「大人になってからの友だち」のよさ。
こんにちは。カリーナです。
先週の土曜日、同じマンションの友だちと沖縄料理店で飲み会を開きました。夫が倒れてから、毎月、1回、わたしの家に料理を持ち寄って集まり、いろいろな話をきいてくれた人たちです。街灯に光る桜を見ながらほろ酔い気分で帰る途中、そのなかの一人が「ああ。楽しかった!」と大きな独り言みたいに言った、そのシンプルな言葉が春の夜空に響いて、友だちっていいなあと思いました。
友だちっていいですね。この年齢になって、ますます、そう思います。
幼なじみのように共通の思い出がたくさんある友だちもいいし、大人になってからの、経験は共有していないけれど、自分自身の人生経験を手掛かりに相手の状況や気持ちを慮り、共感したり、励ましたり、笑い飛ばしたり、助言したりできる友だちもいい。どっちもすばらしいです。
互いの人生が異なることを前提に、その距離を無理に縮めようとはせず、いま、ともにいる時間や目の前に広がる景色や語り合っている内容を大事に共有する。大人になったからこそできる友情の育み方だと思います。
このウェブマガジン・オバフォーのメンバーや寄稿者のみなさんも、わたしにとっては、「大人になってからできた友だち」です。
住んでいるところも、生き方も、仕事も、好きなことも、バラバラですが、それぞれの空の下、ときおり、それぞれの顔を思い浮かべながら生きている。あの人の経験を、あの人の言葉を思い出しながら、自分自身の行動や決断を顧みる。いっしょにいなくても育める友情もまた、すばらしいなあ、かけがえがないなあと思います。
友だちは、一朝一夕にはできません。小さな見栄やささいな嘘をつきながらも誠実さを忘れず、ここぞというときは、面倒がらずに言葉をかける。そんな姿勢の継続が、友情という漠然としながらも力強く自分を支える「心の土壌」を作ってくれるのだと思います。
このオバフォーというウェブマガジンも、そんな友だちみたいな存在になるといいなあ。そんなふうに継続できたらいいなあと思います。
というわけで今週もコツコツと更新します。先週土曜日のカレー記念日今週のおかわりとおしゃれ会議室は、もう読みましたか?おしゃれ会議室ではミキティさんがあの噂のスポンジを詳細にレポートしてくれています。(あの噂のスポンジ、と言っていますが、わたしが知らなかったのは言うまでもありません 笑)すぐにも使ってみたくなるレポート、ぜひお読みください。