第3回:ハレンチマンガの系譜、そしてなかよし・りぼん抗争
プリ子とはらぷはサバは読んでいないことをここに表明し、続きます!
サバ読み疑惑はさておき(笑)、今回の座談会にさきだって、今日参加できなかった他のメンバーにも事前にアンケートをとりました。それがまた面白いの。時代性ってことでいうと、つまみさんとほぼ同世代の爽子さんも細川智栄子を最初に読んだマンガにあげてます。
やった!
つまみさんも言ってた『あこがれ』をネットで検索してみたけど、ひたむき!次々襲いかかる不幸!純愛!絵がかわいいー!爽子さんが絵を真似して描いてたって書いてるのわかる…。
でもさ、本名「細川智栄子あんど芙~みん」先生なんですよね。芙~みん…?知ってる人いる?
知らね。
妹さん、じゃなかったでしたっけ??
そうなんだ…何十年も姉妹で続けているんですね…。細川智栄子は絵がずっと変わらないって思っていたけど、じつはけっこう変わっていたことをこのたび発見した。でも、単行本の最初にある「読者との交流コーナー」みたいなのはずっと変わらない…。
あと、中島。さんのファースト・マンガは『美季とアップルパイ』(山本優子)だそうです。これ、ロマンチックな恋物語かと思ったら、ものすごいドタバタラブコメディらしい。西城秀樹ならぬ南城秀樹というイケメンが美季の彼氏で、登場シーンで歌い、踊る…。そしてことごとくハレンチなギャグの数々…。
なにそれ。めちゃくちゃ読みたい。ハレンチなギャグが気になるぅ!
昔はハレンチなマンガがけっこう多かったですよね。『ハレンチ学園』(永井豪)とか『うっふんレポート』(弓月光)とか。しかし、いいタイトルだなあ。
おうちがマンガ御法度だった人けっこういるよね。桜子さんも家ではマンガ購入禁止だったって書いてる。
『がきデカ』(山上たつひこ)とかがやり玉にあがってた時代ですよね。
マンガを読むと頭がくさる!っていう時代だもんね。
PTAだ。
「なかよし」と「りぼん」の二大派閥に、雑誌ごとに「少女フレンド」派、「LALA」派、「小コミ(少女コミック)」派ってあった気がします。
わたしは「りぼん」派だったけど、付録はなかよしが豪華だったんだよ。
そうそう!わたしも「りぼん」派だったので、「なかよし」は付録で読者を釣っている!ずるいやつめ!って思ってました。
いやな小学生だな(笑)
「なかよし」は学校の恋愛ものとかが多くて、「等身大」っていうか…なんつーか「勝ち組」だったんだよ(笑)だから空想少女は対抗意識をもやしていたのかもしれない。「なかよし」の子は、現実の世界でも彼氏とかできる子って感じがあった。
「なかよし」読んでた子は女の子――だったよ。なのでたぶんあっという間に撤退したんだな、ワタシ。
わーかーるーーー!
だからモテなかったのか…(涙)
少女マンガ以外だと、面白いのがミキティさんで、小学生の高学年で少年マンガに目覚め、妹と交代で少年ジャンプを毎週買う。当時のお気に入りは、『リングにかけろ』(車田正美)、『銀牙 -流れ星 銀-』(高橋よしひろ)、『3年奇面組』(新沢基栄)、『パタリロ』(魔夜峰央)、『進めパイレーツ』(江口寿史)、『北斗の拳』(原作:武論尊 作画:原哲夫)。思い出に残るマンガは、いとこのお兄ちゃんちにあった『がきデカ』、あと永井豪のえっちなマンガ。
あのきれいで楚々としたミキティさんの意外な素顔…(笑)
男子だね。
ちなみにミキティさん男兄弟はいなかったらしいです。最初に読んだマンガは『ロリイの青春』(上原きみこ)、王道だ…。なのに、どこでこうなったんだろう。
ミキティさんは「いどばた」の「好きだったアニメ」の回でも男子っぷりをいかんなく発揮してるよ。
あの回、みんなのコメントも熱くてすごい面白かった〜。
みんなのアンケートは他にも、カリーナさんが『ベルサイユのばら』『エースをねらえ!』リアルタイム世代。私といっしょ!
しっかし『エースをねらえ!』の人気はすさまじいね。Ov40メンバーはだいたい15歳くらい年齢の幅があるんですけど、アンケートでもほば全員が「エース」に言及してるもん。
スポ根という一大ジャンルがあったよね。それ以前だと、『サインはV』とか『アタックNo.1』(浦野千賀子)。
バレーマンガね!
カリーナさんのアンケート、「運動場でも体育館でも「稲妻サーブ」(『サインはV』)に明け暮れました。」(笑)
やったー。後ろ向いてぐるぐる腕回してから打つんだよ、サーブ。
やったやった。これは意外と相手コートに入るんだよ。あとX攻撃ってのもあって、両サイドからふたりでクロスしてアタックするんだけど、空中回転するので物理的に試みる以前に無理だった。
物理的に無理ってすごいな(笑)
私も『エースをねらえ』ごっこを、社宅の庭で、バドミントンでやってました。ひろみ役とか、お蝶夫人役とかもその都度決めてたんですが、私は、ひろみの友人のマキちゃん役が多かったです(笑)。
お牧!ひろみの親友。単行本4巻で、となりのクラスの上田くんに告白されます。ちなみに、宗方コーチの「女の成長を妨げる…」という超名言も、同じく宗方コーチで、一部マニアでは有名な蜘蛛の巣柄の浴衣も、全部4巻です。「エースをねらえ!」の4巻は濃い!
「なかよし」読んでたひとすみません…。続く!
※次回更新は9月27日(水)です。
いまねえ
あ。「がきデカ」とくれば自称「こまわり君」ならぬ
ごましお頭の「ごまわり君」こと、いまねえです。
インパクトありましたもんね、この漫画。
後年「おぼちゃまくん」にこの系統の面影を見たのは幻か??
私の中学生時代は「サインはV」「アタックNo.1」
そして「ミュンヘンへの道」の放映があったこともあり
バレー部人気が急増。私もバレー部に入った一人です。
後ろ向きに腕を振り回してのサーブや訳もなくスライディングレシーブしたり。
当時の練習は体育館ではなく外のグラウンドでしたから体操着の下まで
砂や小石がはいって大変でした。うさぎ跳びもしましたね。
我が家はマンガ禁止ではなかったけど、
「なかよし」「りぼん」「少女フレンド」「マーガレット」
近所のお姉さんが買ったのを見せてもらっていた記憶があります。
自分で買うことがなかったのかな。。
細川智栄子、弓月光!わぁお、懐かしいぃぃ!!
okosama
こんばんは!「ドカベン」(水島新司)を父に買ってもらっていたokosamaです。
聞かれてないけど言いますね。最初に読んだマンガは覚えてないけど、りぼん派でした。
「エースをねらえ」は私もよみました。バレー部だったけど。
別マの話は次回でしょうか?ワクワク(^^)
弓月光、なつかすぃ〜〜。
はらぷ Post author
いまねえさま
「こまわり君」こといまねえさま(笑)こんばんは!
「死刑!!」って、よく他のマンガの中でも引用(?)されてましたよね。
私も小4のときにうっかりバレー部に入ってしまったクチですが(あまりに合わなくて2年間で辞めた)、「訳もなくスライディングレシーブ」しましたしました(笑)
外のグラウンドでバレーの練習は…想像するだけで痛そうです!
okosamaさま
わーいこんばんは!
okosamaさんもりぼん派!なかーまー!
そして、バレー部も一緒ですね。
別マ!
私は雑誌は読んでいなかったんですが、コミックスで読んだ槇村さとるもくらもちふさこも多田かおるもいくえみ陵も、みーんな連載は別マだったことに気が付きました。
持っていたマンガで一番多かったのは、なんといってもマーガレットコミックスだったです!(次点は花とゆめ)