手芸は、平穏な状態へと導く「静かなる剛腕」か。
こんにちは!カリーナです。
わたしは、めちゃめちゃ不器用で裁縫とか編み物をちゃんとやったことがないのですが、姉妹でも似ないもので、長崎に住む姉ちゃんは、まあまあ得意。編み物やレース編み、刺繍なんかを若いころに熱心にやっていた記憶があります。
その姉ちゃん、再び、オミクロン株でコーラスサークルが長期お休みになり、韓ドラばかり見ていても退屈だなあと思っていたところ、お花の教室(こちらはおしゃべりしないので継続中)で先輩方が、手芸の話をしていたのだそうです。
「このバッグ、作ったの」
「この服、着物をほどいて作ったの」
これまでの姉ちゃんなら、「そうかー」で済んだでしょうが、新たな暇つぶしを探しているため、興味津々で聞いていたところ、どうも、みなさん、手縫いでいろいろ楽しんでいるらしい。
そこへ偶然にも、テレビをつけると、賀来千香子さん司会のNHK教育テレビ「あしたも晴れ!人生レシピ」の特集が「こころ癒す、手芸」。ニットカフェのなごやかな様子と見事な編み込み模様を披露する高齢男性の様子が大変、印象的だったようで、「手芸、やろうかな!」となっているのです。
「いろいろ考えて手を動かした後、単純作業を繰り返すのは脳トレにも、よからしか」と心身と脳の健康維持に極めて熱心な姉ちゃんの心は、手芸にぐぐぐーっと傾きました。
いいよね。手芸。
ちょうど、いま、日曜の午後ですが、外は雨。寒いし、ぼんやりと薄暗いし…こういうときは、暖かい部屋で手仕事、いいですよね。わたし、性格的には手芸、向いていると思うんだなあ。わりに何でもコツコツやるほうだし…。イメージのなかでは、スポーツも万能だしなあ。性格やイメージと上手下手って、どうしてこうも別なんでしょう。
編み物にしろ、裁縫にしろ、手仕事は、乱れた心ではできないし、もし乱れていたらいつの間にか落ち着かせてもくれるだろうし、ザワザワしたままならザワザワしたままで心を映した荒々しい味を出すかもしれないし、なかなかに平穏であることが難しい老年期の人間をかろうじて平穏な状態へと導いてくれる「静かなる剛腕」なのかも。
金曜日のポッドキャスト番組「That‘s Dance」でわたくし、「取材先にアメを持って行っとくと、『ああ、アメちゃん、持ってきてた。食べよ、食べよ』と思い出して幸せになる」という話をしましたが、そのアメを入れているポーチは、この年末、友だちにもらったものです。ハワイアンの端切れに百均のパーツをつけた手作りのものなのです。
昔は、「高齢の人たちが次々に作る手芸品。あれっていらないよねー」と思っていたけど、今は、そんなにいらなくない。もらって、うれしいぐらい。友だちの作ってくれたポーチにアメちゃん。小さな幸せ。マスクをちょこっとだけずらしてお口にポイ。甘い贈り物。最高だ。
ポーチとか、手編みのソックスとか、なんか、そういうの、あったかくていいな。「手編みのソックスのかかとが破れてきたら、そこだけ編みなおす」と故・町田貞子さんが書いていて憧れたなー。なんか、そういうのいいなー。
「手を動かす」って、生きる楽しみを作る基本で、そして最前線なんでしょうね。この指、すごいぞ。
Jane
私より年上のお友達、このコロナ禍、ズームミーティングで定期的に顔を見ていますが、メンバーの訃報が流れた回に、一心に編み物をしていたので、もしかしてと思ったら、やはり悲しみを癒し故人を偲ぶ時には手芸をする一家に育ったと後で聞きました。2、3回そういう時があったな….。
アメちゃん
「ああ、アメちゃん・・」
と書かれてたから、私、なんかやったか?って思ってしまいましたー。
手作りのポーチといえば
アルフィーの大ファンだった高校生の頃(ファンクラブにも入ってた)に
作ったポーチ。
いまだに使ってます!今は、糸を入れています。
メンバーのアップリケ。そっくりじゃないですか?すごくないですか?私(笑)
高見沢の口元にホクロ、という芸の細かさ!!
誰かに見て欲しかったんですー。
「好き」という情熱の凄さ。
ぱろる
ああ、カリーナさん!
おんなじ時期に、手仕事いいかも!って思ってたんですねー!
どんな手芸から始められるでしょうね〜?
あのキリムのあるお部屋のソファで、足元にスーちゃんがねそべって。
絵になります。ステキです。
私は道具から入ってしまいました。
ダーニング。
今流行りの「繕い物の刺繍」です。
あったかいので冬場に手放せない、メリノウール100%のインナーが、ヘビロテしすぎて盛大にほつれてしまって。
下着だから誰が見るではないけど、そのまま着てたら気持ちが荒みそうで。
で、ダーニング。
穴をチクチク縫うんですけどね。
説明をろくに読まずにとりかかり、穴が大きかったもので…
塩田千春のインスタレーションみたいな、命迸る混沌がたちのぼりました😅
まあ、それがいまのワタシ。
丁寧でいたい気持ちと、それすら乱暴にやっつける今の忙しい暮らしのコラボレーション。
まずはそれでよしとします。
はじめの一歩ですから。
糸を善くすると書いて、つくろう。
いい言葉ですよね。
これからもチクチク、よくしていきますよー。
町田貞子さんを思い出しながら。
ぱろる
あ、やっぱり一枚しか写真つけられなかった💦
塩田千春もどきの初作品がこちらです😅