キモノ界に見た「獰猛なハンターたち」と「静かな耕し人たち」。メルマガお知らせあります。
来年、成人式を迎える娘は、わたしの姉の振袖を着るつもりなんです。ところが、高校の卒業式で袴をレンタルしたため「振袖をレンタルするに違いない人」として名前が回ったのか、ここ2年ほど、営業の電話とDMがすごい!毎回、断りはするものの「着物の世界、怖いよー。近寄りたくないよー」と思うようになってしまいました。でも、いいんだ。お古を着るから!
…と思っていたのですが、ある日、姉と娘の身長差にハタと気づき、「大丈夫か。ちゃんと着られるのか」と不安に。着物のことをよく知らないのでインターネットで調べると10センチという身長差はビミョーということがわかりました。「おはしょりがほとんど出ない問題」に直面したのです。美容室で相談しても「まあ、なんとかなるかなあ。でも確認したほうがいいですよ」。
どこかでちゃんと相談したい。でも、呉服屋さんに飛び込むの、こわい。そこで、またインターネットで調べ、「穏やかそうなお顔」のサイトを見つけたので問い合わせのメールを送ってみました。
身長差のことに触れたあと「度重なる営業電話やDMに食傷しています。どの電話もDMも獰猛で怖かった。呉服屋さんには、できるだけ近づきたくないというのが本音です。そんななか、相談しやすい穏やかなサイトを見つけ・・・」という具合に率直に書いたんです。
それから、何度かやりとりして先週の金曜日、お店に行ってきました。そこは、お店というより「みんながテーブルを囲んで和裁をしている」小さな場所でした。「和裁教室」が開かれていたんですが、5名ほどの中年の生徒さんがひっきりなしにおしゃべりをしながら針を動かしていました。電車でびっくりしたこと、カチンときたこと…などなど、ささいなことで笑ったり、うなづいたりして、すごく楽しそうです。
ああ。そうか。着物には、こういう世界もあるんだ。
「獰猛なハンターたち」ばかりを見て「静かな耕し人たち」を見ていなかったなあ。
そのことに気づけてよかったです。振袖は、「お直し」してもらうことになりました。接客してくださった和裁士さんは、30代の素敵な人でした。
そういえば、ここオバフォーのメンバーの由美子さんもふだん着の着物をにこやかに、軽やかに、そして行動的に着ています。いっしょにいると、着物を着ていることを忘れるくらい自然です。今日は、その由美子さんの記事「キモノの本 つい買っちゃいませんか」が更新されていますよ。そうそう先週末、由美子さんとじじょくみさんで飲んだらしいですよ。楽しくないわけがない。
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