次のフェーズに入ったか : ネギブタ素麺
最近、父に変化が出てきました。
高齢者の変化は、余程急な怪我や病気でもない限り、じわじわとやってきます。
まるでアハ体験のように、目に見えないレベルで少しずつ少しずつ変化して、ある時ふと「あれ?これまでと違う」と気づくのです。
アハ体験 ※音が出ます
ある朝、ふと「こんな喋り方だったっけ?」と違和感を覚えました。丁度その時、父はコロナに感染していて、軽症ではあったものの喉と声に問題が出ていたので喋り方がいつもと違うのはそのせいだろうと思いました。でも、様子を観察してみると、どうやらこれは喉がどうの声がどうのという問題ではなさそう。微妙に会話が成り立っていないのです。
Yes/No では答えられない質問にニッコリと笑って頷く。Yes/No で答える質問であっても、今までの父とは全く違う態度で「はい!」と答える。(これまで「はい!」なんて答えたためし無し)
耳が聞こえにくくなったのかとも思いましたが、どうやらそれなりに聞こえている様子です。
私は医者ではありませんし、その道(どの道?)に明るいというわけでもありません。それでも、その時直感的に思いました。
「ああ、次のフェーズに入ったか」
父は、自分で着替えも出来なくなってきています。いや、衣類を着脱する「動き」はできます。ただ、着替えるという行為を系統立てて行うことがもう不可能なのです。
まず、耳元でゆっくりと「シャツを脱いでください」「次はズボンを履きます」と指示をしないとなりません。自分が何をするべきかが分かっていない。
そして、シャツを着た次に「ズボンを脱ぎましょう」と指示すると、頷いて今着たシャツを脱ぎ始めます。今やったこと(シャツを着たこと)を忘れてしまう。
ついこの間まで、これくらいのことは出来ていたはずなのに。
朝、洗面所で歯を磨くのですが、その後も何度もよたよたとやって来ては「歯を磨かなきゃ」と。
もう磨いたよと説得して部屋へ戻すことも、気づけば最近増えてきたことです。
あれ?これまでと違う。
最近の父は、食べる事にも問題が出てきました。
変な言い方ですが、食事中に食べていることを忘れてしまうのです。汁物が好きなので、まず朝食ではスープを飲みます。スープを飲み始めたら一気にそれを飲み干して、そして目の前にあるトーストや目玉焼き、サラダのことは忘れてしまう。私も付きっ切りで見ているわけにもいかないので、丸々残された料理に気付いたところで「もうお腹いっぱいなの?」と父に尋ねます。すると、ちょっとはっとした顔をして「いや、食べるよ」と。
これが一体どんな現象なのか皆目見当もつきませんが、とにかく食べてもらわないと困る。というわけで、最近は目玉焼きと野菜をサンドイッチにしてみたり、おかずをご飯の上に盛ってひとつの丼にしてみたりと試行錯誤をしています。
というわけで、今回ご紹介するのは素麺の上に炒めた豚肉とねぎをのせたお昼ご飯『ネギブタ素麺』です。しっかりとしたおかずになるように、ネギブタは甘辛な味を少し濃い目にしてください。
ネギブタ素麺

- 豚バラ肉を3センチくらいの長さにカットします。
- 長ネギは幅5ミリくらいの斜め切りにします。
- フライパンに軽く油をひいて中火にかけ、豚バラ肉を炒めます。
- 豚肉の色が変わったら長ネギを加え、更に炒めます。
- 長ネギに火が通ったら、酒、砂糖、醤油を加えます。
しっかりとした甘辛味になるように味付けをしてくださいね。
最後にごま油を回しかけると更にコクがでますよ。 - パッケージに指示されている時間を参考に素麺を茹でます。
茹で上がったら麺を水に取り、流水でまずは粗熱を取ります。
(熱が冷める前に麵の中に指を入れると火傷をしてしまうので気を付けて)
粗熱が取れたらさらに流水で麺を揉み洗いをして、麺のぬめりを取ります。
ざるに上げてしっかりと水気を切ってください。 - 素麺を器に盛り、麺つゆ(市販のもの)をかけ、その上にネギブタをたっぷりのせたら出来上がりです。
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