切手の値段
通勤で通る小さな公園の梅の木に蕾を見つけたと思ったらもう2月。節分も過ぎてのんびりしていたら春どころかすぐに来年が来てしまいそうです。
区の第九の合唱に参加をしてから今年で3回目になりました。2月後半のコンサートに向けてただ今練習中。3年間一緒に参加しているポッキーさんとはいつも休憩時間にお茶やのど飴で喉を潤しながら雑談しています。前回の練習中に年賀状の話をしたところ、ポッキーさんも年々数は少なくなるけど年賀状は書いているそう。
将来的に年賀状じまいをする予定はあるのかと尋ねると「私は年賀状じまいはしないの。もちろん最近はそういう年賀状も来るけど、別にシャッターを下ろすように「もうやめます!」なんて宣言しなくてもいいと思うのよね。体調不良だったりいろいろと忙しくて年賀状が来なくても、あぁ~元気にしているかなとか一緒に過ごした時のことを思い出したりできるじゃない?でも「年賀状じまい」をされちゃうと「もう連絡しないで下さい」って言われてるように感じちゃうのよ。そうそう、新しい切手の値段を覚えてる?」
そんな話をポッキーさんから聞いた数日後、20年ほど前に一緒に働いていた友人から5年ぶりくらいに寒中見舞いが届きました。我が家の末っ子猫プッチを長毛にしたようなユニークな猫のカードで。可愛くて人柄の良い彼女は転職先の人間関係やご家族の不幸が重なって精神的に弱っているらしいと、共通の友人から聞いていました。確かに年賀状を送っても5年前から返信はなし。
猫カードにはメンタルクリニックに通っていることや、連絡を取れなかったことに対する謝罪が書かれていました。連絡が取れなくてと言っても年賀状とちょっと面白い犬のカード(彼女は犬好き)を見つけたらたま~に送るくらいだったので、謝罪を頂いてもこちらも申し訳ないのですが。猫カードにスマホの番号が書かれていたので電話してみました。久しぶりに聞く彼女の声からは以前のまま可愛らしくて元気な様子が伝わってきます。
今は猫カードを書いて送ることが出来るくらい調子が良くなったけれど、独り暮らしのマンションからほとんど出られなくて、ポストがチラシと郵便物でいっぱいになったり、ゴミ捨ても買い物にも出られずほぼ引きこもり状態になってしまったとか。そんな彼女を心配した親戚にメンタルクリニックに連れて行ってもらい、今は元気な時の7割くらいに戻ることが出来たそう。
「笑っちゃうくらいポンコツになっちゃった。薬を飲んでいるせいもあると思うんだけど、集中力もないし記憶力も落ちちゃうしね。あの猫のカードを見つけて何とか買えたんだけど、いざ送ろうとしたら切手がなくて。それでまた2か月くらい出せなくて。郵便料金も値上がりしたんだね」
そして1月の終わりに白ヤギさんからお便りが。前回の黒ヤギに水仙の切手の写真を載せたので、それに合わせて水仙のハガキが送られてきました。まさに早春のお便り♪切手はお年玉年賀はがきで当選したものを早速使ってくれています。お便りの最後に「今だに85円と110円に慣れず、85円の切手を見ると封書に貼ってしまいそうです」と書かれていました。
嬉しいお便りやお便りに対する気持ちと、私も含めて郵便の新料金にまだ慣れていないようです。そして慣れた頃には郵便料金はまた値上がりしていそう。とりあえず白ヤギさんが書いているように封書に85円の切手を貼らないように注意しなくちゃとちょっと気を引き締めた私なのでした。
これから少々多忙になるため次回の更新は3月にいたします。see you in March♪