流氷の旅②
もう3月も半ばも過ぎてそろそろ桜の開花時期が気になる頃ですね。今の開花予報ではあと2週間ほどで東京は開花予定らしく、今年も夫のお墓(都内有数の桜の名所)参りでのお花見が楽しみです。

さて前回エレベーターですれ違ったご婦人のブローチを見て風景印のアイディアが浮かんだと書きましたが、そのご婦人が付けていたブローチは少し大きいオーバル型のアメジストの周りをいろいろな大きさと(アメジストに合うトーンの)色の小さめなパールがバランスよく配置されたデザイン。それを見てアメジストを風景印に、パールを切手に見立てた配置が頭に浮かんだのです。
では周りを囲む切手は?風景印を囲むのだから複数枚にしたい。85円(やっと新料金を覚えました!)になるように低料金の、そして北海道を少しは感じさせる切手はあったかなと帰り道を歩きながら、手持ちの切手を思い浮かべました。
夫コレクションの中にも北海道を感じさせる切手でかつ低料金なもの・・・。帰宅してすぐに確認すると、ありました!タンチョウ鶴の切手で料金は20円。調べたらこの切手は50年くらい前の物でした。なんと半世紀(でも私の方が年上)。

ほかに貼る切手は~と探していたら普通切手だったリスの3円切手が大量に顔を出しました。普通切手だったと過去形なのは、このリスの切手は数年前に製造終了になっているのです。その当時の切手界隈ではかなり話題になりました。リスの絵が可愛いいし料金が安いので私もかなりの大人買いをしたのです。ちなみに在庫があれば今も郵便局で取り扱いがあります。

今の普通切手は動物柄が多いので普通切手で周りを囲んだら可愛いかも~。さっそくネットで普通切手を検索してみたらなかなかの動物王国。これをタンチョウと組み合わせて85円にしたい。ということでこのようなメンバーで、ハイブランドで頂いてきた瓶のキャップの周りを鉛筆でなぞって引いた円を囲んでみました。
風景印の直径は3.6mmでキャップの直径を計ってみたら3.2mm。キャップで引いた円の外側に切手を配置すればいい感じに切手の内側に風景印が納まりそうです。

こんなことを出発前夜までちまちまと作業しつつ荷造りをして、明日に備えてやや早めにベットに入ったら少し心配なことが。一人旅や仲良しと一緒の旅ならすでに地図を頭に入れてある風景印の郵便局に寄ることも簡単に出来ますが、今回は顔見知りよりちょっと親しいくらいの皆様との旅。はたして風景印の郵便局に寄るチャンスはあるのかと。
翌朝興奮のためか早めに起床してしまったので、現地で風景印の郵便局に寄れなかったことも想定して念のため郵頼(郵送で風景印の押印を依頼する方法~封筒と依頼書が必要)の準備もしました。

そうして迎えた流氷の旅。流氷観光砕氷船おーろら号を予約していた日には残念ながら流氷は見ることが出来ませんでしたし、風景印の郵便局にもよることが出来ませんでした。風景印の郵便局まではおーろら号の港から距離にして徒歩5分。私の脳内ナビには道順もしっかりインプットされていたのですが。

ただ郵頼になった場合には一緒に旅をしたメンバーの皆様にも風景印をお土産にしていただいても良いかなと、皆さんの分のハガキも用意していたのです。これが思いのほか驚いて喜んでいただけて準備した甲斐がありました(と自分を慰める)
翌朝、メンバーの皆さんが住所を書いたハガキと自分が用意したハガキを入れた郵頼の封筒を、コテージのコンシェルジュさんに投函をお願いして、旅の最終日もおーろら号のキャンセル待ちに出発しました。
結局風景印は郵頼になってしまいましたが、流氷の神様は私たちを見捨てなかったのです。前夜の強い北風で流氷が着岸したとの知らせが。そしてキャンセル待ちも出て無事に流氷を見ることが出来ました。ありがとう北風!

今回の旅のメンバーの中には流氷観光2回目の方がいて、この方は前回も見ることが出来なかったそうで、その話を聞いて自分が流氷を見たいというよりこの方に今度こそ見てもらいたかったので本当に良かった。
ここに流氷の写真をバーンと載せたかったのですが、おーろら号の中で先生がコテージで作って持ってきて下さったスパイシーでほんのり甘いホットワインを飲んで、ほろ酔いのいい気分で流氷を見ていて残念ながら写真を撮り忘れてしまいました。痛恨のミス!でも心のアルバムにはしっかり収納したので良しとしましょう。

北海道から帰ってきて数日後に網走からポストカードが届きました。自己満足ですがなかなかいい感じだと思いませんか?こうして私の流氷の旅は無事に終了いたしました。今度はどこから風景印を送れるでしょうか。今のところ旅の予定はないけれどちょっと楽しみです。
爽子
あ、炭酸水、サンペレグリノだったんですね。
可愛いキャップですね。^_^
わあ、見れたのね。
そばまで行ってても、見られない場合もあるのかと、お便りよんで、しょんぼりしてましたよ。
二人分、よかったよかった!