古い我が家で認知症予防?
少し前に桜が咲いたと思っていたらあっという間に紫陽花が咲きそうになってきました!何色の紫陽花かな?楽しみです。
先週も少し触れましたが、ゴールデンウィーク、の前半にマメオ君をショートに預けて実家に1泊で行ってきました。2か月程前に実家に行った時に家屋が古くリフォームにお金がかかる。隣家からリフォームの件で嫌味言われる。これ以上この家にお金かけたくないからここを売ってどこか中古マンションにでも引っ越ししたいと考えていると母が言っていました。88歳で住み替え?と思いましたが、「そうするれば必然と家も片付くし段差だらけの古い一軒家よりも段差の少ないマンションの方が母のためにもいいかも?」と思っていました。実家は古い建物で家の価値はありませんが土地代でなんとか中古マンションを買えるのではないかという母の思いでした。物件検索が好きなわたしは勝手に良さそうなマンションなど検索しておりました。今回その後どうなっているかな?と思い母に聞いたところ「あーあれは保留」
「えっなんで?」
「何件か不動産会社にいくらで買ってくれるか聞いたところ予想以上に反応が悪い。今売ったら叩かれる」とのこと。数年前に後ろの土地が空きその時には好条件で買い取ると言われたようだがもうその要件もなく今売っても駅からは遠いし、古い家があり整備にお金もかかる。問い合わせしてもその後の連絡も何もないし、もう少しここにいる」とのことでした。実家には弟も一緒に住んでいるので彼がもう少し家にことに感心を示してくれれば片づけも住み替えも前進するとは思うのだが、還暦近くの独身の弟は朝早くから仕事に行き帰宅しても食べて寝るだけ、彼にしてみれば引っ越しなんて面倒なことはやりたくないようだ。しかし実家の物は依然として全く減らない。だいたいあんなに物が多い家で食器を何枚か捨てたぐらいでは全然片付かない。
先日会った友人が実家の片付けをする際にとても大変でそれを見ていた自分の子供に「お願いだからちゃんと終活しておいてね」と言われたそうだ。親の終活と同時に自分の終活をしなければいけない。
そんなわけで実家の片付けと住み替えはとりあえず保留となった。ちょっとがっかりしてっしまったが「古い家だからやることいっぱいあるのよ」という母。今回行った時も雨戸の滑りが悪いからと敷居に敷居スベリをゆっくりなスピードで張っていました。最近の若者は雨戸のある家も珍しいかも
階段の上り下りもゆっくりゆっくり行い2階のベランダに行っていた。もしこれが雨戸のない階段のないマンションだったら母は今よりずっと動かなくなってしまうのか?足腰はだいぶ弱くなっているのでひとりでの外出は難しく、最近は近くの病院か美容院に行く程度の外出ぐらいしかできないようだ。そうなると古くてバリアだらけの家はある意味考えながら行動でき認知症の予防にもなっているのかもしれない。そして食べるかどうかもよくわからない愚弟のご飯の支度をする。そんな日常がいいのかもしれない。実家の片付けは親に色々と迷惑をかけたわたしの使命としてやるしかないかないかと腹をくくった。
そして自分は旦那と共に終活をしていかないとあらためて感じました。ずっと同じ家に住んでいれば細かいこともわかるけれど何年も別々に住んでいればいざというときにわからないことばかりなのは当たり前。そう思いながらについつい後回しになっている自分にも気がつきました。