抜くか抜かないか、それが問題だ
皆さまこんにちは!ふぇんふぇんです。台風の影響は大丈夫でしたか?バーくん地方は雨も風もひどくはならずに済んだので、まずは停電しなくてホッとしました。
あ、今書いてて思い出したんですけど、夏の停電はエアコンが心配ですよね。特にバーくん留守番時に停電したらどうしたらいいのか?とエアコンのスマホ連携とか試したものの、いまいち上手く行かず悩んでいたのですが、エアコンの取説を改めて読んだら「高温見守り機能」なるものを発見。
事前にその設定さえしておけば、エアコンを消していたとしても室温が28度以上になれば勝手にスイッチが入るという機能のよう。
じゃあ停電しても電気が復帰したらその後勝手にスイッチ入ってくれるんじゃない?と試してみたら、確かに夜中に勝手についてたり、換気しようと窓を開けてたら勝手についてたり(これはちょっと困るけど笑)したので、ちゃんと稼働はしてくれるみたい。
スマート系のスマホ連携だと、指令を出す方のWi-Fiも復活しないとスイッチ入れられないと思うから、意外とエアコンで完結してるのもいいかも?と、この夏はとりあえずこの「高温見守り」設定を常時ONにしてました。
まあ実際のところ、停電後ちゃんと稼働してくれるのかは試してないから分からないけど、多少なりとも可能性が高まればいいかなってことで。
なんかうっかり前置きが長くなっちゃったけど、今日はバーくんの歯周病について、現在進行形でめちゃくちゃ悩んでるというお話です。
バーくんはパピーの頃から保育園で歯磨き指導をしてもらってて、それからずっとかなり不完全ながらも自宅でも歯磨きしてきました(主にパパ担当)。
それ以来特に大きな問題なく、バンコクに行く前(11歳、2018年2月頃)に麻酔下の歯石取りをしてもらった時にも、まだギリギリ歯は抜かずに済みました。
でもやっぱりちょっとずつ歯周病が進んでしまい、14歳の時(2021年3月)にバンコクで歯から出血してしまいバンコクで7本を抜歯。この時先生に「ここからどれくらい持ちますか?」と質問したら2年くらいって言われたんですよね。
そして今、バンコクの抜歯から3年が経ち、歯周病がにっちもさっちも行かないところまできてしまって。ここまでよく持ったというべきか飼い主の管理不足というべきか…
もうかなり前から、バーくんも歯が痛いから歯磨きを嫌がるし、見えないまま無理にやると余計に歯茎を傷つけちゃうので、歯周病に関しては無策のまま日々をやり過ごし、歯茎が腫れたら抗生剤を飲むという感じだったのですが。
ここのところずっと鼻水とくしゃみが止まらなかったバーくんですが、先日は39度の熱まで出てしまいました。
昔から飲んできた抗生剤を1週間飲んでもくしゃみが止まらないので、抗生剤を違う種類に変更。ようやくくしゃみはほぼ止まってくれました(鼻水はまだちょっと出てるけど)
歯周病がかなり進んでしまって、ご近所病院の先生によると「左上顎第二前臼歯の歯根膿瘍」という診断。歯茎がかなり下がって歯の根元も露出?してしまってるけど、この歯は根元が2つあるからなかなかスポッとは抜けないのだそう。
ここまでくるともう薬で散らしてもすぐ膿が悪さしちゃうので、根本治療としては抜くしかない。でもハイシニアなので全身麻酔での抜歯手術はリスクが高い。
全身麻酔で亡くなる高齢犬は実際にはそんなにいないらしいんだけど、やっぱり手術時間とかの関係で脳に行く血流が少なくなると、術後に認知症が進む可能性はあるらしい。そこが若犬との違いだよね。
抜歯手術してあげたほうが、術後2、3日は痛くて大変だけど、それを乗り越えたら歯の痛みや不快感なくなるので食欲が戻ってくる高齢犬も多いらしく、QOLは確実に上がるそう。
でも、もし認知症が進んでしまったら、食事が美味しいとかも関係なくなっちゃうのでは?などなど悩みは尽きません。そもそも手術しなくたって常に認知症と隣り合わせのお年頃だしね。
ご近所病院の先生に、「先生ならどうしますか?」と聞いてみたところ、医師としては抜歯一択だけど飼い主としては悩む、とのお答え。だよねだよねー!
こちらの先生の、こういう飼い主目線を忘れていないところが結構好き。
さてさて。もし仮に手術する!と心を決めたとしても次の難関は、
「どこで手術するか?」問題。
バトーの場合、歯科処置が難しいというよりは麻酔が心配な訳なので、ご近所病院ではなく、月に1回麻酔医が来るという近隣病院で手術するのはどうか?というご提案。
先生が問い合わせてくださったところ、手術はOKで術後のご近所病院への引き継ぎもOK。
その病院は2次診療病院という訳ではなく、ちょっと規模の大きい地域の病院みたいな位置付け。機材も新しいみたいだし、医師も数名常駐してて歯科手術もお得意とのこと。
ただ、ここでふと浮かんできたのが、どうせ車で行かなきゃいけないなら、バーくんのかかりつけ医で手術してもいいんじゃない?という考え。
もしも、もしも、万が一、何かがあった場合、ずーっとお世話になってきたかかりつけ医で起きたことなら、私も諦めがつく?気もして。(気がするだけかもだけど)
かかりつけ医も病院の敷地面積はめっちゃくちゃ小さいのに(先生そろそろ移転してくださーい笑)先生は今は4人いるし、ヘルニアが専門だから手術には慣れてる(はず)。バーくんの歯石取りで全身麻酔も一度経験済みだし。
って思うんだけど、かかりつけ医はハイシニアの抜歯手術にあんまり積極的じゃなくて、前に相談した時もよっぽどでない限りやめといた方がいいような説明だった記憶。
うーん、どうしよう。
まあ、そんなこんなで。ハイシニアあるあるの、究極の二者択一になってきてしまったので、飼い主的になるべく後悔のないように、やっぱりもう少し時間をかけて考えてみることにしました。
まずはとりあえず、かかりつけ医に今のバーくんの歯周病の現状をどう思うか?を聞いて、合わせてバンコクでお世話になってた先生にも同じことを聞いて見る予定です。
今回あれこれ逡巡している中で一番強く感じるのは、ハイシニアの治療で一番難しいのはいつまで生きられるか?が結局は誰にも分からないってこと。先生も飼い主も。当たり前だけど。
それに加えて、「いつまで」もそうだけど、「どう」生きるかも重要なわけで。
バトーが「僕はこうしたい!」って言ってくれれば、それがどんな選択でも叶えてあげたいと思っているけれど。
そうは永遠にならないので、最終的には飼い主の考え方が反映されてしまう。
選択肢があるって、もちろん大前提としては良いことだけど、選択した結果導かれた事象に対して、責任を負うのは誰か、ということが突きつけられるよね。その覚悟が問われている。
本当に、バーくんには色々なことを学ばせてもらっているな、と感じる日々です。
◆ふぇんふぇんプロフィール◆
5年間のバンコク暮らしを終え、現在大阪北摂暮らしの50代前半。宝塚ファン11年目。華流ドラマファン4年目。最愛のバトーくんはもう17歳半、ハイシニアともなると愛おしいを超えてもはや尊いの極み!今はこの貴重な時間を何よりも優先して日々過ごしています。
★バトーくんInstagramもやってまーす!→ fenfen_bateau で検索してみてね。