヒット曲って、50年前!
20代の子にとっては、生まれる30年前!
自分たちが20代の時の30年前って
昭和10年代の曲だーーー!
そんなの何がある?とググったら
ディック・ミネとか淡谷のり子さんの時代でした💦
ジェネレーション・ギャップを踏まえて、年代変換キー押して補足することが求められるようになっていくのですね…
それはそうと、cometさん
体調万全でない中にあっても、ご取材がはいられていることを伺って、よかったなぁ…とおもってます😉
Comet Post author
ぱろるさん
うわあああ、昭和10年代!
ものまね番組で「まどーをあけ〜れば〜♪」っていうのを見て、元ネタ知らんけどーって思いながら笑ってた、あの感じなんですねえ。
めっちゃ古い話を熱く語ってしまったわ^ ^;
体調は低空飛行ですが、おかげさまでそれなりに仕事してます^ ^
取材はzoomだったので、負担ゼロで楽しく話せました。
ご心配いただいて申し訳ないです。ありがとうございます!