新しい名刺
新しい名刺を作った。信頼できる若いデザイナーと相談しながら、コピーライターという職種だけが入った名刺を作った。これまで、入っていた代表取締役だのクリエイティブディレクターだのといった肩書きははずして、コピーライターだけにした。とても、素朴な、でも他にはない名刺ができあがった。
これから先、コピーライターとしての仕事しかしないと決めた。コピーを書く以外の仕事だとしても、そこにはコピーライターとしてしか関わらないと決めたのだ。社内にデザイナーがいて、そのデザインを守るために仕事をする、という時期がとても長く続いた。それが嫌ではなかったが、疲れてはいた。
できあがった新しい名刺を見たとき、今年56歳になった僕はワクワクしていた。早く名刺を配りたくて仕方がなかった。コピーライターとして仕事をさせてほしい、と心から思っている自分がいた。
これからも、映画の学校で教えるだろうし、なんだかよくわからない仕事もしなくてはいけないのだろう。けれども、この名刺を作ったことで僕はコピーライターとして生きていこうと決意できたような気がするのだ。
名刺というのは不思議なものだな、とつくづく思う。結局、僕は肩書きを削ることで、逆に自分の仕事を定義したのだと思う。これからは「コピーライターとしての仕事がいいなあ」と思っていただけなのに、肩書きをコピーライターだけにしたことで、以前よりもはっきりとした緊張感を手に入れることができた。
ということで、誰か僕と名刺交換しませんか?
植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→★
「ネコのマロン」販売サイト
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クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。
そして、こちらが「ネコのマロン、参院選に立つ。」のサイト
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在は、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師も務める。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。サイト:オフィス★イサナ
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