第197回 プチ贅沢を味わってやる。
まゆぽ:
日々ちまちま暮らしている私ですが、
それでも、いいのかこんな贅沢しちゃってさ、と思うことはあるの。
たとえば、事業所のゴミは有料だから、
今までずっと45リットルで390円くらいのシールを貼って、
時には詰め込みすぎて袋が破け、仕方なく袋を二重にしたりして
捨ててたのね。
それがさ、今は仕事場で出すゴミとはいえ、
会社じゃないからシールを貼らなくてよくなったの。
つまりタダで捨てられる!
でも45リットルの袋がまだ残ってて、それを使ってるから
すかすかでも捨てちゃう。
スペースにまだまだ余裕のあるゆるゆるのゴミ袋を捨てるときに
あ〜私ったらなんて贅沢!とか思っているわけです。
そういういじましい贅沢自慢を教えてね。
つまみ:
ああ、そうか。
事業所ゴミが有料って、知ってるつもりだったけど
ぼんやりとしかわかってないかも。
なににせよ、自分が実際にやってないことってあいまいな認識だわ。
ゴミ袋つながりで言うと
ゴミ収集の仕事をしてるマシンガンズの滝沢さんのゴミの本を何冊か読んだことと
マンションの清掃をしてくれているホリカワさん(80代女性)と親しくなったことで
数年前からゴミの袋を変えた。
二重になってて、口にヒモが付いててしっかり結べるヤツ。
ぎちぎちに入れてもまず破けなくて
ヒモつきだから運ぶときにも持ちやすいと好評なのを
Amazonで買ってる。お高いけどね。
いじましいっていう意味では論点がズレちゃうかもしれないけど
プチ贅沢というか自己満足。
デンタル関係ってどお?
買うハミガキの銘柄は特に決まってなくて
クリアクリーンとかクリニカなんだけど
最近はEXとかプレミアムとかが付くのを買うようになった。
違いなんてわかんないんだけどね。
歯ブラシもエビスプレミアム一択。
あれ?みんな、もっといいの、使ってるのかな。
まゆぽ:
ゴミ袋問題、そうだよね〜、処理する人の安全や快適も
考えなくちゃいけないよね。
そう思うとスカスカで捨てる贅沢は
世のためになってるかも。
ヒモ付きゴミ袋、知らなかった。
ゴミ捨て場で見たことないなあ(注意が足りないだけ?)。
もしかしたらすごい贅沢&エコなのかも。
デンタル関係はね、
私もクリニカとかアクアフレッシュとか低価格帯を使ってる。
ただ、プチプチ贅沢してるのは歯ブラシ。
数年前に友達の佳子ちゃんからもらった
「かなや刷子」の会社の馬毛歯ブラシを愛用中。
大きさがちょうどよくて、歯茎に優しい気がする。
ネット通販の3本セットで1200円くらいだから、
たいして高いわけじゃないけどさ。
なんだか長持ちするから、
結局、コスパ的には贅沢じゃなくて節約かも。
この贅沢感は「そこらのドラッグストアで買う」より
ちょっと労力をかける贅沢かな(といってもポチッとするだけ)。
贅沢ってもちろん「コストをかける」こともあるけど、
高齢者の贅沢って「時間をかける」「手間をかける」要素が大きいかもね。
読みにくい本を頑張って時間かかって読み終わる贅沢、とか。
それで「つまんなかった…」だと、贅沢感がより増すわよね。
つまみ:
つまらなくていや増す贅沢感、負け惜しみみたいでウケる!
でも、確かに、つまんないことにうつつを抜かすとき
「われながら優雅な時間だな」と思うもん。
優雅と贅沢とつまらない時間って親和性が高いかもね。
大きな声じゃ言いづらいけど
今年の小学校の課題図書を何冊か読んだ時間は
わりと贅沢で優雅だったかも。
買って読んだわけじゃないところがいろいろ中途半端だけど。
基本、常に「節約できるものは節約」を意識してるけど
ときどき息苦しくなる。
かといって、大きな贅沢はその後の罪悪感が大きそうだから
プチ贅沢でちょっとした背徳感を味わうぐらいが
身の丈に合ってるし、生活のうるおいとしては案外大きいんだと思います。
そんなわけで、今、かなや刷子の馬毛歯ブラシにがぜん興味が湧いてます。